みなさんこんにちは。
「ピアノ名曲集」です。
今日は2月最後の週末です。
もう2月が終わるのです。
そろそろ「緊急事態宣言」が解除になる地域もあるようで、
春を迎えて、なんとなくウキウキしてきます。
さて今日は、モーツァルトの「トルコ行進曲」です。
トルコ、という国は当時のヨーロッパの人にとっては、異国のアジアを
意味していたそうです。
この曲はピアノ・ソナタの中の第3楽章なんです。正式には、
ピアノ・ソナタ 第11番 イ長調 K.331より 第3楽章
ピアノの発表会などでもよく弾かれる一曲です。
では、どうぞ。
トルコ行進曲
モーツァルトのピアノ曲は特に音色が美しいですね。
ですから意外と弾くのは難しいのです。
さて今日は、オーケストラ バージョンもお届けします。
オーケストラによる トルコ行進曲
オーケストラですと曲の強弱もよくわかり、指揮者の雰囲気もたのしげです。
ではここで、モーツァルトの生涯について少しお話しします。
音楽の神童モーツアルト
ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルトは1756年にオーストリアで生まれました。
お父さん(レオポルド)は宮廷のバイオリニストで、モーツアルトにピアノを小さい頃から教えました。
5歳の時に「メヌエット」を作曲し、周りから天才と言われていました。
レオポルドは幼いモーツアルトを、勉強のためにヨーロッパ演奏旅行をして回りました。
モーツアルトは、その後ヨーロッパ旅行で学んだことを、曲の中で表現しています。
8歳から10歳にかけて、ピアノ曲、交響曲、オペラなどを沢山書きました。
彼の天才ぶりは一度聞いた曲を全部忘れない、ということができたからでもあります。
14歳の時にイタリアのシスティン教会で(ミゼーレ)という曲を聴き、
教会の外には絶対に出せない曲で誰も楽譜をみたことがないのに、彼は全てを
楽譜に書き残すことができました。
20歳を過ぎてからは、優れた作品を次々に発表し、その中でも特に
「フィガロの結婚」「ドン・ジョバンニ」「ジュピター」などの交響曲、
そして、ピアノ・ソナタ、ピアノ協奏曲などは特に有名です。
しかし30歳を過ぎた頃から、だんだん体調を崩し、貧困のなか36歳の
若さで亡くなりました。
彼の音楽は、真っ青な青空のように澄んでいて、そして真珠のように美しく
輝いています。いつも聞くひとの心をとても爽やかにしてくれます。
まとめ
モーツアルトの音楽が脳や体に良いとされる一つの理由としては、
その、音色の美しさ(純粋さ)であると思います。
和音の澄んだ響きが、脳などに良い影響を与えます。
「ミゼーレ」という曲は合唱曲でかなり複雑なはずなのに、彼は一音違わずに
楽譜にしたそうです。確かこの話は、脳科学者の茂木健一郎さんがお話し
していました。茂木先生は恐らく彼は「サバン症候群」ではなかったのか。
とお話ししておられました。
そうですね、超人的ですから、普通ではないですね。
今日はこの辺で。
ではまた。