大人の初心者のためのコード弾きピアノ教室。 コードの転回形はなぜ必要なのか、について解説します。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださりありがとうございます。

 

今日の気温は昨日よりもグッと下がって、着るものに困る日々が続いています。

昨日は湿気のある暑い日でしたから、なおさらそう感じます。

 

昨日、5月19日(日)に無事ピアノの発表会が終わり、ホッとしています。 よかった点や改善すべき点もあり、何回やっても満足いきませんね。

 

目次

  • 昨日の発表会について

  • コードの転回形の必要性について

  • まとめ

 

今年の発表会について

 

 

 

このお花はいつも褒めてもらえます。

今回は「ピアノの発表会が初めて」のかたが6人いました。 大人の方の参加もあって私としても大変に嬉しかったです。

 

 

普段のレッスンでは味わえない、特別な時間を生徒さんたちと共有できたことが、何より価値があるのだと感じています。

これを機会に多くの大人の生徒さんが発表会にご参加くださることを願っています。

 

 

コードの転回形の必要性について

 

さてさて本題に入ります。 コードを習う時にはまず基本形から学習いたします。何事も基本が大切ですから。そして少し立ちますと、転回形のことが出てきます。 ここからがコード奏法をうまく弾いてゆくのに必要なことなのです。

 

 

これは「メリーさんの羊」ですが、皆さんよくご存知だと思います。

コードは2種類です。Cコードと、Gコードです。 Gコードは転回形のシレソを弾きます。

 

 

 

CとG のコードの基本形はこの様に、結構離れています。 たった2種類のコードでできている曲であっても、上がったり下がったりするのは、慣れないと大変です。それに弾いていても聴いていても凸凹した感じがあります。

 

そこで転回形を使うのです。それぞれの共通音がソの音ですから、ドミソ から シレソ へ移れば良いのです。

 

 

転回形についての動画を見てください。

 

 

まとめ

 

コードは単体では、あまり意味がありません。いくつかのコードが連なって、音楽が流れていくのです。 ですからいかになめらかにコードを弾いていくかは大切なことになります。

 

もちろん、その逆にインパクトを表現したい時には、大きく動くこともあります。

コードは動いて行きます、それを「コード進行」といい、いろいろなパターンがあります。

 

とにかくたくさんの曲をコード弾きして、コードの流れや押さえ方が慣れてくると、自然と転回形も使いこなせる様になってきます。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 調(キー)について解説いたします。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

私ごとですが、明後日にピアノ教室の発表会があります。

もう準備は万端なのですが、何回やっても「何かし忘れたことがありそう、、、」と感じてしまします。

 

 

そして発表会が終わった時の開放感を味わい、その後何しようかな、と考えてしまいます。

今回は大人の方も参加致しますので、それはu-tubeなどでもアップしたいと思います。

 

さて今日は調(キー)についてお話しいたします。

ピアノを習い始めは理解しやすいように、ハ長調ばかりを弾きますが、だんだんと#(シャープ)などがつく調になったりいたします。 それがどんなことなのかをお話ししたいと思います。

 

目 次

 

  • # シャープ系のメジャーキー
  • ♭ フラット系のメジャーキー
  • 調号
  • まとめ

 

 

 

#系のメジャーキー

 

メジャー スケールの音の並び方は、ハ長調が基本です。「ドレミファソラシド」 ミファ と シドの間が半音関係ですね。 これをト長調(Gメジャー)にすると 「ソ ラ シ ド レ ミ ファ# ソ」 となります。

 

数字で表すと、「12345678」 このように半音関係になるかしょが2箇所あります。ですからト長調になっても半音関係の場所は同じにします。そうなるとどうしてもファの音を半音上げなくてはなりません。

 

これでもまだ#がつくのは1箇所だけです。ではDメジャー(ニ長調)のスケールはどうでしょうか。

レミファソラシドレ」 同じように半音関係にするには、「レ ミファ# ソラ シド# レ」にいたします。

 

 

♭系のスケール

 

では同じ様に♭がまず一つのへ長調から見ていきましょう。

「ファソラシドレミファ」 これを 「ファ ソラ シ♭ド レ ミ ファ」 にしますと、綺麗なスケールになります。ぜひ鍵盤で弾いてみてください。

 

ではもうひとつ調号を増やすと、「シドレミファソラシ」 これはどうでしょうか、いきなりシとドが初めに出てきて、これでは困りますので、この様にいたします。「 ♭シ ドレ ♭ミファ ソラ ♭シ」。これはB♭のキーです。

 

 

もう初めの主音からフラットがつきますね。♭は日本語では「変」といいますので、変ロ長調となります。

 

 

 

調号

 

この様にそれぞれの調には調号がつきます。ついていないメジャーキーはハ長調です。ですから初めのうちはハ長調の曲ばかり弾いていきます。慣れたらト長調やへ長調などを弾いてゆきます。

 

この調合のつく順番は決まっています。

 

 

【♯の増え方】

ファ → ド → ソ → レ → ラ → ミ → シ

 

【♭の増え方】

シ → ミ → ラ → レ → ソ → ド → ファ

 

まとめ

 

今日お話ししたのはメジャーキーです。マイナーになりますと、少しややこしい部分もありますので、まずはメジャーの方をしっかり覚えてください。

何よりも実際に弾いてみることが大切です。ハ長調以外にもチャレンジしてみてください。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 コードの転回形はなぜ大切なのか。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

今日は「母の日」です。日頃、家族みんなのために、家事などをやってくれているお母さんに感謝する日ですよね? まあ最近では家事を頑張るご主人もいらっしゃるようで、私は大変に感心しております。

 

さて本題に入ります。 コードは一つだけでは音楽としては成立し難いのです。 コード1つでできている曲もありますが、かなり貴重です。 例えば、ブルース・スプリングスティーンの「Born in the USA」などはコード1つでした。

 

ですからコードは幾つか曲の中には出てきます。 そして連結していきます。 これが「コード進行」というものです。 コードにもそれぞれ役割や個性がありますから、それを無視してはおかしなことになってしまいます。

 

目  次

コードの連結について

コードの転回形について

まとめ

 

 

コードの連結について

 

各コードとコードを連結して歌などができます。

 

歌や曲には必ず、トニック、ドミナントは使用されます。ハ長調の場合はCコードとGコードですね。この様にしてみると音が離れています。Gコードは上の方にある感じです。

 

歌や曲中にこのような跳躍することはあまりありません。何かそれを狙って、意味を持たせる場合は別ですけれどもね。そこで必要になってくるのがそれぞれのコードの「転回形」です。

 

音楽的にコードとコードを連結するために、コードを転回して使用するのです。

 

 

コードの転回形

 

コードは3つ以上の音が使われます。 コードは基本形から学びますが、コードを連結する様になると、転回形が必要になってきます。その方が自然であり、より音楽的であるからです。

 

 

私のYouTubeチャンネルでも解説しています。

 

 

これは音が一列に並んでいる鍵盤楽器ならではのことです。 これがギターなどのストローク奏法ですと、気にはならないと思います。

 

転回形は3和音の場合には第2転回形まであり、4和音(セブンスコード)の場合には第3転回形まであります。全てのコードの転回形が押さえられる様にする練習は必須です。

 

それにはコードの構成音がわかっていないとできませんから、何事もまず基本形からスタートしましょう。Cコードの基本形はドミソ、第一転回形はミソド、そして第2転回形はソドミ、という風に実際に鍵盤上で確認しましょう。

 

まとめ

 

よくコード奏法は「簡単」「弾きやすい」などと表現しますが、この転回形に入ってくると少しややこしく感じるかもしれませんが、たくさん手を動かして弾いているうちに、自然と転回形も押さえられるようになります。

 

とても地味な作業ですが、ここをクリアーすると後が楽ですよ。

 

頂いたお花と、買ってもらったウオーキング用のシューズ。

ウォーキングを始めるわけではなく、旅行などに行っても、どんなに歩いても疲れない靴が欲しかったからです。

 

それと大谷選手の奥様が、プレゼントに「シューズ」をお願いした、という話を聞き、なんの繋がりもありませんが、

なんとなく私もあやかってシューズにいたしました。

 

ウォーキングをされている方はどの様な靴で毎日歩いているのでしょうか。

 

では良い「母の日」をお過ごしください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 コード進行とはなんでしょうか。 

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

今日は少し涼しくて、梅雨の様な日です。 もう春が終わってしまったようで何か、寂しい気持ちになります。

春の連休も終わり、またいつもの生活が始まりました。

 

ところで皆さんは「楽典」などをお持ちですか? 今このブログに書いていることは、いわゆる

「楽典」の中の一部分になります。 そして一般的な楽典よりも、このブログで書いていることは、

ややコードに関する部分が詳しいです。

 

「楽典」をお持ちでも、読んだだけで理解できる方は少ないと思います。そうなりますとどうしても説明してくれる方が

必要になります。 ですのでここで解説をしている訳ですが、いかがですか理解できそうですか。?

さて今日は「コード進行」とはなんでしょう。というお題ですが、その辺りをお話ししてまいりましょう。

 

 

  目 次

  1. コード進行とは

  2. 曲作りの時に

  3. まとめ

 

コード進行とは

 

コードはたくさんの種類がありますが、機能的に大きく分けて3種類あります。それがT(トニック)SD(サブドミナント)D(ドミナント)です。 それぞれ特徴があり進行するべき方向があります。

 

それを無視しては曲として成立しないのが現実です。

まずはこの譜面をご覧ください。

 

 

皆さんよくご存知の「メリーさんの羊」です。 この譜面には3種類のコードがありますが、以前の記事にもありましたが、代理コードを使用することもできます。

 

ですが、「童謡」でありますからその性質上、あまり代理コードを使用するのは考えなくてはなりません。これを基本にしてアレンジや編曲をする場合は、大いに代理コードを使用するべきですね。

 

曲中のCコードはGに進んだりDmに進んだりしています。そうですトニックであるCコードはDmやGに進むことができます。そしてDmもGもやがてはトニックのCコードに戻ってくるのです。

 

このトニックから始まる進行を「コード進行」といいます。 C-Dm-G  は 「トニックーサブドミナントードミナント」ですが、C-G-C  「トニックードミナントートニック」の進行もあります。

 

 

曲作りの時に

 

このコード進行はどの様な時に役に立つかといいますと、皆さんがオリジナルの歌などを作ってみたい、と思った時に大変に役立ちます。

 

トニックから始まって、サブドミナントに進み、ドミナントへ行く、という一連の進行を繰り返すのが一般的です。もちろんこの中にさまざまなコードが出てきますが、基本は同じです。

 

それを知るためにもいろいろな歌などをコード分析してみると、よくわかると思います。

 

 

まとめ

 

コード理論とか、ポピュラーコード理論などとかありますが、実はこれアメリカにはなくて、コードが開発された本国アメリカでは、「ジャズ ハーモニー」いいます。

 

ですからコード理論はイコール「ジャズ ハーモニー」なのです。 アメリカで誕生したコードを使用してジャズは生まれました。ですからアメリカ文化のコアな部分なのですね。

 

 

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 Cコードに変わるコードがある。 代理コードというものについて。

 

皆さんこんにちはお元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

いよいよ咋日からゴールデンウィーク第2弾が始まりましたね。 皆さん連休のお話で盛り上がっていますか。 お子さんたちも長い休日や家族との時間が増えるので、なんだか嬉しそうです。

 

さて今日のテーマは「代理コード」についてです。

 

目  次

 

  1. 代理コードとは
  2. トニックの代理コード
  3. ドミナントの代理コード
  4. サブドミナントの代理コード
  5. まとめ

 

代理コードとは何か

 

スケール上にできるダイアトニックコードの中で重要な「主要3和音」だけでも曲は作れます。ですがそれだけではありません。いろいろなコードが使用されます。その中には「代理コード」を使用することも珍しくはありません。

 

なぜ代理コードを使用するかというと、同じメロディーを繰り返すときに同じコードを使用するのは、少し音楽的ではないと思われるからです。

 

そして特に4和音の時になぜ使用できるのかがよく理解できます。それは構成音が同じであるからです。

 

 

トニックの代理コード

 

 

 

 

 

 

まずキーがCの時のダイアトニックコードが並んでいます。

一番初めのCM7の構成音は「ドミソシ」です。そしてその代理コードとなるのはEm7、Am7です。

 

そして、Em7の構成音は「ミソシレ」です。「ミソシ」は同じで、も一つのレの音は実はCコードの9th(九番目のテンションノート)であるのです。

ですから同じ構成音とみなします。同様にAmもCの代理コードになりますが、

構成音は「ラドミソ」ですが、ドミソを含んでいますね。さらにラの音はCコードの9thにあたります。

 

 

 

ドミナントの代理コード

 

ではドミナントの代理コードはどうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

キーCではG7がドミナントです。そしてその代理コードとなるのは、Bm7-5 (ビーマイナー セブン フラット5)

になります。

このコードはあまり馴染みのないコードですが、G7の代理として使用できるのです。

 

 

サブドミナントの代理コード

 

 

 

 

 

 

サブドミナント(F)の代理コードとして使用できるのは、Dm7 です。これも構成音が似ているためです。

代理コードで大切なことはコードの機能が失われないことがあります。 このDmコードは、サブドミナントのコードとしてよく使用されるコードです。

 

 

まとめ

 

代理コードはあくまでも代理ですから、使用しすぎると訳がわからなくなります。そしてこの代理コードの使用は曲に変化をつける時にも使用されて、アレンジなどに活用されます。

 

童謡なども代理コードで伴奏することもできますが、あまり雰囲気が変わってしまうとなんの曲だかわからなくなりますが、自分自身で好き勝手にやる分には大変に面白いです。

 

ではまた。