虹の彼方に オーバー・ザ・レインボウ「Over the rainbow」 アメリカンポップス名作集より

皆さんこんにちは。お元気ですか?

もう七月も今日で終わり、明日から八月です。

時の経つのは本当に早いものです。

来月もまた暑いですが、夏の後には秋が来ます。(当たり前だけど。)

私は暑いのが苦手なので、秋が待ち遠しいです。

 

さて本日は「Over the Rainbow」をお届けいたします。

日本でもお芝居やミュージカルなどで有名ですね。

 

 

虹の彼方に

 

1939年のアメリカ映画「オズの魔法使い」の劇中歌で、主人公の少女ドロシーを演じた

ジュディー・ガーランドが歌いました。

 

 

この作品はアカデミー歌曲賞と作曲賞を受賞して、ジュディー・ガーランドにも

特別賞が与えられました。

他のアーティストもこの曲をヒットさせています。グレン・ミラー盤もありますし、

2004年にアメリカ映画協会による「アメリカ映画史上で最も偉大な100曲」において

堂々の第1位を得ました。

 

 

ジュディー・ガーランド

 

当時17歳だったジュディは14歳の「田舎娘」という設定で出演しました。

彼女は身長が151cmと大変に小柄でしたから、ぴったりの役でしたね。

プライベートでは5回結婚されています。2回目の結婚のとき生まれたお子さんが、

ライザ・ミネリになります。

 

デビュー当時から少し肥満気味であった為、会社との契約に「スリムでいること」を含め

強制的なダイエットを命じられた、そうです。その辺りから薬物に入って行ったようです。

最終的には薬物中毒で亡くなっているようですから、変なダイエットをしたのでしょう。

 

コード進行

 

 

とてもおしゃれな感じのジャズ・アレンジされた「虹の彼方に」いかがでしょう?

日本の風景ともマッチして大人の曲に仕上がっていますね。

このように名曲は多くの方に演奏され、アレンジされ、スタンダードとなり今でも

歌い継がれています。そのような曲がアメリカンポップスには多いように思います。

その一つの理由としては、アメリカンポップスをジャズプレイヤーがアレンジしていること

があります。ジャズの世界では、新しい曲もありますが、なんと言ってもスタンダードナンバー

が大切なのです。古い曲を何度も何度も引き継いで、歌い継いでゆく独特の文化です。

 

まとめ

 

「オズの魔法使い」は御覧になった方は多いと思います。

このお話は、永遠のテーマでもあります。

青い鳥を探しに行った兄弟の話や、西遊記のようなお話とも共通点があります。

皆ひとりではゆかずに仲間と一緒に、あるいは兄弟と一緒に行くところも興味深いです。

今の時代にもしっくりくる内容だと思います。

人は皆、個性や嗜好がそれぞれありますから、その個性をお互いに大切に、そしてそれを互いに尊重して

生きていくのですね。

 

ではまた。

 

 

ハウ・ハイ・ザ・ムーン 「How high the moon」 今も歌われているアメリカンポップス集

皆さんこんにちは。お元気ですか?

連日のオリンピックでの日本選手たちの活躍、嬉しいですね。

やっぱりオリンピックはやってよかった、とは思いますが、あとが怖い感じ。

専門家の予想通り、都内では3000人を超える感染者数を超えて、周りの三つの県も

再び「緊急時停宣言」のようです。

もう、すっかり「緊急事態」には慣れましたが、慣れすぎて効果が薄くなるような

気がします。他に方法がないのでしょうか。

Love Letters のコード進行

 

さて前回の「Love Letters」のコード進行が抜けていましたので、早速お出しします。

 

                                           Em7

Love letters straight from your heart

Am             D7            G

Keep us so near when apart

C#m7   F#7            Bm  E7

I’m not alone in the night

Am      E7                  Am7       D7

When I can have all the love you write

 

G                          Em7

I memorize every line

Am7        D7                   G Dm7 G

I kiss the name that you sign

C+7              Cm7   F7      G

And darling, then I read again

 Bbdim

Right from the start

Am7            D7                           G

Love letters straight from your heart

 

少し見づらいですが、以上です。

 

では本題ですが、本日は「How high the moon」です。

 

How high the moon

 

 

映像は古くてなかったのかしら。レコードの音がしますね。

途中からのアドリブというかスキャットというますか、リズムにあわせて「ドビ ドビ」

歌っています。もはや楽器のアドリブと同じですね。

 

 

こちらは大変に歌いやすくなっていて、丁寧に歌えますね。

 

そして以前にもご登場いただきましたとてもいい感じでジャズしています。

(個人的に好きです。)

そしてピアノの映像は大変に勉強になります。

 

 

この曲の和訳は少し難しいのですが、大体このような感じでしょう。

歌詞の和訳

 

どこからか音楽が聞こえてくる

なんて微かなメロディーなの

どこかに天国があるのかしら

 

月の空の上に見えない

間もまた遠くにある

あなたが私と同じくらい

私を愛して食えることが 現実となるまでは

 

どこからか音楽が聞こえてくる

どのくらい近くどれくらい遠いのだあろ

どこかに天国がああるのね

そこにあなたがいる

 

真っ暗闇の夜も光に満ちるでしょう

もしあなたがすぐにここに現れたら

あなたが現れるまで 私の心は静かなまま

月はなんて高いところにあるのかしら

 

まとめ

 

 

本日は大変にまとまりがなく、それをまとめるのは厳しいです。

ですが、改めて英語の歌詞や和訳を見ますと、意味がよくわかって

歌いやすいし、良いヒントになりますよね。

英語の発音練習にもgoodです。

 

皆さんもぜひ鼻歌してみてください。

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラヴ・レター (Love Letters)  アメリカンポップスの名曲集です。

皆さんこんにちは。お元気ですか?

毎日熱戦が繰り広げられている、オリンピックですが、皆さんは

ご覧になっているでしょうか。

私は時々見て、びっくりしています。 日本人の選手たちの活躍に驚きを隠せません。

例えば柔道や卓球、そしてスケボー。

スケボーが正式種目になっていたことすら知りませんでした。

 

選手の方達は、例え無観客であっても何も普段と変わることなく、競技に

集中していますね。何が起きても動じない心、素晴らしいです。

あやかりたいです。ずーっと鍛え続けてこられた方達は、やはり独自の哲学を

持っているように思います。これからも応援します。

 

さて本日は、「オールデイズ」と「アメリカンポップス」はどう違うのかを

少しお話しいたします。

 

オールデイズとは

 

オールデイズとは、主に1950年代半ばから、1960年代にヒットしたアメリカやイギリス

またはフランス、イタリアなどのポピュラー音楽のことを指します。

今回私が取り上げているのは全てアメリカンポップスで年代も1930年位からの曲もありますので

「アメリカン・ポップス」というべきですね。

そして今日は「ラブレター」をお届けいたします。1945年の作品です。

 

ラブ・レター(Love Letters)

 

 

1945年のアメリカ映画「ラブ・レター」の主題歌として、ヴィクター・ヤングが作曲しました。

色々な歌手の方が歌っていますね。ペギーリーや、エルヴィス・プレスリーによるカバー盤なども

あります。

 

 

はい、プレスリーによるカントリーな「Love Letters」。いかがですか。

女性にはこちらの方が良いかもしれませんね。彼の熱唱ぶりがよいですね。

 

ビクター・ヤング

 

 

アメリカンポップスを語る上で、よく名前が上がる作曲家のご紹介です。

シカゴ出身のヤング氏は初めヴァイオリニストとしてデビューしましたが、

テッド・フィオリト楽団に参加したことで、ポピュラー音楽の分野に移りました。

(クラシック出身なのですね。)そして多くの軽音楽(ポピュラー音楽)を作り

ビング・クロスビーなどの歌手に曲を提供して、1930年代中頃から映画音楽に専念するため

ハリウッドに移りました。

 

彼はアカデミー賞に22回ノミネートされましたが、生前に受賞することはありませんでした。

皆さんもご存知の「80日間世界一周」や「誰が為に鐘はなる」、西部劇「シェーン」(泣ける名作)

「エデンの東」なども彼の作品なのです。」

 

アメリカ映画の黄金期に活躍されたのですね。

 

まとめ

 

私は映画音楽も大好きなので、「映画音楽特集」もやりたいな、と思ってしまいました。

現在は映画館に行くことも少し遠慮しがちですが、やはり音楽や文化は人が運んで育てて

いくものですが今は、その肝心の人間が動けずに停滞気味ですが、形を少しずつ変えて

また発展していくことを願っています。

 

まだまだ暑い夏は続きます。外出時には日焼け対策や、水分補給を忘れずにしましょう。

そしてお家の中で楽しいことを見つけましょう。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

You’d Be So Nice to Come Home To  アメリカンポップスの名曲集です。

皆さん、こんにちは。お元気ですか。

昨日いよいよ「東京オリンピック」が開幕しました。

夜の8時からの開会式でしたが、ご覧になりましたか?

私は途中まで見ました。観客のいない開幕式は、やはり(勝手にやってる)感が

ありましたね。工夫は感じられましたが、個人的には何となく「心が白けていた」。

 

選手の皆さんには申し訳ないですが、今回は開会式はなくても良いのではないか、

とさえ思いました。なぜならマスクなしで踊っているダンサーのかたがたくさんいました。

(命を守る行動)は、どこへ行ったのでしょうか。皆さんの今後のことが心配になりながら

見ていましたが。もうこうなると、ワクワク感などは感じられません。心配だけがあります。

 

さて今日は、ヘレン・メリルでお馴染みの曲です。

この曲名は日本語にしずらくて、「あなたの待つ家に帰れたら素敵」ということになります。

 

You’d Be So Nice to Come Home To

 

 

コール・ポーターが1942年に、映画の挿入歌として作曲されました。

戦場に送られた青年が愛する女性を想う気持ちを歌い上げた。ということは

主人公は男性になるのでしょうか?

男性シンガーも歌ってますが、女性が多いですね。

中でも、青江三奈さんが歌っているのを見ますと、声がヘレン・メリルに似ていて

なかなか良いです。

 

ヘレン・メリル

 

「ニューヨークのため息」と言われた、アメリカのジャズシンガーで現在92歳です。

お元気でしょうか。 残念ながら2017年に引退をされています。

彼女は約6年間、日本に移住されていました。ですので、その間には日本人アーティストとの

共演もかなりありましたし、大変な親日家として有名です。

引退宣言の後、日本におけるラスト・ライブをブルーノート(東京)で開催しました。

 

 

いつまでも可愛らしい感じの方ですね。

 

コード進行

 

 

コードは Bb のものもありますが、今回はCメジャーにしました。

歌は歌手によって、音域が違いますし、その歌い手さんの歌いやすい音域で

コードも変化します。 Cコードから始まる、ハ長調は一番分かりやすくて

楽器では演奏しやすいですので、是非ご参考にしてください。

 

まとめ

 

ジャズシンガーは長く活動されている方が多いですね。

もちろん他の楽器もそうですが、長く続けることがいかに大切か

私くらいの年齢になると、本当に感じます。

皆さんには長く続いたものがおありでしょうか。

なんとなく続いてしまったことなども、何か意味があると思います。

 

ローマは一日にしてならず。 なんでもそうですよね。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スターダスト (Stardust) アメリカンポップスを和訳・コード付きでお届けします。

皆さん、こんにちは。 お元気ですか? 今日も暑いですね。

夜は絶対、エアコンつけて寝ましょうね。何故ならば、

夜寝苦しいと、睡眠不足となって、パワーが出ませんから、日中に活動を少しして、

夜ぐっすり眠るのが理想ですね。 私もそれを目指しています。

 

さて今日の今日は、「スターダスト」です。

大変な名曲です。であるとともに、この曲の作曲者、ホーギー・カーマイケルが曲を書いた

経緯がなんともロマンチックな誕生秘話として、残されています。それは、

 

ある日ほーギーが母校の大学(インデイアナ大学)を訪れたときに、かつての恋人ドロシー・ケイト

のことを想うちに、ふと口から零れたメロディーを近くのカフェのピアノを借りて、まとめた

という話です。さあ、では早速聞いてみましょう。 1927年作曲です。

 

スターダスト

 

 

この甘い歌声は、ナットキングコールです。

彼は初めピアニストとして活躍していました。

ピアノで弾き語りもいたしますが、なかなかうまいですよ。

是非皆さんも御覧になってください。

いいですね、ピアノもうまくて、歌もうまいなんて!

 

他にも「モナ・リサ」や「スマイル」「トゥー・ヤング」などがあります。

 

コード進行

 

こちらがコード進行になります。

かなりセブンスコードが多いですね。

 

 

ホーギー・カーマイケル

 

 

こちらがカーマイケル氏です。なかなかのハンサムですね。

時代的にジャズの後期頃のピアニストであり、シンガーであり、作曲者であったそうです。

クラシックのピアニストが、歌も歌うということはありませんが、この時代のピアニスト

はいわゆるジャズピアニストですから、ピアニスト=作曲者、作曲者=ピアニスト、

ということになります。

 

ナット・キングコールもそうですが、弾き語りはことあたりからあったわけですね。

それが可能なのは、コード奏法だからです。

 

まとめ

 

私くらいの方には、この曲は「シャボン玉ホリデー」の番組最後の曲として

耳に残っているかもしれません。

毎回、吹き出しそうに双子の姉妹が歌っていましたね。

改めて歌詞を見てみると、純粋なラブソングです。

そしてその誕生秘話も素敵ですね。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

誰しもいつか誰かを愛する 「Everybody Loves Somebody」 懐かしいオールデイズ

皆さんこんにちは。お元気ですか?

連日の猛暑は外出を億劫に感じさせます。

まあ、このコロナ禍でなるべく外出は控えましょう、ということになっていますが

さらに拍車がかかって連日ステイ・ホームしている私です。

 

少し前までクラシック音楽特集をやっていましたが、皆さんはどのような音楽が

お好きなのでしょうか。どうしても一方通行なブログですので、大変気になります。

聞き流すだけでも音楽はいいので、数ある音楽の中から自分が好きな曲に巡り合う

チャンスと思うと、多くの曲を聞いた方が良いです。

最近私も「惚れ込んだ曲」があります。もう頭の中がその曲でいつもいっぱいみたいな。

 

では本日の曲は「Everyboday Loves Somebody」です。

 

Everybody Loves Somebody

 

 

ちょっと酔っているような歌いかたですね。それにしてもアメリカが最高にカッコ良かった時代を

感じます。

 

英語の歌詞

 

誰かが誰かを愛してる

Everybody loves somebody sometime
Everybody falls in love somehow
Something in your kiss just told me
That sometime is now

Everybody finds somebody someplace
There’s no telling where love may appear
Something in my heart keeps saying
My someplace is here

If I had it in my power
I’d arrange for every girl to have you charms
Then every minute, every hour
Everybody would find what I found in your arms

Everybody loves somebody sometime
And though my dreams were overdue
Your love made it all worth waiting
For someone like you

If I had it in my power
I’d arrange for every girl to have you charms
Then every minute, every hour
Everybody would find what I found in your arms

Everybody loves somebody sometime
And though my dreams were overdue
Your love made it all worth waiting
For someone like you

 

日本語に訳すのは難しい曲のタイトルですね。

気になるコード進行は有料の楽譜になってしまい、何か制限が

あるのかもしれませんが、私が考えるにはキーはFでしょう。

途中までつけてみますと。

 

コード

 

F                F#                     Bb           D7

Everybody loves somebody sometime

 

Gm7          Eb             C7

Everybody falls in love somehow

 

F                            D7       Gm

Something in your kiss just told me

 

C7              F

My sometime is now

 

と、こんな感じでいかがでしょうか?

 

まとめ

 

今朝、TKG しようとしたら、なんと双子でした。

感想としては、やはり黄身が多めにかんじました。(どうでも良い話!)

 

楽曲や論文などは著作権の縛りがあり、いつでも自由に出せるわけではありません。

特に、当たり前ですが、他人の作品をアップする時には気を使わなくてはなりません。

ですがクラシックは問題ないです。

 

というわけで、コード進行に関しては、途中までですが、描いてみました。

個人的にコードをつけて演奏したり歌うことは問題ありませんので、皆さんも

弾いてみてください。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

オールデイズを英語で歌ってみませんか? 「On The Sunny Side of the Street」

皆さん、こんにちは。梅雨もすっかりあけて真夏日の毎日が突然やってきました。

体調はいかがですか? 本日は快晴ですが、ぜひ熱中症対策をお忘れなく。

それと外出の際には日焼け対策も怠りなくどうぞ。

今はまだ夏の始まりですが、これが少し経つと夏バテに変わります。

 

夏といえば、私の大好きな曲が浮かびます。確か生まれて初めて買ったレコードでした。

それは「夏の日の恋」『A Summer Place』です。

もうパーシーフェイス氏は亡くなりましたが、「パーシーフェイス オーケストラ」は

見にゆきましたよ。 もう何度でも聞きに行きたいです。

では、早速私の個人的なチョイスでまず、「A Summer Place」をどうぞ。

 

夏の日の恋

 

 

もう、何度でも聴きたいです、この曲は。「避暑地の出来事」というタイトルもありますね。

ですが現実として、この猛暑の中でこのような爽やかな曲を聞くのはギャップがあって

非現実を楽しむと言いますか、妄想に浸ると言いますか、はたまた若い時を思い出すと

言いますか。皆さんのご自由になさってください。

 

さて本題に入ります。今日の「On the Sunny Side of the Street」は、邦題が

「明るい表通りで」になっています。

 

On the Sunny Side of the Street

 

 

フランク・シナトラなど多くのシンガーが歌っていますが、今日はゆっくりとしたドリス・デイ

の歌でお楽しみください。歌詞を見ながら歌っても良いですね。

 

コード進行

 

次にギターとピアノ伴奏による、ジャズプレイをどうぞ。

軽い感じでいいですね。

 

 

英語ばっかりで、何を言っているのかわからないですね。では日本語訳を見てみましょう。

 

日本語で歌う

 

 

これもまた違った感じで良いですね。

ポップスはアレンジが効くので楽しいです。

 

まとめ

 

 

1930年の作品であるこの曲は、スタンダードとして定着していますね。

歌い始めの、「grab your coat ~」コートをつかんで〜、という表現がなんとも

アメリカっぽいと私は感じます。

当時の黒人を中心としていたジャズは、スウイングするので、とても楽しく前向きな

気持ちにさせてくれます。

自然と体もリズムをとってビートを打ちますね。

 

お知らせ

 

本日は皆様に、お知らせがございます。

不肖の身であります私河原が、kindleから電子書籍を出版いたしました。

本のタイトルは「やさしい楽典の本」です。

ピアノ教師を30年以上にわたり、やってきましたが、この「楽典」の部分が

どうしても欠落しやすいのです。

ですが大人の方が、いきなり受験生用の楽典を見て理解できることはありません。

お子さん用の可愛い楽典でも良いと思いますが、いずれにしても「説明をしてくれる人」

が必要になってきます。「どうしてこうなんですか?」という質問に答えるためです。

 

それで、まだまだ不慣れな私ですが、とりあえず出してみようと思い、出版に至りました。

詳しく、やさしく、丁寧にをモットーに、動画による説明もありますので、ご興味のある方は

ご笑覧ください。

 

ではまた。

 

 

 

 

アズ タイム ゴーズ バイ(As time goes by)  時の過ぎゆくまま アメリカンポップ

皆さんこんにちは! お元気ですか?

「懐かしいアメリカンポップス」のシリーズです。

このシリーズを懐かしいと感じる方は、おそらく私と同年代くらいだと思います。

私も年々振り返ることの方が多くなりがちですが、過去は過去、もう終わってしまいました。

今や人生100年時代になり、できるならより楽しくこれからの毎日を過ごしたいです。

 

コロナのこともあり、家に閉じこもりがちですが、これからのことを(楽しいこと)を

思い巡らしたり、いつかまた旅行に行けますから、その日までに体力をつけたり、下調べを

したり、もうやることいっぱいですよ。

前回もサンフランシスコの観光名所をご案内しました。何かのご参考になったら幸いです。

では、本日もスタートしましょう!

 

As Time Goes By

 

 

歌詞と日本語訳、コード進行

 

This day and age we’re living in                       Fm                 Bb7
僕たちが生きている今の時代

Gives cause for apprehension                                  Gm7b5   C7   Fm7  Bb7
心休めずにいる

With speed and new invention             Eb                     Fm7
速さだの新しい発明だの

And things like third dimension                                Gm7                  C7
三次元の進化に

Yet we get a trifle weary                                           F7                     F#dim
それに少しうんざりだ

With Mr. Einstein’s theory                                         Gm7     C7       Fm7     Bb7
アインシュタイン博士の理論にも

So we must get down to earth at times                      Eb
だからたまには地に足を着けて

Relax and relieve the tension                                     Gm7                C7
くつろぎ、緊張の糸を解くべきなんだ

And no matter what the progress or what may yet be proved   Gm7       C7
進歩やいつか証明されるだろう研究結果なんて取るに足らないこと

The simple facts of life are such                                 Fm7                  Bb7
人生で大切なこととは

They cannot be removed                                           Gm7b5     C7     Fm7    Bb7
決して人が動かすことの出来るようなものではないから

<Chorus>

You must remember this                                   Eb                  Fm7
これだけは覚えていてほしい

A kiss is still a kiss                                                      Gm7                C7
キスといえばキスをすることだし

A sigh is just a sigh                                                     F7                    F#dim
溜め息といえばやっぱり溜め息をつくこと

The fundamental things apply                                      Gm7  C7   Fm7    Bb7
つまり大切なものは変わらないんだ

As time goes by                                                           Eb
時が流れようとも

And when two lovers woo                                              Eb   Bbm7      Eb7
そして恋人同士は求め合い

They still say, “I love you”                                                Ab
“愛している” といつの時代も囁き合う

On that you can rely                                                       C7
だから信じることが出来るのさ

No matter what the future brings                                    Fm7
この先どんな未来が待ち受けていようとも

As time goes by                                                              Adim
時が流れようとも

Moonlight and love songs                                                Cm        Ab7
月の明かりや愛の歌は

Never out of date                                                             F7
決して時代遅れになりはしないし

Hearts full of passion                                                       Fm7       C7
溢れる情熱や

Jealousy and hate                                                             Fm        Bb7
嫉妬や恨む心だってなくなりはしない

Woman needs man                                                           Fm           Bb7
女は男を必要とし

And man must have his mate                                             Gmb7     C7     Fm7    Bb7
男もまた女を求める

 

 

 

 

That no one can deny                                                       Eb             F7
これは誰にも否定することなんて出来やしない

Well, it’s still the same old story                                         Gm7  C7
それが昔から続く変わらぬ物語

A fight for love and glory                                                   F7           F#dim
愛と名誉のために闘い

A case of do or die                                                           Gm7            C7
生きるも果てるも

The world will always welcome lovers                                  F7                 Bb7
愛し合う者たちはこれからも皆から祝福される

As time goes by…                                                              Eb
どんなに時が流れようとも…

 

カサブランカ

 

この曲は、ハンフリー・ボガードとイングリッド・バーグマン主演による1942年のアメリカ映画で

使用されました。酒場のピアニストが切なく歌うこの曲は1931年にミュージカル「誰でも歓迎」

というタイトルで全米でヒットしていました。

 

F-7 Bb7 G-7(b5) C7 F-7 Bb7 Eb F-7 G-7 C7
F7 F#dim G-7 C7 F-7 Bb7 Eb G-7 C7
F-7 Bb7 G-7(b5) C7 F-7 Bb7 Eb F-7 G-7 C7
F7 F#dim G-7 C7 F-7 Bb7 Eb Eb Bb-7 Eb7
Ab C7 F-7 Adim
C- Ab7 F7 F-7 C7 F-7 Bb7
F-7 Bb7 G-7(b5) C7 F-7 Bb7 Eb F-7 G-7 C7
F7 F#dim G-7 C7 F-7 Bb7 Eb

 

まとめ

 

 

少し長い歌詞でしたが、有名な曲ですね。

曲のタイトルもなんか良いです。

バーで黒人のピアニストが弾き語りをすることや、時代背景からジャズの要素が

入っています。コードにもジャズっぽさが現れています。

 

しかし、主演のお二人は絵に描いたような美男美女。

皆さんのお若い頃にそっくりじゃありませんか?

 

ではまた。

 

 

霧のサンフランシスコ  1960年代のヒット曲 「懐かしいアメリカンポップス」

皆さん、こんにちは! お元気ですか?

 

前置き

 

さて前回お知らせいたしました通り、いよいよ新しいシリーズの登場です。!

お待たせいたしました。(って誰も待ってないかしら?)

「懐かしのアメリカンポップス」が、いよいよ始まります。

クラシックしか聴かない方もぜひ聴いていただきたいと思います。

 

なぜそう思うかと言いますと、クラシック音楽では演奏する側と聴く側が存在します。

コンサートなどでは同時に存在いたします。

一方、軽音楽では全員で演奏などに参加したりできます。

しかも割と簡単に、だって歌で参加したり、手拍子で参加したり足踏みで参加

できますから。

 

今や時代は、「風の時代」!。そよそよと吹く風のように、みんなで何かを共有していくのが

いいらしいです。(う〜ん、実は私もよくわかっていませんが。)

 

さらに最近はピアノ教室のお問い合わせで、弾き語りを教えてもらえますか?とか、J-ポップを

弾きたいのですが、というお問い合わせも多くなってきました。

ですがポップスには「コード奏法」が欠かせません。このコード奏法を習えるピアノ教室は実は

意外と少ないのです。コード奏法は、大変に応用が効きますから、本来であるならば

音楽大学でも教えるべきだと思いますが、残念ながら習得できません。

 

私も独学で勉強しました。おかげで今ではジャズのセッションに参加して、初見の曲も

コード奏法でバッキングできるようになりました。これはもうみんなで共有して楽しむ事で、

楽しさが全然違います。またアンサンブル(複数の方との演奏)することは、大変老化防止

になるとのことで、私なりに一生懸命ひいております。

 

と、前置きが長くなりました。

今回最初に選んだ曲は「霧のサンフランシスコ」です。

 

霧のサンフランシスコ

 

 

歌うは「トニーベネット 」! 最近はあの、レディー・ガガさんと共演もしています。

本当にこのかたは歌が上手いと思います。アメリカ人歌手と言ったら、この方と

フランク・シナトラが思い出されますね。

今曲はいわゆる、ご当地ソングであります。

ご一緒に歌ってもよし、聞き流すもよしです。

それでは弾き語りするときのコード進行を早速見てみましょう。

 

コード進行

 

 

少し見えにくいのですが、キーはB♭のようですね。

これなんですが、初めの部分はアカペラでその後、「I left my heart~]

からのコード進行表です。

 

いろいろみていましたら、いいのがありました。ピアノ トリオで進行してます。

このデジタルな画面は、かなりジャズアレンジのピアノトリオで、裏にドラムとベースも

入っていますね。なかなかの優れものです。

 

 

これは私個人としても大変参考になる楽譜です。

ゆったりとしたバラードになっていますね。

皆さんはトニーベネット の歌と、ピアノトリオ、どちらがお好きでしょうか?

両方とも素晴らしいですね。

やはり歌は、どの楽器を使っても出せない良さがあります。

 

それでは、おまけで、一度ゆきたいサンフランシスコのご紹介です。

 

 

まとめ

 

第1回目のこのシリーズ、いかがでしょうか?

思わず鼻歌してしまうような、気楽さが軽音楽の良いところでしょうね。

生活に溶け込んでゆきます。

私は25歳くらいの時に友人と一緒にツアーで行った思い出ああります。

今はコロナで旅行気分ではないですが、また訪れたいですね。

皆さんはいかがですか?

 

ではまた。

 

 

 

 

シューベルト ピアノ5重奏曲 イ長調 D.667「ます」より第4楽章 「ピアノ名曲集」

皆さんこんにちは。お元気ですか?

私の住んでいる地区は、本日晴天です。しかも暑いですよ!

 

ところで最近、なんとなく調子の思わしくない方はいないでしょうか。

占星術によると、星が逆行しているとか何とからしいです。(いい加減だし)。

私はチンプンカンプンですが、そう言われれば何となくだるいかも。

でもこれは歳のせいかと思っていたけど、私の娘や、ピアノの生徒さんや

父兄の方も体調を崩している方がいました。

やはり宇宙にある星の一つに過ぎない地球ですから、他所の星の影響を受けても

不思議はないですね。

 

だって海水の満ち引きは月の引力の影響ですからね。

そうなると満月の日に生まれる赤ちゃんは、ポーンと超安産ではないでしょうか。

 

さて、今回はいよいよ、このシリーズの最後となりました。

終わりを飾るのは、シューベルトの「ます」より第4楽章 主題と変奏です。

 

ピアノ5重奏曲「ます」第4楽章 主題と変奏

 

 

歌曲王であったシューベルトの「ます」の歌はお聞きになったことがあるでしょうか。

そのメロディーを元にした変奏曲の傑作と言われています。

では歌曲ではどんなかんじでしょうか。歌も聴いてみましょう。

 

 

テナーの名士、フィッシャー ディスカウの歌声です。

素晴らしく、柔らかな歌声!

ドイツ語のわかる方以外は、訳をみて何を歌っているのかご覧ください。

 

「鱒」(ます)は、1817年にシューベルトが作曲したドイツ・リートの曲です。

大変に人気の高い独唱曲であります。

歌詞の内容は、ずる賢い漁師が罠を使って魚を釣り上げる様を歌ったものですが、

実際には、「男はこのようにして女をたぶらかすものだから、若いお嬢さんは

気をつけなさい」という意味の寓意となっています。

なるほど、魚釣りに例えているのですね。しかも巧みな罠を仕掛けて。

まあ動物の本能、ということにしておきましょう。

 

実はシューベルトはこの詩の後半を省略しています。

その後半とは、以下のとうりです。

 

 

なかなか意味深です。

若い女性に向けての詩ですので、皆さんはどのような感想を持たれるでしょうか?

 

フランツ・シューベルト

 

 

オーストリアで1787年に生まれたシューベルトは、12歳の時王室の礼拝堂の「少年歌手」

になりました。16歳で声変わりをして、また音楽の勉強ばかりして、普通の勉強を怠けたため

父親から怒られて、少年歌手をやめました。

その後父親の助手として小学校で働きました。その年にミサ曲を作曲し、お父さんを喜ばせ

ピアノを買ってもらいました。

そして「魔王」「野バラ」などの歌曲や、「即興曲」や「ソナタ」などのピアノ曲、管弦楽曲

などを作りました。

 

生涯ベートーベンを神様のように尊敬していました。

31歳という若さで、ベートーベンの後を追うようにしてなくなりましたが、シューベルトの

希望でベートーベンのお墓の近くに埋葬されました。

 

まとめ

 

シューベルトの家は裕福ではなかったために、10代後半でやっとピアノを買ってもらえたのです。

当時は演奏家として聴衆に注目されないと、音楽家としての成功の機会はないという時代でした。

ですから、しばしば聖歌隊の建物に隣接するピアノ倉庫にフランツを案内してピアノの練習を

自由にできるように便宜を図ってもらっていたそうです。

今では考えられない話ですが、それも周りの人が彼の才能を認めたからです。

 

さて、「ピアノ名曲 100選」ということでスタートした、この企画、いかがでしたでしょうか。

100曲以上になっていると思いますが、どの曲も名曲です。

今までお付き合いくださりありがとうございました。

まだまだ素晴らしい作品がたくさんありますが、この辺でこのシリーズは一旦終了しまして、

次回から「アメリカン・スタンダード名曲集」をスタートしたいと思います。

 

どこかで聴いたことのある歌、アレンジされて耳に入ってきている曲など、自分が生まれる前

から歌い継がれている曲がアメリカには今でも存在しています。

レディー・ガガなどもオールデイズ を歌っていますね。

そんな懐かしいメロディーを英語と日本語訳、コードなども添えて、皆さんで楽しんで

いただけるようにしてゆきたいと、思っています。

 

ではまた。