シューベルト ピアノ5重奏曲 イ長調 D.667「ます」より第4楽章 「ピアノ名曲集」

皆さんこんにちは。お元気ですか?

私の住んでいる地区は、本日晴天です。しかも暑いですよ!

 

ところで最近、なんとなく調子の思わしくない方はいないでしょうか。

占星術によると、星が逆行しているとか何とからしいです。(いい加減だし)。

私はチンプンカンプンですが、そう言われれば何となくだるいかも。

でもこれは歳のせいかと思っていたけど、私の娘や、ピアノの生徒さんや

父兄の方も体調を崩している方がいました。

やはり宇宙にある星の一つに過ぎない地球ですから、他所の星の影響を受けても

不思議はないですね。

 

だって海水の満ち引きは月の引力の影響ですからね。

そうなると満月の日に生まれる赤ちゃんは、ポーンと超安産ではないでしょうか。

 

さて、今回はいよいよ、このシリーズの最後となりました。

終わりを飾るのは、シューベルトの「ます」より第4楽章 主題と変奏です。

 

ピアノ5重奏曲「ます」第4楽章 主題と変奏

 

 

歌曲王であったシューベルトの「ます」の歌はお聞きになったことがあるでしょうか。

そのメロディーを元にした変奏曲の傑作と言われています。

では歌曲ではどんなかんじでしょうか。歌も聴いてみましょう。

 

 

テナーの名士、フィッシャー ディスカウの歌声です。

素晴らしく、柔らかな歌声!

ドイツ語のわかる方以外は、訳をみて何を歌っているのかご覧ください。

 

「鱒」(ます)は、1817年にシューベルトが作曲したドイツ・リートの曲です。

大変に人気の高い独唱曲であります。

歌詞の内容は、ずる賢い漁師が罠を使って魚を釣り上げる様を歌ったものですが、

実際には、「男はこのようにして女をたぶらかすものだから、若いお嬢さんは

気をつけなさい」という意味の寓意となっています。

なるほど、魚釣りに例えているのですね。しかも巧みな罠を仕掛けて。

まあ動物の本能、ということにしておきましょう。

 

実はシューベルトはこの詩の後半を省略しています。

その後半とは、以下のとうりです。

 

 

なかなか意味深です。

若い女性に向けての詩ですので、皆さんはどのような感想を持たれるでしょうか?

 

フランツ・シューベルト

 

 

オーストリアで1787年に生まれたシューベルトは、12歳の時王室の礼拝堂の「少年歌手」

になりました。16歳で声変わりをして、また音楽の勉強ばかりして、普通の勉強を怠けたため

父親から怒られて、少年歌手をやめました。

その後父親の助手として小学校で働きました。その年にミサ曲を作曲し、お父さんを喜ばせ

ピアノを買ってもらいました。

そして「魔王」「野バラ」などの歌曲や、「即興曲」や「ソナタ」などのピアノ曲、管弦楽曲

などを作りました。

 

生涯ベートーベンを神様のように尊敬していました。

31歳という若さで、ベートーベンの後を追うようにしてなくなりましたが、シューベルトの

希望でベートーベンのお墓の近くに埋葬されました。

 

まとめ

 

シューベルトの家は裕福ではなかったために、10代後半でやっとピアノを買ってもらえたのです。

当時は演奏家として聴衆に注目されないと、音楽家としての成功の機会はないという時代でした。

ですから、しばしば聖歌隊の建物に隣接するピアノ倉庫にフランツを案内してピアノの練習を

自由にできるように便宜を図ってもらっていたそうです。

今では考えられない話ですが、それも周りの人が彼の才能を認めたからです。

 

さて、「ピアノ名曲 100選」ということでスタートした、この企画、いかがでしたでしょうか。

100曲以上になっていると思いますが、どの曲も名曲です。

今までお付き合いくださりありがとうございました。

まだまだ素晴らしい作品がたくさんありますが、この辺でこのシリーズは一旦終了しまして、

次回から「アメリカン・スタンダード名曲集」をスタートしたいと思います。

 

どこかで聴いたことのある歌、アレンジされて耳に入ってきている曲など、自分が生まれる前

から歌い継がれている曲がアメリカには今でも存在しています。

レディー・ガガなどもオールデイズ を歌っていますね。

そんな懐かしいメロディーを英語と日本語訳、コードなども添えて、皆さんで楽しんで

いただけるようにしてゆきたいと、思っています。

 

ではまた。