シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 長調のダイアトニックコード(和音)。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

本日は「中秋の名月」です。中秋の名月は必ず満月とは限らないそうですが、今日は100%「満月」だそうです。

満月を迎える時刻は、18時58分で、東の空の低いところで見えるそうです。もしチャンスがあったらみてみましょう。

 

わたしは地方に住んでいますから、空の低いところの月も見ることができます。遮るような高い建物などがないですからね。実際に先日のブルームーンなどもみたら、なんか感動しましたよ。もうおつきさまが落ちてしまうんじゃないかとおもうくらい、空の低い場所にありました。

 

さあ今日は長調の和音についてお話しいたします。

 

メジャースケールのダイアトニックコード

 

一言で言ってしまうと、上記のコードたちです。ですがこれはよく見るハ長調( メジャースケール)のダイアトニックコードです。他にも調はありますので、他も見てみましょう。

 

まずCメジャースケールの3和音と4和音の一覧表です。

和音の下に書いてある、T SD D とは和音の機能を表したものです。

3和音も4和音もかわりませんね。

 

ダイアトニックコード C

 

次にFメジャースケールのダイアトニックコードと4和音を見ましょう。

 

ダイアトニックコード F

 

こちらも並べたコードの機能はCメジャースケールの時と同じです。Fメジャースケールでは「ファから始まり、シbになる」ことが特徴です。

 

次はGメジャースケールのダイアトニックコードと4和音です。機能は全く同じです。

 

ダイアトニックコードG

 

和音の機能とは

 

和音にはそれぞれ役割があり、それによって歌や曲を構成していきます。それを全く考えない「現代音楽」も存在いたします。それは今までの概念を打ち破るという点では画期的ですね。

 

機能は3種類あります。初めにTからです。

 

T は トニック と呼びます。曲の初めや終わりに多く使用され、安定した響きを持っています。

Dは ドミナント と呼びます。 トニックとは対照的で「躍動感」や「緊張」を感じられる和音です。

SD  は サブドミナントと呼びます。 ドミナントの手前でよく使用されます。

 

まとめ

 

 

この3種類はまるで人間の個性を表しているようですね。また人の感情も常に一定ではなく、ときに優しく、ときに激しくなどまるで和音の響きのようです。

 

個性の違う3種類があるからこそ、音楽ができるわけです。皆さんは好きな和音とかありますか?

わたしはDm7が好きなんです。なぜかわかりませんが、何か曖昧なフワッとした感じが好きです。多分自分と似ているのかもしれませんね。

 

大人になってからのコード奏法には、このテキストが参考になります。

参考動画をQRコードで見ることができます。

全8きょく解説付きです。独学におすすめです。

 

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 色々な楽器のキーについて。

みなさんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

今日は少し暑めな日ですが、朝夕の涼しさはやはりもう秋ですね。

今月の29日は満月ですが、100%の満月とか、一体どのような満月なのでしょう。楽しみです。

 

さて本日は色々な楽器のキー(調)についてお話しいたします。

ピアノや鍵盤楽器というのは、様々な調に対応できます。もちろん楽器は色々なキーで演奏できますが、元々 Bb FEbなどで調整されている楽器もあります。

 

ですからピアノ演奏者にとってはハ長調は弾きやすくても、元がBbのキーの楽器の方にとってはC メジャースケールは、少しややこしくなります。

 

移調楽器

 

楽器 調名
E♭クラリネット E♭管
B♭クラリネット B♭管
アルトクラリネット E♭管
バスクラリネット B♭管
コントラアルトクラリネット E♭管
ソプラノサックス B♭管
アルトサックス E♭管
テナーサックス B♭管
バリトンサックス E♭管
トランペット B♭管
ホルン F管

 

上記は移調楽器の一覧ですが、これ以外にもたくさんあります。みなさんにお馴染みの吹奏楽などで使用される楽器が出ています。

 

リコーダーなどは小学生の頃使用するの以外にも、アルト、テナー、バスなどとありどんどんサイズが大きくなります。

 

上の表の見方は、Ebの楽器の人に「楽器のスケールを吹いて下さい。」というと、

bミ ファ ソbbシ ド レbミ」と音を出します。これだとピアノの「ドレミファソラシド」とは合いませんね。

 

そこで共通のキーを探します。これはピアノが Ebの調にするか、移調楽器の方がCメジャーキーに統一するかどちらかです。

 

このような楽器を「移調楽器」と言います。思ったよりも割と多くの楽器が移調楽器であることが多いですね。

 

楽譜はどうなるか

 

ピアノと一緒に演奏する場合、楽譜はどうなるのでしょう。これが問題です。まずEbの曲の場合は、移調楽器のアルトサックスなどは楽に吹くことができます。彼らにとっては#もbもつかないからです。

 

ピアノをそれに合わせるにはEb(ホ長調)の楽譜を用意しなくてはなりません。逆にハ長調の曲を一緒に演奏するときにはCより短3度下の、イ長調の楽譜を移調楽器の方に用意しなくてはなりません。

 

これは少し面倒な部分です。聞き流して下さい。

まとめ

 

 

なぜ移調楽器があるのか。これはその個体それぞれ良い音が出せる音域が違うからなのです。ピアノのように隈なく全ての音をよく響かせることが難しいためです。

 

もちろんピアノもすごく高い音やすごく低い音は、よくわからない音域になります。人の声も同じですよね。声の高い方もいれば低い方もいらっしゃいます。

 

「みんな違ってみんな良い」ということです。ただ合奏するときに注意が必要だということです。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 調(キー)が変わるということは。

みなさんこんにちはお元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

 

最近やっとマイナンバーカードの手続きが終わったわたしです。役場の若い方に色々やって頂きましたが、細かい数字を入力する時に、やっとのことで数字を読みました。

 

ですから細かい字の取説は苦手になりました。みなさんはいかがですか?

 

さて本日は「調」キーについてお話しいたします。前回も短調について書きましたが、調はたくさんあります。全部知る必要もありませんが、曲の途中でキーが変わることがあるのです。

最近の歌や楽曲には結構自然にあるように感じます。

 

移調とは

 

調が移ると書いて移調ですから、この場合は調が移動することです。例えば女性ボーカルの歌を男性が歌おうとしたらキーが高くて歌えず、調を移動して歌うと楽に歌えたりします。これが移調です。

 

カラオケにはこのような機能があると思います。同じ女性同士でも声の高さが違ったり、年齢により声が低くなりますから、どうしてもキーを下げなくてはなりません。これは良いですね。

 

生の伴奏でしたら、歌手の方は常に自分のキーに合う楽譜を持っていて、それを伴奏者に提出して伴奏をしていただきます。人それぞれ音域が違いますから必要なことですね。

 

そしてわたしは初心者のピアニストの方々には、初めのうちはハ長調(Cメジャー)の曲をたくさん弾いてから、他の調にチャレンジしてほしいと思います。

 

例としてまず#1つのト長調のスケールがあります。これをハ長調にしたい、または5度下に下げたい場合には次のようになります。

 

移調

 

調号の変化

調がかわりますから、調号も変化します。このようにして移調をします。

 

 

転調とは

 

移調と間違えやすいのは転調です。これも調が引っ越しするのですが、曲の途中で出てくる場合のことです。移調は曲全体のことで、転調は曲の一部分のことと覚えて下さい。

 

歌などで、サビの部分が転調することもあります。そしてまたもとの調に戻って終わったり、そのまま終わったり色々です。

まとめ

 

 

曲や歌などで途中でキーが変わると、ガラッと雰囲気が変化しますし、楽しい反面ピアノの場合は#記号が増えたりb記号に注意する必要があります。

 

歌の場合は伴奏をよく聞いていないと、音を外しやすいですね。お気をつけ下さい。

 

わたしの新刊「大人の初めてのコード奏法」はkindle unlimitedで無料で読めます。

 

 

ではまた。

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 短調(マイナースケール)について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

先日のテレビの中で「秋の紅葉が北の方からいよいよ始まる」というニュースを見て、やっぱり季節は移っていくのだという事を感じて何かホッといたしました。

 

 

さて本日は短調(マイナースケール)についてです。このマイナースケールはなぜか少し厄介な点もありますが、一応知っておいた方が良い事なのでお話ししていきます。

 

短調(マイナースケール)とは

 

マイナースケールは3種類あります。これが少し混乱を招くのですが、なぜ3種類あるのかについてはわたし自身詳しい説明を聞いたことはありません。

 

ではまずその3種類とは

ナチュラルマイナースケール     自然的短音階

ハーモニックマイナースケール    和声的短音階

メロディックマイナースケール    旋律的短音階

の3種類です。

日本語の方がイメージしやすいでしょうか。 自然なままの短音階は調号通りに始まって終わります。和声的短音階は、和音の響きを考慮すると理想的なスケールとなります。そして旋律的短音階は文字通り歌にするときによく使用される音階、ということになります。

 

上の音階はラから始まる自然的短音階です。調号はつきませんから白鍵だけのスケールになります。

「赤い靴」のような歌に使用されています。

 

次に和声的短音階です。

 

 

イ短調の音階

 

和声的短音階は第七番目が半音あがります。

そして旋律的短音階では、第六番目と第七番目の音が#となり、メロディー感がありますね。

 

ハ長調とイ短調

 

ハ長調(Cメジャースケール)とイ短調(Am)には調号がありません。わかりやすいのでよく出てきますが、これだけではありません。

 

以下に各調が持つ雰囲気をまとめたものを載せておきます。参考になりましたら良いです。

 

 

【 長調の雰囲気の一覧 】

●ハ長調
「無垢に喜ばしい」(Innocently happy)

●ニ長調
「意気揚々とした、勝利の、喊声」(Triumphant, Victorious, War-Cries)

●ホ長調
「けんかっ早い、荒々しい、不十分な満足」(Quarrelsome, Boisterous, Imcomplete Pleasure)

●へ長調
「怒り狂った、気性の荒い、一時的な悲嘆」(Furious, Quick-Tempered, Passing Regret)

●ト長調
「厳粛な、崇高な、幻想」(Serious, Magnificent, Fantasy)

●イ長調
「うれしい、牧歌的な、愛の告白」(Joyful, Pastoral, Declaration of Love)

●ロ長調
「どぎつい、強烈な、荒っぽい、猛烈」(Harsh, Strong, Wild, Rage)

●嬰ハ長調
「悲しみ、憂鬱な」(Grief, Depressive)

●嬰へ長調
「困難の打破、安堵のため息」(Conquering Difficulties, Sighs of Relief)

●変ハ長調 ※ロ長調と異名同音
「どぎつい、強烈な、荒っぽい、猛烈」(Harsh, Strong, Wild, Rage)

●変ニ長調 ※嬰ハ長調と異名同音
「悲しみ、憂鬱な」(Grief, Depressive)

●変ホ長調
「厳しい、きつい、それでいて愛に満ちた」(Cruel, Hard, Yet Full of Devotion)

●変ト長調 ※嬰へ長調と異名同音
「困難の打破、安堵のため息」(Conquering Difficulties, Sighs of Relief)

●変イ長調
「死、永遠、裁き」(Death, Eternity, Judgement)

●変ロ長調
「喜ばしい、風変わりな、陽気な」(Joyful, Quaint, Cheerful)

【 短調の雰囲気の一覧 】

●ハ短調
「純粋に悲しげな、恋わずらいの」(Innocently Sad, Love-Sick)

●ニ短調
「厳粛な、敬虔な、思索的な」(Serious, Pious, Ruminating)

●ホ短調
「弱々しい、なまめかしい、落ち着きのない」(Effeminate, Amorous, Restless)

●ヘ短調
「ぼんやりした、物悲しい、しめやかな」(Obscure, Plaintive, Funereal)

●ト短調
「不満、不安」(Discontent, Uneasiness)

●イ短調
「柔らかな、物悲しい、敬虔な」(Tender, Plaintive, Pious)

●ロ短調
「孤独な、憂鬱な、忍耐」(Solitary, Melancholic, Patience)

●嬰ハ短調
「落胆、泣き叫んだ、悲涙の」(Despair, Wailing, Weeping)

●嬰二短調
「深い苦悩、実存的な不安」(Deep Distress, Existential Angst)

●嬰へ短調
「陰気な、激しい憤り」(Gloomy, Passionate Resentment)

●嬰ト短調
「不服な、嘆きの、泣き叫んだ」(Grumbling, Moaning, Wailing)

●嬰イ短調
「恐ろしい、暗闇、嘲るような」(Terrible, the Night, Mocking)

●変ホ短調 ※嬰二短調と異名同音
「深い苦悩、実存的な不安」(Deep Distress, Existential Angst)

 

まとめ

 

一般的に長調は明るい雰囲気、短調は寂しい感じ、などと表現されますが、上のようにさまざまな雰囲気を各調は持っているようです。ただしこれはある一つの感じ方を表したものです。

 

皆さんがオリジナルの曲や歌を書くときの参考になるかもしれません。

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 音階(スケール)について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

もうすぐ秋のお彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、かなり暑さが弱くなりました。本当に昔の人はすごいですね。だから天気予報よりも正確かもしれないですよね。何しろ、季節の変わり目をズバリ言い当てるのですから。

 

季節の変わり目は体調を崩しやすくなりがちです。わたしはこの時期の体調の崩れを、あまり深刻に考えないようにしています。時間の経過とともに体が慣れていくの静かに待つのみです。

 

ですが持病のある方は要注意ですね。

 

さあ本日は音階(スケール)についてお話しいたします。

音階(スケール)

 

スケールというと、物差し(定規)や台所で使用する測り(キッチンスケール)を思い出したりもいたしますが、音楽では音階を意味します。そしてこの音階は実はたくさんあります。

 

今回は最も一般的な「メジャースケール」と「マイナースケール」について説明いたします。

(メジャー)(マイナー)という言葉は様々な意味を持ちますが、音楽では「長調」と「短調」に相当します。

 

スケールは1オクターブにまとめた「全音と半音」を規則性をもって並べたものです。

 

長調(メジャースケール)

 

 

まずは全音と半音を知りましょう。

 

 

鍵盤上には黒鍵もあります。その全てを順番に弾いていきますと、ドからシまでは12の音があります。これは半音を「1」として数えたからです。

 

よく1オクターブは8個の音でできている、という場合もありますが、これはスケールとしての時に言えることです。「実際は7つの音でできている」となります。

 

鍵盤上で黒鍵が無い場所に注目して下さい。それは「ミファ」「シド」のところです。ここがもうすでに半音になっているために黒鍵がありません。

 

ですからメジャースケールにおいては、第3音と4音の間と、第7音と主音の間は半音にする規則があります。これはハ長調だけではありませんよ。他のメジャースケールでも同じです。

 

導音(リーディング ノート)

 

メジャースケール上にできる、半音関係の場所はおわかりいただけましたか。この第4音(ファ)と第7音(シ)のことをリーディング ノートと言います。

 

ファの音は半音下のミの音に導かれ、シの音は半音上のド(主音)の音に行きたがる性質を持っています。これをリーディング ノート と呼びます。

 

ですからメロディーなどを作るときなどには、導音を意識して作曲すると自然なメロディーができます。

 

まとめ

 

このスケールとコードは一番大切な関係ですから、知っておいて下さい。後からもこのスケールのことは知らないと説明がわからなくなりますので、よろしくお願いいたします。

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 調号について説明いたします。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さい、ありがとうございます。

 

3連休の最後になりましたが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

わたしは内臓を冷やしてしまい、なぜが背中に激痛がはしり、痛み止めを飲み、腹部にカイロを当てて一日じっとしていました。その間水分を取らずいたので少し熱中症になりかけました。

 

暑い日があまりにも長く続くと色々なことが起きます。皆さんもお気をつけくださいませ。

 

さあ本日は「調号」について解説いたします。

 

調号とは

 

音楽には色々な調(キー)があります。例えばハ長調とかト長調とかのことです。そして調号にはb(フラット)と#(シャープ)があります。そしてその調号のつき方にも一定の法則があります。

 

まず、フラット(b)一つの「へ長調」(Fメジャー)。これがフラット系の調の初めです。

そして#系はまずト長調から始まります。それと同時に短調も存在します。

 

調号 調 一覧

 

このように一覧表にしますと、調号がつく調の方が圧倒的に多いですね。初めのうちは調号なしのハ長調から始めますが、慣れてきたら少しずつ様々なキーの曲を弾くと、しまいにどのようなキーの曲にも挑戦できるようになります。

 

短調には臨時記号がついてきますので、注意が必要です。

 

 

シャープ系

 

まず#系から見ていきましょう。#一つでト長調、#2つでニ長調、#3つでイ長調、・・・と続きますが、この#の数を気にするよりも大切なのは、それぞれのスケールの最初の音(ルート)に注目してみてください。

 

#1個はソから、#2個はレから、#3個はラから、を覚える方が大切と思います。そしてその開始音から「ドレミファソラシド」と感じられるスケールを弾いてみましょう。すると自然とシャープをつける場所がわかってきます。

 

特に長調(メジャースケール)はわかりやすいと思います。

まとめ

 

どのようなキーもハ長調にすることはできます。昔はそのような仕組みがあるピアノもあったそうです。もう残ってはいません。やはりかなり無理があったのだと思います。

 

調にはそれぞれの個性があって、好きな調がはっきりしている方もいるくらいです。作曲家もはじめからなんの調で曲を書こうか、決めているはずです。

 

あなたも色々な町の曲を弾いて、お気に入りの調を見つけて下さい。

 

わたしの新刊です。初めの部分は理論もついています。

 

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 調性とスケール(音階)について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さりありがとうございます。

 

9月も半分過ぎて、どうやら来週の後半には、やっと涼しくなるようです。

本当に暑さ疲れを感じているわたしですが、皆さんはいかがでしょうか。

 

さて、今日から3連休の方もいらしゃることでしょう。この3連休が暑い日としては最後の方になるようですから、思う存分に暑さを満喫したい方はどうぞ楽しんでください。

 

今日のテーマは調性とスケールについてです。

 

調性

 

今まで音を重ねてコードを作る、いわば「縦」に音を捉えて、お話ししてきました。これからの話は音を横に並べて考えることになります。

 

 

ピアノの鍵盤は横に並べてありますから、音を縦に積み重ねるというのは少しイメージしずらいかもしれません。

 

 

初めの図と二番目の図では開始音が違いますね。ドから始まる音階と、ラから始まる音階と2つ書いてあります。ここがポイントです。

 

この調性は、短調と長調が現在使用されていますが、比較的新しいものです。それ以前には教会などで使用された、教会旋法が使用されていました。

 

初めの音がドからのCメジャースケール(ハ長調)は、弾きやすくて初心者にとっては理解しやすいスケールです。開始の音をラにしてAマイナースケール(イ短調)になっているのが二番目のスケールです。

 

メジャースケールを使用して書かれた曲は、明るい、楽しい、嬉しいなどの表現に向いています。一方マイナースケールで書かれた曲は、寂しい、悲しい、不思議な表現にぴったりです。

 

ここで注意が必要なのは、マイナースケールの時には臨時記号が必ず出てくることです。それは主音とその前の音との関係を半音関係にしなくてはならにために、起きてきます。Aマイナースケールの場合には、ラが主音ですから、その手前の音であるソのおとをソ#にします。

 

これで曲を弾いたり、書いたりしますとメランコリーな感じが出せます。一方メジャースケールの方には臨時記号は必要ありません。ですから余計にハ長調の曲は弾きやすいですね。

 

スケール(音階)

 

音の階段を意味する「音階」はピアノの下から上にまさに階段のように、音が上がっていきます。これには規則性があります。

 

Cメジャースケールの時には、「第3音と第4音の間は半音関係、そして第7音と第8音も半音関係」という規則性があります。このように言葉にすると難しいですが、ただ白い鍵盤だけをドから順番に弾いていくと、その規則性が自然と感じれれます。

 

黒鍵がないところが半音関係になっています。ハ長調ばかり弾いていると、これが感じられないので少しずつ違う調性の曲も弾いていいくとこのことが理解できるようになっていきます。

 

まとめ

 

 

 

理屈は後からでも良いですが、全く知らないのは良くありません。何度も音楽理論に目を触れているとなんとなく理解できるようになりますから、一応目を通しておきましょう。

 

わたしの新刊の「大人の初めてのコード奏法」はこの理論についてもより詳しく解説してあります。

大人になってから始めるピアノには不安も多いかもしれませんが、気軽に始めてみて下さい。

後からでも理屈は良いのです。

 

 

ではまた。

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 4和音の種類と表記について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

小中学校では少しずつコロナとなぜかこの時期にインフルエンザが出てきたようです。父兄の方や周りの方はご注意くださいませ。

 

もう夏休みのワクワク感はすっかり無くなりましたね。これからは秋に向かい食欲の秋がやってまいりますが、秋の作物やお魚など、季節感が少しずれているような感じがします。

 

海水温が高かったり、気温が高すぎたりで、やっぱり季節のものはうまく循環しないようです。異常気象はさまざまな場所に影響していますね。

 

今日のテーマは少し踏み込んだ内容ですが、大切なことですので一応目を通していただけると嬉しいです。

 

4和音とは

 

和音といえば3つの音から始まりますが、4つの音の和音もあります。ちょうど売っているくし団子と同じ数ですね。

 

和音(コード)の最大の特徴は音を、飛び飛びに重ねていくことです。隣同士の音を重ねるのではありません。

 

実際に鍵盤上の音を一つおきに重ねていくと、和音ができます。それが4つ重なれば、4和音になるのです。例えば「ラドミソ」とか「シレファラ」とかです。

 

そして「ラドミソ」はAm7 で、「シレファラ」はBm7-5 というコードネームになります。

読み方は「エーマイナー セブン」「ビーマイナーセブン フラットファイブ」になります。

5をフラットファイブと読みます。b5と書いてあるものもあります。

 

セブンスコード

 

まず初めにルートから七番目の音を足す、「セブンスコード」についてお話しします。

ポピュラーでは大変によく出てきます。一番よくハ長調で出てくるのはG7「ジー セブン」でしょうか。

 

まずはマイナーのコードの上に七番目の音を重ねますと、Cm7(シーマイナー セブン)というコードになります。そしてメジャーコードの上に七番目の音を重ねますとC7(シー セブン)になります。

 

この場合の七番目の音は、シb す。もしこれがただのシでしたら、Cm△7(シーマイナー メジャーセブン)になります。少しややこしいですが、Cmまでは同じです。違いは七番目の音が、ルートから短7度か長7度の違いだけなのです。そしてCm△7は、CmM7と表記されることもあります。

 

C7C3和音+7(7)

CM7C3和音+7(7)

という感じです。なのでC7Cメジャースケールの、

「ド ファ シ」 の中には無い、スケール外の音「シ♭」の音が入ります。

まとめ

 

 

このセブンスコードは、とても良い響きでぜひ弾いてみて下さい。もう一度まとめますと。

 

C7     ドミソb

C△7 またはCM7   ドミソ

 

Cm7   ドミbb

CmM7 またはCm△7ドミb

 

以上です。まだまだコードの種類はありますが大切な7thコードの間違えやすい部分についてお話しいたしました。ご理解いただけたら嬉しいです。そして何度もご説明いたしますので、ご安心ください。

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 コードの転回形について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、有難うございます。

 

朝晩の涼しさは快適ですが、日中はまだまだ暑いですね。

このように段々と秋になってなっていきます。あの眩しい夏はもう終わりです。そう思うと少し寂しいですが、毎年の暑すぎる夏は問題があると思います。

 

それは学校の体育の授業のことですが、「アラート」が出ますと、屋外での体育の授業はなくなるそうです。もちろん危険な暑さですから、するべきではないでしょうが、プールも禁止というのはお子さんにとってはつまらないですよね。

 

代わりの授業を体育館でおこなったりするのでしょうが、体育館もかなり暑いはずです。お子さんの成長や体力維持が健全に進むのか心配です。だって今は公園の遊具で遊ぶことも止められていると、聞きましたから。

 

さて前回のコードのお話はご理解いただけたでしょうか。このコード奏法は、まず自分が弾いてみないと理解が進みません。かといってひたすらコードだけを弾いていても、楽しくないですし手が馴染みませんので、ぜひ実際に曲を弾いてみると理解が深まります。

 

コードの転回形

 

今流行りの歌などによく出てくる分数コード。C/G など、ご覧になったことあるでしょうか。これはG分のCといい、Cコードをドミソではなく、ソドミで弾く、という指示です。

そしてこれこそが、転回形になります。コードは構成音が同じであるならば、ドミソの順番はミから始まってもソから始まっても良いのです。ここもコード奏法の良い点でしょう。

 

転回形の種類は

 

トライアドでは第2転回形までです。
第1転回形を分数コードにすると、C/Eになります。
分数コードになっていなくても転回形は使用できます。
もう一つ「オンコード」があります。
第1転回形をC on E」と表現します。第2転回形は、C on G
ただし、分数でE/Cと表記するのは、上下ともコードの「アッパー ストラクチャートライアド」がポリコードの場合ですのでオンコードと区別して下さい。

転回形の必要性

 

転回形を是非覚えて使っていただきたい理由は、楽に移動できるからでもあります。1曲にいくつものコードが使用されますが、その都度基本形を弾いていますと移動する距離が長く、ミスもしやすいです。なにより弾いている本人のためであり、聞いている方としても凸凹感がなくてスムースに聞こえます。

 

もちろんバキバキ感を出すべき曲の場合は基本形をガシガシ使うのも良いです。例えばすごく勇ましい曲とか、おどろおどろしい曲とか、あまりないかもですが、たまにありますから。

 

まとめ

 

トライアドにおける転回形でしたが、これが4和音になりますと転回形も増えていきますので、この3和音の転回形をしっかり実際に弾いてみて下さい。

 

馴染みのない英語が出てきますが、少しずつ慣れて下さい。大切なことは実際に弾いてみることです。弾けるようになると、難しいことは忘れますから。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード奏法ピアノ教室。 一番の基礎であるトライアドについて。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

台風が過ぎ去って蒸し暑さを感じる今日です。地域によっては大変な被害が出たようです。お見舞い申し上げます。

 

9月は一番台風が多くくる月ですから、これからも注意が必要ですね。

 

さあ本日も大切なコードのお話です。「トライアド」について解説しますが、これは日本語にすると3和音という意味になります。音が3つ同時に弾くことです。セブンスコードは4和音になります。

トライアド

 

トライアドと言わずに3和音でも良いのですが、アメリカ発祥のコードですので一応覚えておきましょう。

 

トライアドは代表的なものとしては、「メジャー トライアド と マイナー トライアド」があります。そのほかには「ディミニッシュ トライアド と オーギュメント トライアド」があります。

 

基本のメジャーとマイナーのトライアドでは異なる音は、サードのみです。「ドミソ」がメジャートライアドで「ド ミ♭ ソ」がマイナートライアドになります。

 

 

ルートと5thは変化しません。ですからメジャーとマイナートライアドでは大切な音は第3の音、サードに注意して下さい。

 

そして弾いてみるとその音色の違いが、はっきりとわかると思います。

 

ディミニッシュとオーギュメント

 

ディミニッシュ コードは減3和音のことで、オーギュメント コードは増3和音のことです。

以前に音程のところでお話しいたしましたが、音程には「長短増減」と「完全」がつきます。

 

先ほどのメジャーコードは、長3和音のことで、マイナーコードは、短3和音になります。そしてこの和音のルートから五番目の音は完全5度になっています。ドからソを「完全5度」離れていると言います。

 

そのソの音にシャープ#をつけたら、完全5度が広がって増5度になります。これがオーギュメントコードと呼ばれるものです。

 

逆にソのおとに♭をつけたら、完全5度から減5度になります。コードネームで言いますと、Cdim「シーディミニッシュ」となります。

augコードの構成音

ディミニッシュコードは4和音が基本ですので、ルートから3rdの間も短3度、3rdから5thの間も短3度、そして5thから7thの間も短3度になります。

少し注意が必要ですね。

 

・ルート音(根音)
・短3度
・減5度
・減7度

dimコードの構成音

 

まとめ

 

今回のトライアドは重要なのでよく理解しておいて下さい。これが分かれば、今後色々なテンションノートがついても理解できるようになります。

 

〜  お知らせ 〜

わたしの新刊「大人の初めてのコード奏法」が発売されました。

全8曲解説付きでQRコードにて参考動画も見られます。

独学には最高です。よろしかったらどうぞ。

ペーパーバックと電子版と両方あります。

 

 

ではまた。