シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 色々な楽器のキーについて。

みなさんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

今日は少し暑めな日ですが、朝夕の涼しさはやはりもう秋ですね。

今月の29日は満月ですが、100%の満月とか、一体どのような満月なのでしょう。楽しみです。

 

さて本日は色々な楽器のキー(調)についてお話しいたします。

ピアノや鍵盤楽器というのは、様々な調に対応できます。もちろん楽器は色々なキーで演奏できますが、元々 Bb FEbなどで調整されている楽器もあります。

 

ですからピアノ演奏者にとってはハ長調は弾きやすくても、元がBbのキーの楽器の方にとってはC メジャースケールは、少しややこしくなります。

 

移調楽器

 

楽器 調名
E♭クラリネット E♭管
B♭クラリネット B♭管
アルトクラリネット E♭管
バスクラリネット B♭管
コントラアルトクラリネット E♭管
ソプラノサックス B♭管
アルトサックス E♭管
テナーサックス B♭管
バリトンサックス E♭管
トランペット B♭管
ホルン F管

 

上記は移調楽器の一覧ですが、これ以外にもたくさんあります。みなさんにお馴染みの吹奏楽などで使用される楽器が出ています。

 

リコーダーなどは小学生の頃使用するの以外にも、アルト、テナー、バスなどとありどんどんサイズが大きくなります。

 

上の表の見方は、Ebの楽器の人に「楽器のスケールを吹いて下さい。」というと、

bミ ファ ソbbシ ド レbミ」と音を出します。これだとピアノの「ドレミファソラシド」とは合いませんね。

 

そこで共通のキーを探します。これはピアノが Ebの調にするか、移調楽器の方がCメジャーキーに統一するかどちらかです。

 

このような楽器を「移調楽器」と言います。思ったよりも割と多くの楽器が移調楽器であることが多いですね。

 

楽譜はどうなるか

 

ピアノと一緒に演奏する場合、楽譜はどうなるのでしょう。これが問題です。まずEbの曲の場合は、移調楽器のアルトサックスなどは楽に吹くことができます。彼らにとっては#もbもつかないからです。

 

ピアノをそれに合わせるにはEb(ホ長調)の楽譜を用意しなくてはなりません。逆にハ長調の曲を一緒に演奏するときにはCより短3度下の、イ長調の楽譜を移調楽器の方に用意しなくてはなりません。

 

これは少し面倒な部分です。聞き流して下さい。

まとめ

 

 

なぜ移調楽器があるのか。これはその個体それぞれ良い音が出せる音域が違うからなのです。ピアノのように隈なく全ての音をよく響かせることが難しいためです。

 

もちろんピアノもすごく高い音やすごく低い音は、よくわからない音域になります。人の声も同じですよね。声の高い方もいれば低い方もいらっしゃいます。

 

「みんな違ってみんな良い」ということです。ただ合奏するときに注意が必要だということです。

 

ではまた。