シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。  練習する順番などありますか? という質問に対してのお答えです。

 

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

皆さんは毎日または一週間に何日くらい練習していますか。

ピアノの先生は毎日必ずしましょう。と言いがちですが、これは理想をお話ししているのです。毎日練習できたなら本当にピアノが上手になることを先生は知っているからです。

 

できることなら毎日弾きたい、弾けたらいいけど、という方がほとんどではないでしょうか。 では毎日弾けなかったら上手くならないのかと言いますと、そんなことはありません。 それなりに上手になります。

 

目次

 

練習の時間帯 練習の時間

練習の順番

まとめ

 

練習の時間帯

皆さんは何時頃練習をしますか?

まだ現役でお仕事をされている方は、夜になってしまいますよね。 またはお休みの日に練習をすることが多いでしょうね。

そして退職された方は、いかがでしょうか。 様々な用事もあるでしょうが、やはり夜になりがちかもしれませんね。

 

それにピアノ以外にも習い事があったり、いつも決まった時間にできないこともあるでしょう。

そこで理想を言いますと、やはり午前中が良いと思います。兎に角まず朝のうちに練習をしてしまう。それからその日の用事などをするのはどうでしょうか。

 

ところが毎朝ウォーキングなどを習慣にされている方もいるでしょう。 歩いた後が良いのか、その前が良いのか。 悩むところでしょうが、お散歩後の方が、心身ともに活性化されているので、良いと思います。もちろん少し休憩を挟んだ方が良いですね。

 

練習の時間は15分くらいがおすすめです。 意外と短いと思う方もいるかもしれませんが、この15分には意味があります。 人間が集中していられる時間は大体15分くらいらしいのです。

 

無闇に長時間練習しても初心者の方にとっては、疲れて頭がゴチャゴチャになってきませんか。 そうです、ピアノはものすごく頭を使うので、そんなに長時間練習はできません。 ただし、ピアニストや受験生のようにプロや高度の曲を練習している方は別です。 そもそも曲が15分以上あったら、集中できませんと話になりません。

 

 

練習の順番

この練習の順番は、運動競技と同じ感じです。 まず準備体操として「ハノン」などの指の体操をしましょう。 闇雲に曲ばかりをさらうのは、良くありません。

 

ハノンを2〜3分もしたら十分でしょう。 その後にエチュードがあればそれを弾きましょう。 それから完成させたい曲へ進めてください。

練習曲集として私は大人の生徒さんたちには、「バーナム」をお薦めしています。

 

バーナムは1曲が短くて、様々な演奏方法のトレーニングになります。

 

 

まとめ

 

すでに先生について習っている方は、その先生のおすすめのテキストで良いでしょう。 先生がお薦めするものは、先生自身が生徒のために良いと思って使用していますし、ご自分でも教えやすいものなのですから。

 

生徒さんの中には、どうしてもハノンを弾いてしまうと、それで疲れてしまって先に進まないという方もいます。 それも仕方のない事ですね。

それぞれの方には生活のパターンがあって、お子さんのように皆同じ様な生活をしているわけではありませんから。

 

そのあたりを先生側が配慮することで、大人の初心者の方はピアノを楽しんで続けられる様になるのです。

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 ドミナント セブンス コードとは何か? 

 

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださいありがとうございます。

 

最近は、お盆の季節を過ぎたせいか、毎晩そして毎朝が以前より過ごしやすくなりました。

ふーっ、やっと暑さから少し解放された気分で、これからはどんどん涼しくなってほしい私です。

 

ですが、まだまだ日中は暑いですから皆さん熱中症にならないように水分補給を忘れずにね! (なった人がよく言うよ。)

 

さて本日は「ドミナント セブンス コード」について解説します。

コードはアメリカ発祥ですので、どうしてもカタカナが多くなります。ひと昔前には日本語に訳して学校で教えていましたが、やはり無理があると私も感じています。

目次

 

ドミナント セブンス コード とは何か

セブンス コード とどう違うのか

まとめ

 

 

ドミナント セブンス コード とは

 

これを日本語では「属7」(ぞくしち)と言います。 私もそう習いました。 この場合の「属」は主音より5度上を意味しています。

ですからハ長調でしたら、主音のドから5度上の「ソ」になります。その音の上にできるセブンスコードが『属7』です。

 

かえってわかりずらいでしょうか。要するに「Ⅴ7」ドミナント セブンス です。「ソシレファ」のコードです。

 

今までもセブンスコードは何回かご説明致しましたが、なぜこのⅤ7が意味があるかというと、曲の中に必ず出てくる主要3和音のうちの一つのⅤの和音「ソシレ」であり、ⅤからⅤ7になりやすい和音でもあります。

 

 

動画内でも説明していますが、Ⅴ7は使用頻度が多い方です。特に曲の終わりの方には使用することが多いです。

そして他のセブンスコードはⅤ7ほど使用されません。

 

 

セブンス コードとの違い

 

3和音に7番目の音を重ねれば「セブンス コード」になります。 ですが、常に重ねていいわけではありません。 ととえばC を C7に変えたりすると曲の雰囲気が違ってしまいますので、注意が必要です。

 

ジャズではコードに、9th や11th    13th などの「テンション ノート」と呼ばれる音を加えることがよくあります。 またこれらの9th以上のテンションを含むコードを「ジャズコード」と言ったりもします。 これらがジャズの定義を満たすからです。

 

ですが基本は3和音ですので、これが正確に理解していることが大切です。

 

まとめ

 

クラシック音楽では「属7」の大切さを習います。 曲の最後に長々とⅤの和音を何度も鳴らして長い曲の最後を終わる、のが交響曲の終わりかたの一つのパターンです。

 

曲の終止感を感じるのが、「Ⅴ7 からの Ⅰ」。 ハ長調でいうと G7 から C という流れです。 これをドミナント モーションとも言います。

 

兎に角、英語と日本語が混ざって混乱しやすいですね。 例えばこの「ハ長調」という表現も浸透はしていますが、まず「ハニホヘト」の説明から始めないとなりません。

 

最近の楽譜には、日本語と英語と両方記入しているものが多くなってきています。 覚えておいて損はありませんから、ぜひ覚えてみてください。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 分数みたいに見えるコードについて解説します。

 

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、大変ありがとうございます。

 

 

毎日暑い日が続きますが、ピアノの練習していますか?

もちろん練習ができない日もありますよね。 私も寝込んでいる時には当然できませんでした。

 

そのような時は、とにかく回復に全力を注ぎ、それから練習を再開させましょう。 (今の私のことですが。)

ピアノはヨーロッパで誕生しましたから、暑い夏はピアノにも厳しいことでしょう。ですがこの暑い夏が終われば、芸術の秋がやってきます。 それまでに体力を残しておきたいです。

 

目次

分数みたいなコード

呼び方

まとめ

 

分数みたいなコード?

 

いろいろな楽譜を見ていると、時々算数の「分数」みたいなコードが書いてあることにお気づきですか。

それが本日のお題であります。

 

C/E   とか     G/D   や     Em onB      など、いくつかの書き表し方があります。 

コードはアルファベットで著しますから、C なのか E なのか、わかりませんね。

 

結論としては、分子の方のコードを弾けば良いのですが、これらは基本形を弾くのではありません。

3和音でしたら、一番下の音を分母で表されている音で弾くように指示されているのです。

 

ですから上記の場合、C/E   は、ドミをではなく、ミソドを弾く。    G/D      はレソシを弾くことになります。

 

 

なんて呼んだら良いのか

 

分数コードは算数のように「E分の C」 (イー分のシー)と言います。 

または「E オン C 」(イー オン シー) と呼びます。 

 

これらを総称して「オンコード」となります。 

最近の JーPOP などには多く使用されているように私は感じます。

 

要するに転回形ですから、コードの構成音を必ず覚えましょう。

そして実際に転回形を弾いてみることで理解できるようになります。

 

 

まとめ

 

コードはまず基本形から始まり、転回形を弾いていく、そうすることでコードの連結がスムースになります。その段階で、この「オンコード」などが利用されるのです。 より音楽的に流れるようにコードも弾いていく必要があるのですね。

 

詳しくは次の私のユーチューブチャンネルでご説明しています。

 

 

まだまだ暑い日が続きます。

どうぞお体を大切にお過ごしください。

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 ご無沙汰しております。 

 

みなさまこんにちは、お元気でしょうか。

このブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

前回からかなり日にちが経ちました。 じつは私は「熱中症と胃腸炎」になってしまい、しばらくの間(寝たきり)状態でした。 日頃より体調には気をつけていたはずですが、うっかり水分摂取量が少ない日があり、その晩に身体中が暑くなり大変に苦しかったです。

 

幸にもすぐに保冷剤で体を冷やし、経口補水液を飲むことである程度は治りましたが、身体中が痛くて右を向いても、左を向いても眠れず、少し意識の混濁も感じまして、大変に恐ろしかったです。

 

たかが熱中症、されど熱中症ですね。 そしてその後胃腸炎を発症しまして、これもかなり長く続き起き上がることが少し困難になり、結果寝てばかりいるしかなかったのです。

 

 

高齢者の女性

 

熱中症になりやすいのは、「子供、高齢者、女性」などとなっていて、私のような女性の高齢者はなりやすいのですね。この私のブログをご覧くださっている方は、女性の高齢者が多いとしたら、皆さん毎日必ず水または補水液を1.5リットルを目標に摂取しましょう。

 

この1.5リットルは、病院で診察の時に医師から言われた言葉です。「私は大体1.2リットル位毎日摂取しているつもりです。」と話しましたら、もっと飲んでもいいですよ。と言われ、けっこう飲まないといけないんだな、と思いました。

 

そんなわけで現在は回復に向かってはいますが、以前のようにはならず、本日はこの辺で終わりにいたします。

また、投稿は続けますので、もう少々お待ちください。

 

ではまた。

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 パッシング・コードについて。 オーグメントコードとは。

皆さんこんにちは。お元気でしょうか?

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

連日熱戦が繰り広げられています、パリのオリンピックはご覧になっていますか。 時差の関係で日本選手の活躍は、結果を知ってからテレビで見ることが私の場合ほとんどですが。 選手の方々のここまでの大変な努力を考えると、勝敗が一瞬にして決まってしまうのは少し残酷に思えます。

 

やはり勝負の世界は厳しいのですね。 アスリートの皆さんは、その世界でずっと生きて来られたのですから、もう充分に理解していることでしょう。

 

その様な世界と無縁な私が解説する「パッシング・コード」の中の、本日は「オーグメント」または「オーギュメント」のコードについて解説します。

 

目次

  • パッシング・コードについて
  • オーグメント・コードとは
  • まとめ

 

前回も出ました「パッシング・コード」ですが、音楽においては(経過的なコード)になります。 たまに車の運転の時にライトをパッシングすることがありますが、あれは瞬間にライトを上向きにするときなどに使用しますね。 どちらも一時的なもの、と表現して良いかと思います。

 

今日紹介する「オーグメント」も前回の「ディミニッシュ」も、音色が独特ですから単独でポンと出てくる事はありません。 もちろんそれを狙って使う事はありますが。

 

 

オーギュメント・コード

 

オーギュメントとは増3和音のことです。 長3和音のドミソの和音をもうすこし広げて、ド・ミ・ソ# にしますとオーグメントになります。

 

 

パッシング・コードにおいては次のコードも重要です。 Caug  (シー・オーグメント)と呼びますが、この場合ソの音が半音上がってソ#になっていますから、次にラの音にいきたがるのです。それを解決しないとなりません。

 

例えば  Caug ー  Am 、  Caug ー F などと、ソ#からラの音を含むコードへと向かっていきます。

 

まとめ

独特の雰囲気のあるパッシング・コード は頻繁には出てきませんが、入れることで印象が変わり趣が出てきます。 簡単な童謡でも入れる事はできます。

 

前後のコードにより使用することはできますから、ぜひチャレンジしてみてください。 そして通して弾いてみて、良いな〜 と感じたら、それが答えです。

 

dimコードや、 aug コードを含む曲を何度も弾いてみることも良いですね。3コードから一歩進んでより深い響きに触れてみてください。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 パッシング・コード について解説いたします。

 

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

連日の猛暑の中、いかがお過ごしでしょうか。

毎年のようにこの猛暑、いや酷暑がもはや日本の夏の通例になりつつあります。もはや日本は四季がはっきりしない国になりつつあると私は心配しております。

 

さて本日は「パッシング・コード」についてお話ししたいと思います。特に今回は「ディミニッシュ コード」についてご説明したいと思います。

 

目次

  • パッシング・コード とは
  • ディミニッシュ コード について
  • まとめ

 

パッシング コード とは

 

パッシング という言葉を聞いて皆さんは何を思い浮かべますか? 例えば車のライトのパッシングとか、バスケットボールのプレイ中に「パッシング」をすることがあります。

 

これらの場合どちらも一時的、なことですね。 はい、音楽の「バッシング・コード」も一時的で通り過ぎていく感じです。

そしてこのパッシング・コードには以下の種類があります。

 

  1. オーグメント・コード

  2. ディミニッシュ・コード

  3. サブドミナント・マイナー

 

この中で今日は二番目のディミニッシュ・コードについてお話しいたします。

 

ピアノの楽譜の曲中に (dim7 このような文字と数字を見た事はありませんか? これが「ディミニッシュ セブンス」コードのことです。 dim  コードは基本的にセブンスコードですから4和音になります。 これが3和音ですと「ハーフ・ディミニッシュ」となります。

 

この「ディミニッシュ」の意味は「減3和音」になります。 そう長3和音でもなく短3和音でもない「減3和音」です。

これについての解説を,動画でご覧ください。

 

 

 

ディミニッシュ・コードについて

 

 

 

この減3和音(ディミニッシュ・コード)は短3度よりもさらに半音短い和音、ということになります。 ですから音の長さの順番は「長減」になります。

 

この独特の和音の響きを、ぜひ実際に弾いていただきたいと思います。このディミニッシュ・コードだけでも充分良いのですが、やはり不安定な感じで、どこかにたどり着きたい気持ちがあります。

 

ですから通過していく和音「パッシング・コード」であるのです。

 

 

まとめ

簡単な曲は3つのコードで、作る事はできます。 ですがこのようにパッシング・コードを入れることで、単純明快な曲がピリッとスパイスの効いた曲に仕上がるのです。

 

スパイスの好みは様々で沢山の種類がありますが、音楽の場合、その曲にふさわしい、そしてその場所に適切なパッシング・コードを使用してあります。

 

譜面に書いてあるので弾きますが、もしパッシング・コードを入れられる場所があったら、入れてみるのも良いですね。

 

ではまた。