皆さんこんにちは、お元気ですか。
いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。
来週から学校の新学期も始まり、夏休み気分もそろそろ終わりですね。
今年の夏休みはいかがでしたか?。相変わらずの猛暑続きで私は遠出はしませんでした。自分の子供が小さい時には毎回夏休みに旅行に行きましたが、もう別々の夏休みになっています。
本日は省略記号についてお話ししたいと思います。言葉にしても最近の省略はすごいですよね。たとえばTKG、は卵かけご飯のこと、とか一体何を言っているのか理解できない時もあります。
音楽にはかなり多くの省略記号があります。その理由は楽譜のページ数を少なくするため、が理由です。ペラペラと枚数が多くなりますと、めくる作業もさることながら楽譜を書く方も大変です。もっとも今はPC(パソコン)打ちですが、作業が多くなりますからね。
省略記号
音楽には繰り返し出てくるメロディーがあります。音楽の形式上この繰り返しは自然なことです。では実際どのような繰り返し記号があるかを見ていきましょう。
リピートマーク
さて、その中でも1番目にすることの多い、リピートマークからご紹介します。
このマーク、どこかで見たことありませんか?
楽譜は左から右に読んでいきますよね。
この
のところまでA⇨B⇨C⇨Dと曲が進んだら、
下の記号のところまで戻ってDまで進みます。
これは単純な繰り返しです。一番多く出てくると思います。
1番かっこ、2番かっこ
リピートマークは丸々っと同じものを繰り返してね、というマークでしたが、実際の音楽だと時折、1番、2番と繰り返してラストサビに行く前にちょっとだけ歌い回しが盛り上がったり、一瞬ブレイクしたり、変化を付けることがありますよね。
そんな時、とっても便利にしてくれるのがこの
です。
1番かっこ、2番かっこと呼ばれています。
リピート前、1回目は1番かっこ内を演奏して、リピートしたあと2回目ここに差し掛かったら2番かっこ内を演奏しましょう、というマークなんです。
楽譜にしてみるとこういう感じ。
A B C D A B C E という順番になります。
色々なマーク
ダ・カーポ、フィーネ、ダル・セーニョ、セーニョ、コーダ
ではリピートマークよりも、もう少し複雑に色々なところにジャンプできる便利なマークを紹介しますね!
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このマークはda capo(最初から)の略で「ダ・カーポ」と読みます。
曲の1番最初に戻ってもう1度演奏してね!というマークです。
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このマークはフィーネと読み、(終わり)の意味です。
ダ・カーポしたあとなど、繰り返しの後で楽曲の途中で音楽を終わらせる時に使用します。
この楽譜ですと
A⇨B⇨C⇨D⇨E⇨A⇨B⇨C
となりますね!
そして、Cでこの曲は終わりなんだということもわかります。
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このマークはdal segno(記号から)の略で、「ダル・セーニョ」と読みます。
記号、というのがこの
マークのこと!
segnoの頭文字、Sを記号化したもので、「セーニョ」と読みます。
のところまで演奏したら、
このマークまで戻ってね!
ということなので、この2つは必ずセットで使いますよ!
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このマーク、本当はvideと読み、(見よ)という意味らしい…
かっこよき…笑
ですが、通称は「コーダマーク」と読みますので、こちらで覚えてしまいましょう!
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この2つのマークで、曲のどこかにジャンプしたあと、曲のラストに再度ジャンプしたい…という時とっても 便利なこのマーク。
を見つけたら、
まで飛んでください、というマークなんです。
この楽譜ですと
A⇨B⇨C⇨D⇨B⇨C⇨E⇨F⇨G⇨H
となりますね!
基本、クラシックでは
また
は1曲の中に1組まで、という暗黙のルールがあります。
それ以上繰り返したければ、リピートマークを使ったり、もう1度同じ内容の音符を書いて違う小節として進めていきます。
ですが、ポップスでは歌詞の1番、2番…という発想がありますし、
サビ繰り返し、落ちサビ、ラストサビ…など、クラシックとは違う独特のリピート文化があります。
これを全部書いたら大変な長い楽譜に…!
ですので、
のように、数字を付けて表すこともあります。
この楽譜ですと、
A⇨B⇨C⇨D⇨E⇨B⇨C⇨F⇨G⇨C⇨D⇨H⇨I⇨J⇨K
と、このようになります。
こんなに短い小節にこんなに詰め込むことは普通しませんが、例としてあげてみました(^◇^;)笑
実際の楽譜なら、こんな頻繁に戻るくらいなら反復記号は使わず、ちゃんと小節開いて書くので安心してくださいね!笑
そして一見めっちゃ複雑なようですが、同じ数字を辿るので、記号自体を1回覚えてしまえばとても楽ちんですよ!
ダル・セーニョやダ・カーポをした時にリピートがあったら…??
本来クラシックでは、基本ダル・セーニョやダ・カーポの後は、リピートマークは完全に無視します!
かっこがあるならば、1番数の大きい最後のかっこに飛ぶんです。
…ですが、なんと…!
ポップスではリピートマーク、生かすことがあるんですよ…∑(゚Д゚)
揃えておくれ…と心底思いますが、楽譜の質、音楽の進み方が違うから仕方ないんですよね( ; ; )
そのため、戻ったところの
マークや、
の場合曲の頭に
・リピートする場合は(D.S. time with repeat)
・リピートしない場合は(D.C. time straight)
等と書いてわかりやすくしてあることがあります!
覚えておくとこちらもめっちゃ便利⭐︎
例をご覧いただきます。
まとめ
参考資料がかなり多いですが、実際にご自分が演奏する曲に上記のような記号がついていたら、よく曲の順番を確認して演奏してください。
私の新刊「大人の初めてのコード奏法」がまもなく発売されます。
初めてコード奏法する方に、全曲解説付きでQRコードから動画もご覧になれます。
ではまた。