皆さんこんにちは、お元気ですか。
いつもこのブログをご覧いただき、ありがとうございます。
昨日買い物に出かけましたら、お子さんや家族の姿はもうなく、ショッピング モール内も平日のためか閑散としていました。
なんとなく寂しい感じもしましたが、皆さんそれぞれの持ち場に帰って、また勉強や仕事を再開する時期になったのですね。 頑張ってくださいね。
さあ本日は音程の続きですが、ここでつまづかないようにしてください。これは音大生でも間違えやすいところですから。
音程
音程は2つの音の度数(ディグリー)で表現します。ここでまた黒鍵のことが関わってきます。
前回は「長短」の違いを鍵盤の発見と黒鍵を数えて説明いたしました。これ以外に「完全」とか「減」増が、音程には出てきます。これも黒鍵との関係があります。
まず上の表の2度と3度は前回同様、鍵盤の半音を一つずつ数えることでご理解いただけたかと思います。では4度と増4度はなぜこのような呼び方なのでしょうか。
完全4度と増4度
鍵盤を見て分かる通り、ドからファには黒鍵のない「ミファ」が含まれます。同様にレ〜ソ、ミ〜ラ、にも「ミファ」が含まれますが、「ファ〜シ」はありません。この音程が「増4度」になります。
この4度では長短は使いません。「完全」または「増減」で表現します。これは次の5度も同様です。
この4度と5度が他と違っていることを覚えておいてください。
後の6度と7度は「長短」で表現します。
臨時記号
音程は臨時記号により、長くなったり短くなったりします。「長短」で表した3度や6度も臨時記号でもっと音程が広くなったり、狭くなったりします。その時には短からさらに短い減になります。そして長音程から増音程になってしまいます。
たとえばドからレは長2度ですが「ドからレ#」になりますと、増2度になります。この辺りが少し
トリッキーな感じかします。
まとめ
なぜこの音程の知識が必要かと言いますと、「コード」の構成に関係してくるからです。なぜマイナーコードやメジャーコードがあるのか、それはこの音程が関係しています。
そしてコード奏法を実践していきますと、それぞれのコードの響きから、そのコードが長3和音(メジャーコード)だとか、減3和音(ディミニッシュ コード)であるとかが、耳から感じられてきます。
ですから曲を通じていろいろなコードを弾くことが大切なのです。でも楽しいですから大丈夫です。
〜お知らせ〜
私の新刊「大人の初めてのコード奏法」が発売になりました。これは電子書籍ですが、ペーパーバックも近日中にリリースされます。
全8曲、解説付きでQRコードで参考動画もご覧になれ、動画を見ながら練習ができます。
独学にもぴったりです。
ではまた。