皆さんこんにちは、お元気ですか。
いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。
まだ日中は暑いですが、やはり夕刻を過ぎますと少し秋を感じなくもない私です。
暑いのは苦手なので、早く涼しくなってほしいです。
ですが、暑いのがお好きな方もいらっしゃいますから、あまり大きな声では言えません。
本日のテーマは「表現」になります。これは音楽のかなり大切な部分で、これなしでは音楽にはならないと、言えなくもないです。
私のようなピアノ指導者は、まず音符の理解から入って、それから表現へと進めていきますが、たとえ音符がよく読めて弾けても表現力が備わっていないと、一体何をやっているのかがわからなくなります。
その表現力に導いていくために「奏法」も含まれます。
スラー
上記の譜面には様々な記号などがあります。これがあるとないでは大きく違いが出ますので気をつけましょう。
譜面上の長い線が「スラー」です。では短めの線はなんでしょうか、これは、3連ぷについている3つの塊を表す線です。これは3連譜には欠かせません。「3」という数字とともに使用されます。
スラーは「なめらかに」演奏すること。という意味です。なめらかに下の方の音から上まで音をつなげていく感じですね。 クレッシェンドも出ています。
このように音が上がっていく時には、自然とクレッシェンドになることがほとんどです。これは大変に自然な事ですから、音の上昇とともにクレッシェンドする習慣をつけておくことも表現力をつけることになります。
このスラーやフレーズの線は楽器によっても少し違います。たとえば声楽の場合などは、どこで息継ぎをするかをきちんと前もって考えなくてはなりません。管楽器なども同様です。
スタッカート
スタッカートは「音を切る」と言われています。これも、その曲により「どのように音を切るのか」が違ってきますが、なめらかに弾かないことが重要です。スラーの反対ですね。
このように大体音符の玉の方に黒い小さな点がついているのがスタッカートです。
奏法としては「半分くらいの長さ」にする、と言われますが、曲に応じて演奏も変わります。
その音を強調する場合
ある一つの音を強調したいときにつける記号があります。
まず初めにスタッカートがありますね。その次はスタッカートよりもっと短く演奏する(約4分の1の長さ)スタッカティシモ、そしてアクセントと続きます。
音符にこれらの記号がついていたら、とにかくはっきりと弾きましょう。下の段の記号も強さの大きさは違いますが、とにかく付いていたら他の音よりもはっきりと弾きます。
まとめ
映画「第3の男」のテーマです。
今日の内容ももっとたくさんの記号などがありますが、全て覚える必要はありません。中には音楽を勉強していても、お目にかからない記号もあります。
いろいろな記号などを意識して演奏していると、気分が音楽に乗って演奏しやすくなったりするかも知れません。ぜひお試しください。
ではまた。