皆さんこんにちは、お元気ですか。
いつもこのブログをご覧下さりありがとうございます。
9月も半分過ぎて、どうやら来週の後半には、やっと涼しくなるようです。
本当に暑さ疲れを感じているわたしですが、皆さんはいかがでしょうか。
さて、今日から3連休の方もいらしゃることでしょう。この3連休が暑い日としては最後の方になるようですから、思う存分に暑さを満喫したい方はどうぞ楽しんでください。
今日のテーマは調性とスケールについてです。
調性
今まで音を重ねてコードを作る、いわば「縦」に音を捉えて、お話ししてきました。これからの話は音を横に並べて考えることになります。
ピアノの鍵盤は横に並べてありますから、音を縦に積み重ねるというのは少しイメージしずらいかもしれません。
初めの図と二番目の図では開始音が違いますね。ドから始まる音階と、ラから始まる音階と2つ書いてあります。ここがポイントです。
この調性は、短調と長調が現在使用されていますが、比較的新しいものです。それ以前には教会などで使用された、教会旋法が使用されていました。
初めの音がドからのCメジャースケール(ハ長調)は、弾きやすくて初心者にとっては理解しやすいスケールです。開始の音をラにしてAマイナースケール(イ短調)になっているのが二番目のスケールです。
メジャースケールを使用して書かれた曲は、明るい、楽しい、嬉しいなどの表現に向いています。一方マイナースケールで書かれた曲は、寂しい、悲しい、不思議な表現にぴったりです。
ここで注意が必要なのは、マイナースケールの時には臨時記号が必ず出てくることです。それは主音とその前の音との関係を半音関係にしなくてはならにために、起きてきます。Aマイナースケールの場合には、ラが主音ですから、その手前の音であるソのおとをソ#にします。
これで曲を弾いたり、書いたりしますとメランコリーな感じが出せます。一方メジャースケールの方には臨時記号は必要ありません。ですから余計にハ長調の曲は弾きやすいですね。
スケール(音階)
音の階段を意味する「音階」はピアノの下から上にまさに階段のように、音が上がっていきます。これには規則性があります。
Cメジャースケールの時には、「第3音と第4音の間は半音関係、そして第7音と第8音も半音関係」という規則性があります。このように言葉にすると難しいですが、ただ白い鍵盤だけをドから順番に弾いていくと、その規則性が自然と感じれれます。
黒鍵がないところが半音関係になっています。ハ長調ばかり弾いていると、これが感じられないので少しずつ違う調性の曲も弾いていいくとこのことが理解できるようになっていきます。
まとめ
理屈は後からでも良いですが、全く知らないのは良くありません。何度も音楽理論に目を触れているとなんとなく理解できるようになりますから、一応目を通しておきましょう。
わたしの新刊の「大人の初めてのコード奏法」はこの理論についてもより詳しく解説してあります。
大人になってから始めるピアノには不安も多いかもしれませんが、気軽に始めてみて下さい。
後からでも理屈は良いのです。
ではまた。