シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 BPSDとはどのようなものなのか。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログを、ご覧下さり有難うございます。

 

明日は埼玉県の県立高校の入試だそうで、お天気が良さそうなのでひとまず安心ですね。 

ご家族の方は一家をあげての応援日でもあり、心配もあるかもしれません。

ご本人にとっても初めての選抜試験の方も多いことでしょう。 わたしの生徒さんも明日は頑張ってくれることでしょう。「応援してるよ〜。!」

 

そのような若い方がいる中、「BPSD」Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia について今日はお話ししたいと思います。

BPSD(行動・心理症状)

 

実は認知症の最も深刻な問題はBPSDになるのだそうです。これは心理的要因などが原因のようですが、

中でもストレスや周囲からのケアに対する不満などが引き金になって誘発される場合が多く見受けられるようです。ですから「知的低下」だけの問題ではなく「気持ち」が原因であることが多いのです。

 

ストレスは誰にでもあることですから、それをいかに対処するかは本人の努力が必要ですね。うまくストレスに対処できない女性などが認知症になりやすいのが、私には頷けます。要するに「我慢」をしてずっと生きてきて、ストレスを溜め込んだままの状態が長く続くと、発症しやすくなると感じます。

 

しかし一旦BPSDになってしまったら、家族や周囲の人を傷つけて大きな負担をかけてしまいます。もう人格が変わってしまいますからね。今まで穏やかだった人が暴言を吐いたり、暴力を振ったり徘徊して行方不明になるなど、家族の方達は絶望的な気持ちになってしまいます。

 

そして本人も自分の意思とは関係なく家族を傷つけて、苦しい状況に陥ってしまいます。ですがこれは病気ですから本人を責められません。とにかく健康なうちに、しっかりと予防策を張ることです。

わたしの周りにもかつて認知症の方のご家族がいました。生活する中で、我慢の限界を超えることもあり家族が段々と疲弊してゆき、どうにもならなくなる時があったそうです。

 

徘徊

 

本日はちょっと辛い話題ですが、この徘徊とは「行方不明」になることですから大変です。突然外出して本人も家族も行方がわからないのですから。

警視庁の「令和2年における行方不明者の状況」によりますと2020年度に捜索願が出た行方不明者は77022人でその原因の第1位が「徘徊」だそうです。そしてこの数字は年々増え続けているそうです。

 

徘徊の場合は知的活動の一部には問題がない患者さんもいるそうで、電車に乗ってしまったり、車で出かけて帰り道がわからなくなったりなど、外出はできても帰宅ができないということになります。

「まだ一人で外出できるから」というのは周りの方が日々様子を確認する必要がありますね。

 

まとめ

 

 

本日は認知症の家族の大変さだけではなく、本人も混乱していることがお分かりいただけたでしょうか。

とにかく健康なうちから、ストレスを減らし心身共に健全な状態に保ち長生きをしていただき、楽しい人生を送っていただきたいです。わたしもそうします!。

皆さんが好きなことを続けてゆけば、ずっと健康でいられます。

ピアノを始めたい方や、ピアノに関するご相談などありましたら、このブログの「お問い合わせ」にお書きください。必ずお返事いたします。

 

ではまた。