シニアの初心者のためのコードコード弾きピアノ教室。 始まりはいつも近所のピアノ教室からスタートする。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

桜は散り始めた関東地方ですが、これから桜前線は北上してゆきます。東北地方や北海道の方たちは、これからが楽しみですね。桜の花が散ってしまうのは少し寂しいですが、その後の新緑もまた美しいです。やはり春は良いですね。

 

今日は「始まりはいつも近所のピアノ教室からスタートする。」というタイトルですが。 この私も始まりは通っていた幼稚園でのヤマハ音楽教室のオルガンレッスンからでした。「やりたい!」と親に珍しく懇願してスタートした時のことは、この歳になっても覚えています。夢のような時間でしたし、夢中になりました。楽しかったですし、ずっと続けたかったです。

 

 

当時は幼稚園生向けでしたが、私は親から「小学生になってからね。」と言われて一年くらいは習わせてはもらえませんでした。その理由は多分、「続かないかもしれないから」という親の考えだったのでしょう。 

幼稚園では、オルガンを丸く円を描くように並べてグループレッスンを受けていました。 私だけ一年上でしたから、頭が一つ飛び出る感じで少し恥ずかしい気もしましたが、そんなことはすぐにどうでも良くなり、鍵盤に手を置くと音が出るという不思議な感覚に心を奪われました。夢中になりました。その時の自分の気持ちや表情は真剣そのもので、今思い返してもあの感覚は素晴らしかったです。

 

 

人生の転機

 

どなたの人生にも転機は何度も訪れたことでしょうね。 今の時期ですと進学や入社など、そして結婚、女性なら出産などなど結構あります。それは人生の転換期で、その人の人生の方向性を自ら選び、そして作り上げてきたのでしょう。

 

進学や結婚より長く続いているのが私の場合、音楽人生とでも言いましょうか。まあ何となく続いてしまいました。ですが本当に始まりは幼稚園でのグループオルガン教室でした。

 

「子供の頃にはピアノ教室に通っていました」という方はかなりいらっしゃいます。大人になって仕事や育児などで中断されることが多いかもしれませんが、何といっても今は人生100年時代ですから、再び始める方も多いです。まだまだやり直す時間があるのです。

 

これから自分が80代や90代になった時、何をしようかな?と考えるのは楽しいです。私の場合はさらにまた、もう一度クラッシック音楽をじっくりおさらいしたり、ジャズピアノも続けたいと思っています。こんな風に考えたり想像すると、歳をとるのが楽しみに思えます。

家族、友人

 

私のお教室では大人の方も多く、中には配偶者を亡くされた方もいらっしゃいます。長く人生を歩いてきた夫や妻がいなくなるのは、想像を超える悲しさでありましょう。 その方達は配偶者を亡くされてから、約2年後にピアノのレッスンを受けに来られます。

 

気持ちに少し変化が起きたのでしょうか。初めのうちは「実は、私は配偶者をなくしまして、、、。」と始まりますが、そのうちに音楽の楽しさにのめり込んでまいります。 顔つきが明るくなって「実は弾きたい曲があるのですが、、、」などと積極的になってきます。

 

自分の演奏を家族には知られたくないが、友人同士では「私ピアノ始めたの。」とお話されるそうです。気持ちが外に向いてきたのでしょうか。コンサートに出かける回数も増えたり、私との音楽談義にも花が咲きます。こうなると、もう楽しいのです。先生も楽しいです。

 

まとめ

 

先日他界された坂本龍一氏も「人生は短く、芸術は長い」という言葉を残されていますが、本当にピアノ曲だけでなくても音楽は無数にあります。私も弾きたい曲がたくさんありますが、あとどれくらいこなせるだろうか、と思うことがあります。自分の寿命と競争です。

 

晩年に何もせずにぼーっと過ごすのもよいと思いますが、100歳までぼーっとしているのも少し寂しいかな、と思います。皆さんはどのように晩年を過ごしてゆきたいですか?

 

ではまた。