ピアノ名曲集より ドラマチックな名作 「皇帝」ベートーベン、 ピアノ協奏曲 グリーグ

みなさんこんにちは。

関東地方はあいにくのお天気です。

ですが、寒くもなく暑くもない、この季節が私は一番好きです。

ストーブもエアコンも必要ないですから。

 

さて前回より目が覚める様な曲を、ご紹介しています。

本日も2作品ともピアノ・コンチェルト(協奏曲)です。

全曲ではなく、楽章でのご案内です。

もしもっと聞きたくなりましたら、ぜひ全曲を聴いてみてください。

 

ではまず、ベートーベンのピアノ協奏曲「皇帝」からです。

 

ベートーベン ピアノ協奏曲「皇帝」

 

「皇帝」より第3楽章をどうぞ。

 

 

映像は古都、京都の様ですが、この作品の背景にあるのはヨーロッパにおける

ナポレオンのウイーン占領下で窮乏生活に萎えながら書き上げられた作品であることです。

やっぱり、ここでもフジ子さんの人生と何か重なる気がして、彼女の演奏が一層

深さをましている様です。

 

私個人としては冒頭の部分が本当にベートーベンっぽくて好きです。

そして私たちがベートーベンに求めるものとは何なんだろうと、

考えてしまいます。

 

 

 

では次のピアノ協奏曲は、グリーグです。

 

ピアノ協奏曲 イ短調 作品16

 

第1楽章をお聞きください。

 

 

どこかでお聞きになったことがあると思います。

非常に印象的な始まり方、そしてピアノと合わせづらい出だし。

指揮者の表情やピアニストの手の動きなどがみられて、やはり映像は良いですね。

 

 

グリーグ

 

エドヴァルド・ハーゲルップ・グリーグは

ノルウエーの作曲家です。 「北欧のショパン」と言われもするそうです。

民族色を感じさせる作曲家ですね。

この曲が唯一の協奏曲で1868年彼が25歳のときの作品です。

と言ってもこの曲に何度も改訂をしていて400箇所以上の変更点があるそうです。

ですので現在演奏されているものは晩年に改訂されたものになっています。

 

彼の代表作には、もう一つ「ペールギュント」があります。

こちらは組曲ですが親しみやすく、そしてどれも名作で毎日でも聞きたくなる様な

曲ばかりで構成されています。

今回は1つ「朝の気分」をお届けいたします。

 

 

朝の気分

 

こんな曲で朝を迎えられたら毎日最高な朝になりそうです。

 

 

こちらがグリーグです。少しアインシュタイン博士みたいですね。

「ペールギュント」はイプセンの戯曲のために作曲した劇付随音楽です。

また彼自身の編曲で何曲かピアノ独創曲やピアノ伴奏の歌曲に編曲されています。

 

 

こちらがピアノ編曲版です。

 

まとめ

 

今日はピアノ協奏曲2作品でしたが、どちらも勇ましいと言いますか、

やはりドラマを感じますね。

「ペール・ギュント」は学校の鑑賞の授業でも取り上げられることが多いと

思います。気持ちにスッと入っていく音楽ですね。

 

特に「朝の気分」は気持ちがモヤモヤしているときに聴くと、かなり気分が

変わりそうですし、爽やかな1日にはこの曲がよく似合う気がします。

明日の朝からぜひお試しください。

 

ではまた。