モーツアルト その手紙  天才モーツアルトの意味不明の手紙など

こんにちは。

秋らしい毎日ですね。

芸術の秋ですが、演奏会やオペラなどはまだ、公演されていませんね。

大変寂しいです。

有名なオペラを作曲した、天才モーツアルトの手紙について、今日は

お話しするのですが、かなりお下劣な言葉が多く、果たしてどこまで表現できますか。

 

モーツアルトの手紙

 

モーツアルトの手紙については、「性にまつわる事項や、ことに糞尿や尻や肛門に

関わる部分」がよくあります。

 

ローマから姉のナンネル当ての追伸

「さようなら、お元気で、ベッドでウOコをおたれなさい。そうすりゃベッドは

めちゃめちゃだ。」

ウ0コを垂れたり、それにキスしたり、食べたりなどと言う表現はモーツアルト家では

決まり文句で、別に驚くべき表現ではなかったらしい。

 

このモーツアルト家にとっては決まり文句であった、と言う部分が私には不思議に思います。

なぜなら、モーツアルトの父、レオポルドの手紙は大変立派で、常にアマデウス(モーツアルト)

の言動を叱責し、心配する様子があるからです。

とにかく、幼い子供が好みそうな表現の一つではあると思います。

 

しかし、あまりにも品の悪い冗談があるとして、「モーツアルト伝」からは除外されてしまった

「ベーズレーレ書簡」と言うものがあり、次男であったカール・トーマスから人手にわたる間に

あまりの卑猥さに抹殺の危険すらあった。

 

ベーズレ書簡

 

有名なこの「ベーズレ書簡」は、言葉遊びのようでもありますが、

リズム感よく、弾んではいますが、とてもここでご紹介はできません。

この書簡を読みますと、彼はただもう、はしゃぎまくり、そして

やはり普通ではない人だったようです。

 

ベーズレーとは、当時モーツアルトが友人として手紙をやり取りしていた女性です。

 

そして、「ユーモアのある天才は滅多にいない」と言われます。

特にドイツの天才の場合は、なおさら少ない。しかし、モーツアルトはそうではなかった。

果たしてこれを、ユーモアと呼べるのか、かなり強い幼児性を私は感じますが。

 

ユングによると

 

ユングによると

子供たちは排便行為とその産物に非常な関心をもっている。

それは彼らが早い時期から、排便と出産に同じような関心を持つことを考えると

多少は理解できるだろう。

 

「モーツアルトの深層心理のどこかで、糞便嗜好と生産は結びついていて、

地方的あるいは時代的習慣を土台に、火山のように噴火を見せたのではなかろうか。

 

モーツアルトは、自らに不可解さを内蔵しながら、限りなく美しい旋律を

奏続けた。

それ故にこそ、彼の音楽には、矛盾に満ちた人間とその社会にあって、倫理を

超えてこの世の混沌から、我々を引き上げ、慰めと喜びを与える作用がある。

 

したがって彼の音楽はあらゆる人々、あらゆる状況に受けいられる性格を持ち、

優れて宇宙的でありながら、人間性をその深淵で捉え、しかも善悪の彼岸で

人間を慰めるといった感じがある。

 

極端な例では、、アウシュヴィッツのナチス・ドイツの将校たちは、

ガス室のボタンを押す合間に、モーツアルトの音楽に耳を傾けたと言うし

ドイツ軍の迫るパリで聞いたモーツアルトに魅了された人もいる。

 

今日のまとめ

 

手紙の文面を載せられませんが、この「モーツアルトの手紙」に関しては

たくさんの研究がされていて、やはり彼の不思議な人格が伺えます。

興味のある方は、是非読んでみてください。

 

「彼は別の世界から使者であったし、あり続けるのだ。」ドイッチェ。

そして彼はただの天才で、天使ではなかった。

 

次回は彼の妻について書きたいと思います。

 

ではまた。