ガーシュウィンの「アイ・ガット・リズム」 (ピアノ名曲集 100選)より

皆さんこんにちは。

 

本日は、風もなく穏やかな暖かい快晴の天気です。

天気は晴れでも、コロナで残念な日々です。しかも大型連休の

前に、このような感染拡大では気持ちが今一つですが、私たちには

音楽がある!

 

ということで本日は「元気の出るピアノ曲」の最後に相応しく

ジョージ・ガーシュウィンの「I got rhythm」をお届けします。

踊り出したくなるような曲です。

 

アイ・ゴット・リズム

 

 

そんなにも長くない曲ですが、音がものすごく飛ぶので、弾くのは大変です。

手が大きくないと弾きづらい曲ですね。

では、次はジャズピアニストの演奏です。

 

 

ジャズとニューヨーク

 

上原ひろみさんの、ジャズアレンジされた「アイ・ガット・リズム」です。

この曲をかいたガーシュウィンは、意外にもアメリカ生まれのアメリカ育ちで、

当時大流行していた、ニューヨークでのジャズに、当然関心があり自分の作品にも

その独特のリズムなどを取り入れていました。

 

そしてだんだんとジャズミュージシャンたちも、この曲を弾くようになったのです。

上原ひろみさんは、クラッシックピアノを習っていましたが、ジャズに惹かれて

ジャズの本場で勉強し、世界的なジャズピアニストに成長いたしました。

現在でも練習をする時には、まずバッハとベートーベンを弾いてから、ジャズを

弾くそうです。

 

クラシックとジャズ

 

以前は「ジャズを始めたら2度とクラシックには戻れない」と言われたものです。

これは一流のクラシックピアニストが、ジャズを弾いて行ったら、元には戻れない、

という意味ですから、私たちはどちらも楽しむことができます。

私もジャズを始めた当初は少し譜読みで混乱しましたが、今は大体区別できます。

時々、おかしくなりますが。

 

ガーシュウィン

 

彼は作詞家となった兄とミュージカル向けの多くのポピュラーソングを作曲しました。

そのうちの一つがこの曲です。 そのごクラシックに取りくみ「ラプソデイ イン ブルー」

をファーディ グローフェの協力を得てジャズとクラシックを融合させたこの作品は

「シンフォニック ジャズ」の代表的な成功例として世界的に評価されました。

ではブラスバンドスタイルで聞いてみましょう。

 

 

めちゃめちゃ楽しいでしょう!

これがアメリカ音楽の基礎を作ったと思いますよ。

 

彼がオーケストレーションを勉強したくて、フランスの作曲家ラベルに教えを願いでるも

断られ、ロシア出身のストラビンスキーの元を訪ねるも、ガーシュウィンの高収入に驚き

「どうしたら、そこまで収入を上げられるのか、教えて欲しい。」と言ったとか言わないとか。

そしてさらにナディア ブーランジェへの紹介状を書きましたが、彼女は「彼には生まれながらの

音楽的才能があり、その邪魔をしたくない」と弟子とすることを断ったそうです。

 

その後もあの哀愁を帯びた「サマータイム」を含む「ポギーとベス」などの名作を描きました。

この作品は、黒人コミュニティの風俗をリアルに描いた作品で、出演者は全て黒人でした。

 

 

まとめ

 

ガーシュウィンは1937年の7月11日に38歳という若さで脳腫瘍のために

他界しましたが、彼の作品が世界に影響を与えたことは間違いなく、大変に

残念ですね。

原因としては超過密スケジュールをこなす「ハリウッド病」などと思われていたそうです。

かなり無理をしていたようですね。

 

やっぱり無理はいけません。

私は大丈夫です。

 

ではまた。