みなさんこんにちは。お元気ですか?
連休も終わり、今日から学校も始まりましたね。
毎回思うのは、連休前のワクワク感と終わってからの、なぜかほっとする感。
「やっぱり、いつもの生活がいいのかな」などと呟く。
皆さんはいかがですか?
まあ現在は移動の規制があったりして、自由気ままに旅に出るなんて
出来ませんからね。
そんな今、音楽を自宅でゆっくりと聞くとか、じっくりと弾くという時間を
持つのは大変に優雅な趣味となるでしょう。
昔の貴族の方達は皆さん、そのようなご趣味というより、教養として音楽を
嗜んでおりました。
日本の皇族の方々も楽器を嗜み、楽しんでおられます。
そして、かなりの腕前でございます。すばらしいですね。
さて本日はショパンとショスタコービッチの作品をお届けいたします。
ノクターン 第8番 変ニ長調 作品27−2
フジ子・ヘミングさんのノクターンはこころに滲みますね。
もう一つ上から運指をみてみましょう。
この曲には個人的に思い出があります。
忘れもしないあの3月11日。電気もつかず、暗く寒い中、ふと思ったのは
「ピアノは電気がなくても弾けるし。」 そして、
その時この曲を弾いたのです。自分のピアノの演奏でしたが、心にしみていきました。
その後は毎日の様に、津波の様子や被害の様子など、言いようのない悲劇でしたよね。
ある日、新聞に乗った写真を見て、私は涙せずにはいられませんでした。
ある吹奏楽部の中学生が、全て流されてしまった家があった場所にたたずみ
泣きながらお母さんの好きだった曲を吹いている写真です。
そうか今の私は何も出来ないけど、ピアノを弾いて亡くなった方のご冥福を祈ることは
できるであろう。 そして助け出されて絶望の中にある方たちに一時でも美しい音楽を
捧げる気持ちで弾こう、そう思い毎日弾きました。
実は、それまではショパンのノクターンはあまり好きではなかったのですが、
今では好きとか嫌いではなく人生の一場面になくてはならない曲になりました。
この作品は、テレーズ・ダボニー伯爵夫人に献呈されている。
大変に美しい曲想でしばしば「貴婦人の夜想曲」と呼ばれている。
夜想曲ですので、やさしく、ゆったりとした曲想ですね。
では本日のもう一つの曲、ショスタコービッチのピアノ協奏曲を聞きましょう。
ピアノ協奏曲第2番 ショスタコービッチ
一般的にピアノ協奏曲は長く傑作が多いのですが、その中でも有名になる楽章というのがあります。
「あれ、どこかで聴いたことがあるみたい。」と聴いていて感じます。
もちろん親しみやすかったり、覚えやすかったりいろいろですが、そのときの聴いている本人の
心の状態にもよるかもしれません。
ショスタコーヴィッチ
こちらが若き日のショスタコービッチしです。
ショパン国際コンクールの出場するほどのピアノの名手でした。
ですから音楽院を卒業してからは作曲家になるかピアニストになるか
真剣に悩んでいたそうです。(贅沢な悩み。)
しかし後年は小児麻痺の影響で右手が不自由となり、ピアノを弾くことが
出来なくなりました。
彼の作品数はかなり多く、
交響曲 15作
弦楽四重奏曲 15作品
協奏曲 6作
室内楽曲 13作
オペラ 6作
声楽曲 13作
映画音楽 37作
ピアノ曲 12作
編曲作品 24作品
そのた吹奏楽曲や合唱曲、バレエ音楽など、かなりの作品数ですね。
まとめ
今回は少し、物思いにふけるときに良いか、よくないか悩むところです。
この様な曲を聴いて、余計に気持ちが沈んでしまうこともありますし、
懐かしく過去を振り返ったり出来ますしね。
皆さんはいかがでしたでしょうか。
ではまた。