ショパンの「軍隊」ポロネーズ、ピアノ・ソナタ「熱情」 ベートーベン。「ピアノ名曲集」より

皆さん、こんにちは。 お元気ですか?

おうち時間をどの様にお過ごしでしょうか。

私はもともと出不精ですので、以前とあまり差がないのですが、流石に

「何処かへ出かけて、リフレッシュしたい。」と感じます。

 

先日古い友人から、今週の土曜日の午後2時から、新国立劇場での(無観客)

バレエ「コッペリア」が youtube で無料配信されるとのことです。

そうですよね、なかなか劇場へ足を運ぶことも躊躇してしまいますから。

スマホでもみられると思いすが、できれば大画面でみたいですね。

 

さて本日のメニューは、ショパンの「軍隊」ポロネーズと

ベートーベンのピアノソナタ「熱情」をお届けいたします。

まずはショパンのポロネーズ 第3番 「軍隊」です。

 

ポロネーズ 第3番 「軍隊」

 

 

ポロネーズ 第3番 イ長調 作品40−1 は

ショパンが1838年に作曲したポロネーズで、「軍隊ポロネーズ」の通称で

親しまれています。歯切れの良い、気持ちの良いすっきりとした曲ですね。

 

ポロネーズとは

 

このポロネーズの意味は「ポーランド風」の意味だそうです。

日本的をフランス語で言うと「ジャポネーゼ」ですかしら。

ボローニャ風のパスタは「ボロネーゼ」ですよね。

少し話が脇にそれましたが、そんな感じです。

 

そしてポロネーズのリズムもいくつかあるそうですが、

曲中にそのリズムを使用しています。

ショパンの作品の中でも比較的、弾きやすい方ではないでしょうか。

是非皆さんも弾いてみると、楽しいし気分が良いですよ。

 

次の1曲は、ベートーベンのピアノソナタ 第23番 ヘ短調 作品57

「熱情」の第3楽章をお届けいたします。

 

ピアノ・ソナタ「熱情」

 

 

ベートーヴェンはピアノソナタの名作をたくさん残していますが、

その中でもこの熱情「アパショナータ」は通称ですが、大変に有名ですね。

そして彼の中期の最高傑作の一つであります。

音大のピアノ科の学生さんは皆さん、取り組んだ曲の一つでしょう。

 

ベートーベンの難聴

 

この作品の開始時期は1804年頃とされている。

彼の難聴は悪化の一途を辿っており、その絶望から1802年にはついに

「ハイリゲンシュタットの遺言」を書くに至った、ということで、

難聴の中での名作の数々、やはり天才というしかありませんね。

 

「熱情」という副題は1838年にハンブルグの出版商クランツがピアノ連弾用

の編曲版の出版に際してつけたものであるそうです。そして

ベートーベン自身もこの曲の出来に満足していたそうです。

 

まとめ

 

 

本日の2作品はどちらも有名で、必ずどこかで聴いたことがあると思います。

弾いたことがある方も多いと思います。

それぞれの作曲者のエピソードを知ると、作品に対して愛着が沸きますね。

偉大な作曲家も私たちと同じ人間です。 故郷を思ったり、自分の将来を案じたりと

苦悩や絶望の中にあっても、名作を作り出すところが私たちとは違うのでしょう。

 

不朽の名作を多く残した天才音楽家の方たちの人生は、どれもドラマチックです。

ですが、全ての方の人生は、まるで映画や小説の様なのですよね。

そして全く同じ人生を歩んだ人もいません。皆さんの人生は一つの名作です。

それとともに音楽が流れている、そんなイメージが私にはあります。

日々の毎日は単調で地味に感じますが、実はこれがもう私小説なのです。

 

ではまた。