「メリーさんの羊」 気軽にコード弾きしてみましょう!  楽しいコード弾きピアノ

皆さんこんにちは。いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

今日も穏やかな良い1日でした。

 

さて前回まで「アメリカンポップスヒット曲集」シリーズをやっておりましたが、今回の新しい

シリーズは『気軽にコード弾きしてみましょう!』と題して、音楽を聴くだけではなく

もっと積極的に参加するのにピッタリな「コード弾きピアノ」のイロハを、お話しして

参りたいと思います。

以前にも(ヒット曲のコード進行)を記載していましたが、今回のシリーズはどなたにもわかるように

コードネームから、じっくりお話しいたします。

 

「ピアノは小さい時から習わないと、絶対に弾けない」と言われていたのは昔のことです。

今やアクティブ・シニアの方達はどんどんピアノを楽しんでいます。

私の生徒さんの方達も、熱心にピアノに取り組んでいらっしゃいます。

特に男性の方は本当に熱心です。感心するほどです。

なかには、外出先でも紙鍵盤を持ち歩き、イメージトレーニングをしている方もおられます。

 

そしてその全ての方達が「コード弾き」を実践しているのです

「先生はずっとやってきたから、すぐ弾けたでしょ」と言われますが、いいえ違います。

私もコード弾きピアノを始めてから、たった数年しか経っていません!

そしてコードの便利さを知ってから、「もっと早くからはじめれば良かった!」と何度も思い、

皆さんにはなるべく早くはじめて、楽しんでいただきたいと思っています。

私もまだ勉強しなくてはならないことがありますから、皆さんと一緒にコードについて

お話ししていきたいとおもいます。

 

コードとは

 

コードは、和音の種類に名前をつけたもので、コードネームとも言います。

ギターを弾く方はよくご存知だと思いますが、歴史的には約100年くらい前にアメリカで誕生したようです。

クラシック音楽の「和声」(和声学)に比べると、やはり歴史はないですが、その汎用性の広さから

瞬く間に世界中に広がって、そして音楽(特にポピュラー音楽)

においては、共通の表現方法として使用されています。

コードネームは、楽譜の上にアルファベットで書いてあります。

音符の上に書いてある 「C」 がコードネームです。これがドミソを表します。

(ドミソ)の和音とCコードは同じなのです。 コードは下の音から読んでいきます。

 

では、なぜアルファベットで表現するのでしょうか。

アメリカ発祥とされていますから、当然ですが。

下の鍵盤と音符の関係をご覧ください。

 

 

皆さんがよくご存知の、音階「ドレミファソラシド」は実はイタリア語なのです。

米国では、「C D E F G A B C」となります。

 

そしてこのCの音の上に音を重ねると、(Cコード)と言われる和音が出来ます。

音階の音の上に、自然に音を重ねていくと、下のように(和音)コードができます。

 

 

音階の初めの音から7番目まで、綺麗に音を上に重ねたものです。

一つ一つにコードネームが書いてありますが、初めから全てを覚える必要はありません。

実際の曲に合わせて、弾きながらコードを覚えていくのが、一番楽しくて身につくと思います。

 

メリーさんの羊

 

では早速「メリーさんの羊」を弾いてみましょう!

コードの種類が少なくて、簡単に弾ける曲は童謡や、遊び歌などがあります。

昔から歌い継がれている歌なども、コードの種類が少ないものが多いです。

あまり複雑ですと、お子さんが歌えなかったり、覚えられなかったり、歌い継がれる

ことができずらいですからね。ですからコード弾きを始めるにはピッタリですよ。

 

大きくCとGが書いてあります。

メロディー(上の歌の部分)は弾けなくても、歌えば良いです。

初めての方は、メロディー音符にカタカナをふって、歌いながら弾くと案外弾けますよ。

 

左手でC(ドミソ)をどのように押さえるかは、写真をご覧ください。

 

 

 

Gコードは(ソシレ)を押さえます。

 

 

次に転回形を押さえます。これは音の順番が、シレソになっています。

ソシレもシレソも構成音は同じですから、どちらもGコードです。

そしてCコードからGコードに移るときに近くて、親指のソの音は共通の音ですから、

弾きやすいはずです。

 

 

メリーさんの羊を両手でひくと

 

では上記の楽譜を、両手で弾きますと以下のようになります。

 

 

まとめ

 

いかがでしたか?

いきなり両手で合わせなくても、左手だけでも大丈夫です。

右利きの方が、今まであまり使わなかった左手を使用するのは、脳活にも良いことです。

まだまだたくさんお伝えしたいことがありますが、今日はこの辺で。

続編がありますから、どうぞご覧ください。

 

ではまた。