皆さんこんにちは。お元気ですか。
いつもこのブログを、ご覧くださり有難うございます。
あと2日で2021年も終わりますが、また新しい年がすぐに始まりますね。
そして、このブログも今回が年内ラストになると思います。
ですので今日は、「コード表記」について少しお話ししたいと思います。
コード表記
コードは約100年くらい前の、アメリカで生まれました。
それ以前はクラシックの和声が主流でした。ドイツ和声や近代フランス和声などが有名です。
そして、このコードの誕生により、ジャズやポピュラー音楽が世界中に広がっていきました。
いつの時代にも、大衆音楽と純粋音楽(いわゆるクラシック音楽)は同時に存在していました。
中世では「吟遊詩人」などが有名です。リュートというギターのような楽器を弾きながら
歌を歌っていました。現代の「路上ライブ」みたいな感じでしょうか。
アメリカで誕生したコードは、クラシックの和声と共通の部分も多くあります。
ですが演奏する側の人たち(プレイヤー)にとっては、コードが全てになります。
和声学の知識があるのは良いことですが、コード奏法では和声学のことは横に置いておく
方がわかりやすいと、私自身感じます。
ディグリーによるコード表記
音楽理論の説明には、ディグリー表記が必要になります。
ディグリー表記とは、I II Ⅲ などで表してあるものです。
ここで、パッとみて気がつくのは、ⅠとⅣとⅤがスッキリしていることではないですか。
この3つのコード以外は、Ⅱm 、 Ⅲm、Ⅵm などと、マイナーがついていますね。
そして、Cメジャーにおいての主要3和音となるものは、Ⅰ度、Ⅳ 度、Ⅴ度になるのです。
コードで表現すると、C、 F 、G コードになります。
T トニック、Dドミナント、 SDサブドミナント
いきなりですが、コードには実は役割がありまして、大きく3つに分けられます。
まず、T(トニック)とは、全ての調のI番目のコードのことです。
ハ長調(Cメジャー)の時は、Cのコードのことです。
とても安定していて、曲の最初や最後に多く使われます。
次にD(ドミナント)は躍動感のあるコードです。曲には欠かせない働きをします。
そしてSD(サブドミナント)は穏やかな躍動感があります。
そしてどちらもやがてはトニックコードに落ち着きます。
コードいうと、Gから C 、F からC へと解決していきます。もちろん間にはいろいろな
コードが入ることも多いですよ。
ここまで大丈夫でしょうか。なんとなく知っておいた方が良いですので書きました。
まとめ
今日は少し内容が重たかったでしょうか。
こうして理屈を述べると、「めどくさいな〜」と感じてしまいますが、
音楽理論に限らず、理論って「めんどくさい」ものですね。ですが、音楽はデタラメに
できているものではなく、意外にも理論的にできているのです。
楽しいのは聴いているだけの人で、演奏したり勉強する人たちは皆ある程度の、理論を
知った上でプレイしています。
ではみなさま一年間ご覧くださり、有難うございました。
また来年も、優しくお話ししてゆきたいとおもます。
みなさま、どうぞ良いお年をお迎えください。