シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 手拍子をしながら歌を歌う。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

毎日暖かくなってきましたね。お彼岸まではまだ少しありますが、「暑さ寒さも彼岸まで」という昔からの

言葉は、本当に的を得ていると思います。ですが気がつけばもう3月。時は矢のように早く過ぎてゆきます。

 

さて本日は、楽器の演奏が認知症の1次予防に効果がある、のはお分かりいただけたと思いますが、では楽器が弾けない方は、どうすれば良いのでしょうか。それについてのお話です。

 

歌いながら手拍子実験

 

前回のテレビ番組出の実験では、楽器(キーボード)演奏での効果を確かめましたが、同時に別の実験も

行ったそうです。それは、キーボード演奏をした方に、歌っていただき脳の血流量を測定する実験です。

 

まずは伴奏なしのアカペラで自由に歌ってもらいます。すると言語を司る脳の部位を中心とした部分が活性化していることを示す「赤色」になりました。ですが動作を制御する部分などは活性化せずに「青色」の部分はまだ多く残っていたそうです。

 

次に「歌いながら手拍子」をしてもらいました、すると今度は脳全体がみるみる「赤色」に変わり、血流が

増大していることが判明しました。このことから、ただ歌うだけではなく手拍子することで、言語中枢

だけではなく、同時に運動を司る脳の部位も活性化され、脳全体の血流が増幅されたようです。

 

「歌いながら手拍子」は脳のさまざまな部位を同時に刺激し、総合的に脳を活性化させることが判明しました。

 

 

物忘れの改善にもなる

 

 

大体の楽器は手や足を使用しますので、運動野も刺激されますが、手拍子などの運動を加えることで楽器演奏と同じような状態を脳全体に作り出すことが可能になります。これは楽器の演奏が苦手な方や、楽譜の

読めない方には、大変大きな朗報ではないでしょうか。

 

では実践する上でのポイントを見ましょう。ポイントは2つだけです。

 

  • 音楽に合わせた「動作」
  • 新しい曲や少し難しい曲に挑戦

 

まずはじめの音楽に合わせた動作、とありますがこれは簡単な振り付けなども効果的だということです。全身の運動を行うことで、手拍子の時に比べて、より大きく脳の部位を活性化できる可能性があるからです。

振り付けと言ってもダンサーのようなリズムに乗って踊る必要はなく、あくまで音楽に合わせて「動作」を

加えることが大切です。もちろん好きな方は、どうぞ積極的に踊りも取り入れて良いですね。

 

ピアノなどの楽器演奏時には、自分で出した音や周囲の音を耳で聞きながら、同時にフィードバックさせて動きに反映させ、瞬時に修正を行わなければなりません。これは脳のかなりの部分を同時に賦活(活性化させること)する状況で、脳全体を同時に刺激することに繋がると考えられます。

それと同じ状況を脳の中に作ってあげれば良いわけです。歌いながら動作を加えることは、まさに、楽器演奏時の脳のような状態を作り出す効果が期待できます。

 

二番目の「新しい曲や少し難しい曲に挑戦」

ジャンルは問いません。それより気をつけなくてはいけないのは、マンネリ化です。何度も同じ曲では、小脳が勝手に動作を処理して、の上の刺激につながりません。ですから例えプロであってもすでに簡単に弾ける曲をただ弾いているだけでは、脳の刺激や予防にはなりにくいことがわかっています。

 

まとめ

 

ここまでいかがですか。いつも同じ歌を歌ったり、弾ける曲ばかり弾くのは脳の刺激にはならないのですね。

これは体験として、なんとなくわかります。ピアノ曲を仕上げるのには結構な時間がかかります。ですから

仕上がる時にはもうすでに、あきが来ていることも多いのです。新鮮な気持ちがありません。よくないこと

ですが、初めて譜面を見て冒頭の部分を弾いてみた瞬間の、新鮮な気持ちがなくなるのです。

 

ですから常に向上しなくてはならないということですね。

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ではまた。