シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 大人がピアノを続けるコツとは何か。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり有難うございます。

 

今、桜は満開ですね。お天気も良く、一番の見頃でしょう。これで風がふいたり雨になってしまうと一気に散ってしまうので、今のうちに花見をしましょうか。

 

 

さて前回「ピアノを練習しない(できない)」お子さんが、約半数いると、ある統計では数字として上がりました。では大人はいかがでしょうか。これは統計がありませんので、はっきりとは申し上げられません。それに大人といっても現職の方と、引退された方では1日の自由時間がかなり変化しますので。

 

大人のレッスン事情

 

現代の子供(小学生)は結構忙しい、というのはお子さんを育てている父兄の方や、学校関係者の方なども周知の事実でありましょう。もちろん個人差はありますが、大人並みに自由時間が少ないように感じます。

 

そう考えると、大人もやっぱりピアノの練習時間を確保するのが難しいのでは、と思います。音大受験をして現在も続けている私なども高校生の時は本当に大変でした。学校や仕事に拘束される時間がありますし、通勤や通学にかかる時間も入れますと、かなりの時間を取られてしまいます。そしてなといっても最大の敵は「疲れ」です。

 

家にたどり着いても「疲労」がついてきますから、すぐに何かをする気には慣れないでしょう。それでも高校生だった時の私は、家に帰ったら5分だけ休み、練習、宿題、勉強、和声、などなど、全て分刻みでこなしておりました。やればできるのですが、この生活が長くは続きません。

 

そうなると休日にやろうと思いますね。でも休日は「お休み」の日でありますから、気持ちの問題ですが、ピアノを練習する気があったら是非やってください。お出かけ前にちょっと練習とか、お風呂の前に少し弾くなど10分とか15分でも気軽にやる方法も良いと思います。

 

回数が多いほうが良い

 

よく週末に1時間練習しました。と頑張っている大人の方がいらっしゃいますが、実際はそれより効果的なのは10分を回数多く弾く方が良いと感じます。例えば一日30分弾くのと、10分を1日3回に分けて弾くのでは、おそらく3回に分けたほうが、結果的には上達が早いように感じます。

 

では30分間は長いか短いか。ピアノの前に座って練習を始めたら、あっという間に30分過ぎていた、と言うのは大変に良いですね。それが習慣づいたら良いです。もし練習する気がのらないようでしたら10分でも良い、と思います。そしてピアノの蓋を開ける気にもならないようでしたら、それもヨシ。音大受験が迫っているわけでもありませんから、その辺は気楽に考えて良いでしょう。

 

まとめ

 

日本人特有の癖として、「練習出来ないのならやめてしまおう」と考えてしまうことです。そもそも趣味として始めたのなら、練習ができなくても気にすることはありませんよ。よく大人の方がレッスンに来て「先生、全然練習出来ませんでした。」と言い訳のような反省のようなことを口にする方がいますが、先生としたら常にずっと練習できる方のほうが脅威です。

 

ですから私もレッスンの時にはまず「おしゃべり」から入ります。それからなんとなくレッスンがスタートしますが、大人同士として共感できる部分も多く、音楽を通してお互いが高め合ったり、世界を広げてゆけたら、それが理想とするところです。

 

ではまた。