みなさんこんにちは、お元気ですか。
いつもこのブログを、ご覧下さりありがとうございます。
やっと日常の生活が戻り、「やっぱり健康はありがたい」と思います。
さて今日の「シニアピアノの教育事情」についてですが、これは本当に現場が追いついていないのが現状です。なぜこの様なことが起きているのか、についてもお話ししたいと思います。
シニアピアノの現場
シニアに限らず、大人の初心者の音楽教室では「今までにあまり無かったこと」として扱われています。もちろん大手音楽教室のYAMAHAさんが「大人の音楽教室」としてTVでCMを流していた時期もあり、そのおかげもあって、世の中に大人も音楽教室に通えるんだ、という希望を持たせたことは大きなことです。
問題はその内容です。まずお子さんのレッスンのように教材、人材、ノウハウなどが整っての出発では無かった様に思われます。
数年前は大人用にアレンジされた「バイエル」などを使用していた様です。今でもそうかもしれません。実際私のところに、楽器店さんに以前レッスンに通っていた方などがいらっしゃいましたが、使用していたテキストはそんな感じでした。
やはり行き詰まりを感じている様でした。
お子さん達が、ある程度両手で弾ける様になるには、個人差やレベルはありますが、半年から一年前後といった感じでしょうか。それからピアノ曲らしい内容になって入っていきます。
ですが大人の方にはこれが厳しくて、初めからかなり高度な楽譜を読まされている様でした。
何事も時間がある程度かかるのです。それは大人であっても同じなのですが、つい「相手は大人」だからこれくらいはわかるでしょう、と教える側が勝手に思ってしまう様です。
趣味のピアノ
大人は趣味としてのピアノ、子供は基礎からバッチリの違いとでも言いましょうか。お子さん用の教則本はたくさん出ています。そして最近では大人用の楽譜も増えてきましたが、その比ではありません。
これは歴史的にみても仕方のない事ですが、「大人の教則本」についての研究はされているのだろうか、と考えてしまします。「趣味だから」「好きな曲を弾いてもらえれば」という教える側の勝手な思い込みもあるかもしれません。
ですが統計にもあるように、シニアの方達も「基礎からしっかり」教わりたいと思う方がほとんどなのです。みなさん向上心が強いのです。これは人として当然ですね。
まとめ
解説本の内容を少しづつ説明しています。
そこで手前味噌ですが、「大人のコード奏法」をお薦めするのです。そしてこれもまた教材がないに等しい状況です。私も手探り状態ですが、いずれは「大人のコード奏法教則本」の様なものを作らなくては、と思っています。
さて先月やっと出来上がったkindleのペーパーバック(紙の本)のご案内です。
タイトルは「音符を塊で読んでもっと楽に楽譜を読む方法」です。
譜面を読むのは少し億劫に感じますが、塊(和音)、すなわちコードで捉えたら読みやすくなります。
私の第1作目の本です。以前同じタイトルのudemyからの内容とは異なります。
よろしかったらご覧ください。
ではまた。