シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 誉めて人を伸ばすことは素晴らしい。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

現在はまだまだ12月としては暖かい毎日が続いていますね。この調子だと暮れの大掃除も楽にできそうかもしれません。嬉しいというか大変というか、年末が楽しみですが。

 

今日の「誉めて人を伸ばすこと」は、もしかすると日本人には苦手かもしれませんが、最近では徐々に「大人も褒められたい」という気持ちが感じられて嬉しい限りです。

叱らずにリスペクトする

 

リスペクトする、はもはや日本語化しているようですが、相手が年下であれ、部下であれ、学生であれ、必ずいいところがありますから、それを見つけて学ぶという姿勢の現れです。

 

日本では子供を叱ってしつけるのがよくみられますが、欧米ですととにかく褒めまくりますね。それも必要だと思います。子供の場合躾けるというより、諭す(さとす)方がいい感じですが、どうしても親は感情的になってしまい、怒鳴りがちになってしまいます。

 

ですから、「人は叱られるより褒められる方が伸びるし、褒められて嫌な思いをする人はいません。」これは教師などにとっては忘れてはならないことですし、日常生活においても他人に対して、家族に対しても実行するべきことですね。

 

親子や幼い生徒さんの場合は褒めるタイミングです。始終褒めちぎっていますと、本人が天狗になってしまいます。謙虚さがなくなってしまうのです。何もしてないのに褒めたりせずに、本人が頑張りを見せて何らかの成果を出したときにたっぷりと褒める、これが大切です

褒められた脳は大きく育つ

 

毎日できて当たり前のことを誉めても本人の「励み」にはなりません。むしろこの程度でいいのか、と思ってしまいます。今までできなかったことに挑戦して、クリアした時に大いに誉めましょう。

 

ピアノの練習もそうです。今まで弾けなかった曲が弾けるようになった時に大いに誉めましょう。先生も褒めてくれて、自分も満足すれば「もっと頑張ろう」という気になります。

 

「褒める」は脳を大きく育てます。子供の頃から多く褒められて育った子供ほど、いくつかの脳の領域の体積が大きいことがわかっているそうです。その逆にひどく叱られたり、罵声を浴びせられ続けた子供の脳は萎縮するという歴然とした差が生じます。

 

大事に育てた子供の脳は活動が豊かになり、また周囲に人を大切にするようになります。それは大事にされ励まされ、褒められる心地よさを知って自らもそれを周囲に提供し、良好な関係を築こうとするからです。

まとめ

 

犯罪者の生い立ちが不幸なことがよくあります。愛情を受けずに育った子供は親からも大切にされず、励まされることもなく、褒められもしなかったのでしょう。ですから周りの人に対しても自分が受けたことを、行ってしまいます。

 

それは大人も同じことで、結婚してから配偶者との関係がうまくいかずに事件になってしまうことが、ありますが、それもお互いがリスペクトしあって、大切にし合っていたら、回避できることではないでしょうか。

 

そして「大人だって褒められたい」! これは私がピアノ教室で実践していることです。子供の頃は親や親戚から褒められて育ちますが、大人になると「できて当たり前」みたいになって、褒められることは減ってしまいます。

 

私はこの点を強調してピアノ教室の現場では「大人も褒め合おう」を実践しています。お互いをリスペクトして大切にしましょう。

 

ではまた。