皆さんこんにちは。
今回もまた、大人から始めるピアノ。
しかも独学でできるのか? そしてどうやったら独学で弾けるようになるか、と言う問題についてです。
そうですね、結論から言うと、かなり危険な感じです。
なぜそうなのか、そしてその解決方法をお話ししたいと思います。
大人の独学ピアノ
まず、皆さんの周りに独学でピアノを弾いている方がいますか?
そして、その方がなかなかの腕前でしたら、是非どのように練習したか
聞いてみてください。
おそらくそのかたの身近に指導できる人がいらしたり、(例えば、お母さんがピアノの先生をしているなど、)
あるいは独学の方法を自分で順序立てて実行した方でしょう。
そしてそのやり方のアドバイスも、指導できる方から、ちょっと教えてもらった。
などど言うケースが多いと思います。
そうです、独学であっても自分で進んでいくだけではなく、軌道修正してくれる人が
いた方が、全然いないのとでは、かなりの差が出てきます。
ですが今までお話ししてきたように、楽譜を読むのは本人ですし弾くのも本人です。
ですから独学でいけそうなのですが、それを客観的にアドバイスできる人が、
どうしても必要になるのです。
それは自分の演奏を録画したり録音して、客観的に分析してみることでも
できますが、なかなか自分のクセに気付きずらい傾向にあります。
例えば3拍子の曲を4拍子で弾いていたりなど、録画して本人がみても
気が付かないことも、結構あります。
そんな時は、同じような独学仲間がいると、いいですね!
過去の経験
以前に音楽教室などに通ったことがある、と言うケースはいいですね。
「若い頃に少し」とか「子供の頃にちょっと」などと、経験があると
弾いているうちにいろいろ思い出してきます。
それをきっかけにして、進めていくと良いでしょう。
以前に弾いた曲などは是非もう一度弾いてみましょう。
懐かしくて、そしてその頃のことが思い起こされて、何とも言えない気持ちになります。
音楽は時空を超えてしまいますから、一瞬にして過去に行ったり、また元に戻ったりします。
アルツハイマーの患者さんでも、若い頃に聞いた曲を簡単に思い出すことができ、
それと同時にその時のご自分の交友関係なども、事細かくお話しするそうです。
脳内のどこかに音楽と共に記憶が残っているのですね。感動的です。
習っている人に聞く
今現在、ピアノ教室に通っている人にいろいろ聞いてみる。
これも結構いいですよ。
人は自分が習得したことを、他人にお話しすることで、より理解が深まります。
人から習う(インプット)ことと 人に話す(アウトプット)です。
良くお子さんなどは、自分のお友達にピアノを教えたがります。
得た知識を他人に誇らしげに話すのは、実はとても楽しいことであり
お互いに知識を共有することで、絆も深まるでしょう。
共有する
そもそもコンサートやリサイタルが、なぜあるのか。
考えたことありますか?
音楽会とは、演奏家と聴衆が感動を一緒に共有することではないでしょうか。
その場での一期一会。 時と共に流れていく音楽。時代も流れていきますが、
記憶に強く残ります。共有した時の状況も思い出として残ります。
ですから基本的に音楽は一人では完成されないのです。
誰かと音楽を共有する事は、かけがえのないものなのです。
ですから独りで演奏するより、2人、3人で演奏すると、もっと楽しいです。
音楽仲間を作れるといいですね。そして情報を共有したり、
楽しみながら腕を上げていく。 一緒にやりませんか?と共有できる仲間を持つといいです。
まとめ
大人からの独学ピアノについて、いかがだったでしょうか。
大人であるからこそ、仲間を作ってやってみる。ちょうど高校生が友達とバンドをやるように
ワイワイと楽しくお互いに切磋琢磨して上を目指す。
自分の活動に賛同してくれる仲間がいると、もっといろいろな活動へと
広がっていくことがあります。
もちろん独りで引きこもって練習するのも賛成です。
そんな時間も絶対に必要だからです。
一人も楽しい、仲間と一緒も楽しい。
それが理想的ですね。
ではまた。