みなさんこんにちは、お元気ですか?
今日は雨です。もう晴れ間はしばらく見られそうもないような気がします。
私の家の周りには田んぼが多く、毎年ゴールデンウィーク中に田植えをする様子を
毎年見てきましたが、今年は少し遅いような気がします。
皆さんのご近所の田植え状況はいかがでしょうか。
さて今日はバッハとバルトークの2作品です。
お二人が活躍した時代はかなり離れていますが、バッハの作品は常に現代風に
アレンジされてきました。やはり普遍的な作品が多いですね。
バルトークは20世紀ハンガリーを代表する作曲家です。
この作品は絶筆となりました。
平均律クラヴィーア曲集 第1番 ハ長調
BWV846
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ヨハン・セバスチャン・バッハが作曲した鍵盤楽器のための作品集からです。
1巻と2巻があって、それぞれ24の調による前奏曲とフーガで構成されています。
ですから初めが前奏曲で後からフーガが演奏されます。
これは自筆の楽譜の「表紙」だそうですが、ペン書きで
美しいですね。
24の調で書かれていますから、初めの方はシャープやフラットが少なくて
弾きやすいと思います。やはり#️⃣や♭が多いと譜面を見たときに、少し考えますよね。
それは昔も変わらなかったようで、一時期全ての曲をハ長調にしてしまうピアノが
あったそうです。私も写真で見たことがあります。ピアノの両脇から棒のようなものを
付けるのですが。
でも今そのようなピアノはありません。やはりそれぞれの調が持つ音の美しさが
ありますので、廃れてしまったのでしょうね。
でもあったら弾いてみたいですね。
次はバルトークです。
ピアノ協奏曲 第3番 第1楽章
バルトークは亡命先のアメリがでこの曲を書きました。
亡命先でもルーマニアや南スラブの民族音楽の研究に取り組んでいて
アメリカの生活にも馴染めないこともあり、彼の楽譜を出版していた
出版社からのピアノ協奏曲を勧める手紙ももらっていたが、なかなか
着手できずにいました。
彼の民族性の取り組みは半端ないです。
こちらがバルトーク氏です。
絶筆と書いたのは、この作品の頃より白血病の末期を迎えていて
妻でピアニストのディッタに誕生日のプレゼントとして着手された作品であるからです。
スケッチを完成させた夏頃から急速に健康が悪化した彼は、家族や
知人のハンガリー人作曲家シェルイらに手伝ってもらい病床で必死に
オーケストレーション作業を続けていたが、もう少しというところで
病院に担ぎ込まれて中断し4日後に他界しました。
そのため未完成の部分(17小節位)シェルイが補作することになった。
まとめ
バッハは暗い教会の楽譜を写して目を患い、晩年には視力を失ってしてしまいた。
バルトークも病気の中、作品を仕上げるという命がけの作業をしていました。
皆さん本当に命を注いでいたのですね。
もちろん現代においても、私たちは命がけで生きていますよ。
特にこの2年くらいの間に、そう感じることがありますね。
常に私たちは命を削ってまでも守らなくてはいけないことがある。
例えば女性なら、出産や子育てなど、結構しんどいですよね。
これに仕事が加わると「私命がけです。」と叫びたいこともあります。
他の方は「余裕で生きてます。」みたいに思えてしまいますが、
そんなことは意外と少ないですよ。
愚痴の一つも出そうですが、私の主観では
「人生の多くの悩みは疲労と戦うこと」から来る。
この疲労には身体的、精神的、金銭的など「欠乏感」が多いのでは
ないかと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。
ではまた。