皆さんこんにちは。
昨日はすごい雨と雷で、皆さんの地域はいかがでしたでしょうか?
私も自宅の雨漏りに絶句しました。
さて今日から何回かに分けて「ハーバード流 育脳ピアノレッスン」
何故ピアノが育脳に良いのかについてお話しさせていただきます。
ピアノの先生の仕事
ピアノ教育学(Piano Pedagogy) というクラスがアメリカの大学にはあるそうです。
そして、ピアノの先生という仕事はどういうことをする仕事か、ということを
次のようにいっています。
ピアノの先生はピアノ教育を通して
* 音楽愛好家、音楽のプロを育てる仕事です。
* 次世代を創造する仕事です。
* 生徒さんたちの育脳に貢献する仕事です。
* AIにはできない仕事です。
音楽愛好家、という表現は「音楽と知的に関わる」人のことですね。
教養のある人格者とも言えます。
ですから単に「お稽古ごと」ではなく、「育脳に貢献できる仕事」として
教える側もまた人格者であり、知的に音楽とか関わらなくてはなりません。
AI時代の職種
今、時代はAIの時代に急加速しています。 次世代に活躍する生徒さんたちも、この新しい時代に
生きていかなくてはなりません。では、これからの仕事はどう変化していくでしょうか。
時々お店で買い物や食事をするときに、今まで人がしていた仕事をAIが代わりになって
働いています。 注文をとったり、お会計をしたり、人件費が減りますが
働く場所が減っていくことになるわけです。
そこで次世代でも消滅せずに稼げる職種10とは
(PRESHIDENT Online 2018/1/15)
1 弁護士
2 プロデューサー
3 医師
4 宗教家
5 経営コンサルタント
6 バーテンダー
7 音楽アーティスト
8 教師
9 カウンセラー
10 デザイナー
何と音楽アーティストや教師、プロデューサーが入っています。
もちろん、これらの仕事も今では部分的にAIを導入していますね。
例えば、遠隔操作で手術をするロボットとか、
初音ミクなどの『ボーカロイド』です。
教育界もオンラインで授業したり、またピアノのレッスンもできます!
ですから次世代に乗り遅れないように私も必死です。
そして、ピアノのレッスンは理想の子供達を育てられる可能性がある。
体験できること
何故なら、レッスンを通して子供たちが体験できることがたくさんあるからです。
それらは、
* 大人は自分を愛し助けてくれるもだと知る。(信頼感)
* 大人との接し方を学ぶ。(社会性、協調性)
* 何かをやり続ける。(責任感、忍耐力、継続力、計画性)
などです。もっと細かくすると。
# 曲の習得を通して判断力、決断力を養う
# 何かをやり遂げる喜びを体験する(達成感、幸福感)
# 失敗を通して自分を知り、認め、対策や感情のコントロールを
学ぶ (謙虚、自制、解決力、人の痛みが分かる)
# 他の生徒さんたちと接する(友情、連帯感、協調性)
# 自信を持つ
# 自立する力をつける
などです。ですからピアノは子供の脳育に貢献します。
脳科学の研究によれば、ピアノのレッスンは人格形成と学業の
成功に役立ちます。
そして何より、たくさんの論文が発表されています。
音楽のレッスンがなぜ脳に良いのか
さていよいよ、こういう訳でピアノのレッスンは脳に良いのか
脳科学の発展からお話ししていきます。
1970年代 CTスキャンの発明により生きている人間の脳の動きを見られるようになった。
1992年 MRIの開発により脳内の血流の動きと活動領域が分かるようになった。
2013年 脳の活動地図を作り始めた。
2017年 記憶に関する研究が前進し始めた。
この進歩により、『右脳は感覚、左脳は思考』は過去の話になりました。
# UCLA 音楽学部の学生たちが音楽と英語を聞いた時の脳活動
によりますと
# 音楽と言語は同じ場所で認知
# 左右両方の大脳半球を使用
# 音楽の方が脳を広範囲で使用
ということがわかりました。
まとめ
今日のまとめとしては、ピアノはかつて『お稽古ごと』の一つで
あったが、近年の脳科学の発展により、ピアノや音楽の脳に与える影響が
はっきりわかってきたために、人格形成にも大切なものであることが
理解されるようになってきた。
ということですね。
さて次回はもっと詳しく掘り下げてお話しいたします。
ではまた。
「自宅での5歳男子のレッスン風景」
記憶力が飛躍的に進歩しています。