皆さんこんにちは。
夏は本当に終わりましたね。
夏の思い出は何かありますか?
さて今日は、皆さんが大好きな和音などについて、お話ししたいと思います。
私も子供の頃から和音が好きで、和音を弾くと幸せな気持ちになりました。
その後、和声の勉強に入った時も、楽しかったです。
現在は、コード奏法を勉強していますが、曲を引かなくてもコードだけ弾いているだけで
満足することも多いです。
人は和音が好き
- 新生児から大人まで、人は非今日和音より協和音を聞くことを好む
- 和音は量大脳半球を刺激し、血流が増加
- ピアノを弾くことで和音を作り出せる
単音よりも和音がいいですね。 ピアノを習ったことがない方でも、一度に2つの音を弾いたり、
3つの音を弾いてみたりして、楽しんで欲しいです。
ここでアメリカの論文を翻訳してくださった、河村先生の結論をどうぞ。
私的結論
- 個人レッスンはグループレッスンより脳育に効果的と思う。
- ピアノは他の楽器より脳育に効果的と思う。
- 早く始めて長く続けるのが脳に効果的(これは実証済み)
- グループレッスンは社会適応能力をより育てるかもしれない(南カルフォルニア大学の調査で、
- バイオリン・グループは思いやりの気持ちが突出していた。)
一人で演奏することも育脳に効果があり、複数で演奏することは他人を思いやることが必要になっていきます。
⬆️は私の意見です。
レッスンを始める時期
では具体的に、脳科学的にレッスンを始める適切な時期について。
アメリカ、カルフォルニア州での取り組みをご紹介します。
”Firstー5 California” キャンペーン というものです。
子供の0歳から5歳は将来を決める成長期です。
話しかけ、読み、歌いましょう!
新生児には話しかけ、音楽を聞かせ、親が歌いましょう。
幼児には歌ったり、音楽に合わせて体を動かしたり、指の体操をさせましょう。
5歳までに簡単な数字やアルファベットを教えましょう。
上記の内容のテレビ・コマーシャルを流しているそうです。
5歳までには音楽的なことを始めていた方が良いですね。
またさらに別の資料では、
「あなたの子供はリズム感がありますか?」
(3〜4歳のリズム感と言語能力)
3〜4歳で音楽的なリズムを聞き、真似てうてる子供は、そうでないこどもより、、、
・雑音の中で言葉や音をより正確に聞き分けられた
・言葉の発音がより正しくできた
・一般の4~5歳児と同等の聴覚だった
またさらに年齢を上げると
「子供の音楽の訓練期間と読解力の関係」
(6〜9歳児の音楽経験と学力)
レッスンを長く受けているほど読解力がより高くなる
学校の成績も高い傾向にある
注意力、集中力、分析判断力(reasoning skill)も高い
「音楽活動と脳の可塑性は一生つづく良い関係」
(7歳が分岐点!)
論文翻訳を参照
7歳前にレッスンを始めた子供は、それ以降に始める子供より
・聴覚が発達する
・運動機能領域が発達する
・脳梁が大幅に太くなる
・皮質脊髄路(大脳皮質の運動やから骨格筋に至る伝道路)
ここでははっきりと7歳が分岐点と言っています。
「複雑な聴覚を分析する聴覚テスト」
(音楽の訓練期間と聴覚の関係)
70人の平均24.8歳の人たちの聴覚テスト
- 1 2年以上音楽の訓練を受けた人
- 2 2年以下の人
- 結果は
- 2年以上訓練を受けた人たちが全ての聴覚テストで成績が良かった。
- 訓練年月と聴覚テストの成績はほぼ正比例した。
上記の表の中の黄色の曲線は急速に神経接続が形成される。
青は言語神経が6歳で大人のレベル
赤は交互な認知機能で15歳で大人のレベルに達する。
ですから、
まとめ
なるべく早くから、聴覚教育のために、音楽を聴く、リズムを打つ歌を歌うなどの音楽的活動を
始めると良いです。
楽器を習うのは遅くとも7歳までに始める。
最低2年間続け、長く続けるほどよい
という見解になりました。
今まで出てきた論文は音楽関係者からではなく、脳科学からの資料であります。
まるで、音楽教室の宣伝文句みたいでしたが、これらはれっきとした米国の論文です。
こうなってくると、「ピアノは子供のうちからやらないと。。。」
という声が聞こえてきそうですが、それはまた次回に回しましょう。
まだまだ続きます。
ではまた。