今までになかった やさしい大人の楽典 シリーズ4 『譜表』 動画説明付き

皆さま、こんにちは。

お元気ですか?

 

さて、やさしい大人の楽典のシリーズ第4、今日は『譜表』編です。

 

譜表(五線紙)

 

譜表は(五線紙)とも言います。

音の高低を表すのに必要ですし大切なものです。

では早速見てみましょう。

 

(例)下記の様にカッコで繋がれている譜面。↓

⇧これはピアノ譜ですね。(大譜表)と言います。

 

5線紙は、5本ある線の一番下から、

第一線、第二線、第三線、第四線、そして一番上が、第五線になります。

そして第一線と第二線の間を第一間とよび、

第二間、第三間、第4間まであります。

 

そして五線紙の第二線から書き始める記号が、

ト音記号です。

ですから第二線はとの音(ソの音)である事を

ト音記号が決めているわけです。

ト音記号のついている譜面では高い音を表すことができますから、

『高音部譜表』と言います。

 

大譜表

 

高音部譜表と低音部譜表を縦のせんで結んだのが、

大譜表です。

 

皆さんの良くご存知の、ドレミファソラシド はイタリア語ですが

日本語では、ハ ニ ホ ヘ ト イ ロ ハ と表現します。

『ト』は5番目の音、すなわち『ソ』ですから、

ソの音から書き始める記号を、ト音記号というわけです。

 

⬆️上記の大譜表のト音記号の下には、

ヘ音記号がありますね。この書き初めは、ファの音からになります。

それで、この記号をヘ音記号と呼びます。

低い音を表現できますから、低音部譜表と言います。

そして

 

現在、ドレミ ではなく ハニホ で歌を歌う事はありませんが、

曲の調(キー)を表現する時には日本では、

今でも、ハ長調とか、ヘ長調と表現します。

 

ト音記号やヘ音記号の書き方などについては動画で

ご覧ください。

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ト音記号とヘ音記号

 

高音部譜表と低音部譜表を結んで

カッコをつけたものを大譜表といいます。

 

ピアノやオルガンの様に多くの音を使う音楽では

この大譜表を使用することが多く、

ト音記号で表現された音は右手で弾くことが多く、

ヘ音記号で表現された音は左手で弾くことが多いです。

 

小節線

 

上の楽譜の様に、譜表を区切る縦の線を、

縦線と言い、その一区切りを小節と呼びます。

数え方は、1小説、2小節、と数えます。

 

この楽譜は4分の3拍子ですから、4部音符が

3つずつ入れます。

 

まとめ

 

今回は五線紙についてご説明いたしました。

色々な記号(ト音記号とか、小節線など)

聴き慣れない言葉もあるかと思いますが、

楽譜に触れるたびに、理解できる様になります。

 

また皆さんが既にご存知の歌や曲を弾いたり、歌ったりする時に

譜面をみていると、だんだんとわかってくる様になります。

習うより、慣れろ、ということですね。

 

たまに、ピアノは子供のうちから習わないと弾ける様にはならない。

と信じている方がいますが、そんな事はありません。

もちろん、海外のコンクールに出て入賞する様なレベルには、厳しいとおもいますが、

中には、大人から初めて方のみのコンクールもあります。

 

また、自分の好きな曲を譜面なしで、駅に置いてあるピアノで弾いてみたい、

などというのは十分可能です。

最近はやってますよね? 私も生徒さんたちと一緒に、やってみたいです。

 

何事もですが、目標をたてて、コツコツやることが1番の近道です。

楽器の練習は音が出て、弾いている人の癒しになるので

そんなに辛くはないと思いますが。

習慣がつくまで、やり続けるとあとが楽かもしれません。

毎日弾いていると、ご自分でも成長が感じられて、嬉しくなります。

 

指先を刺激する事は、脳に大変良いので、シニア世代の方には

お勧めいたします。

指を動かす体操とかもありますが、なんと言っても音を奏でることが

気分を高揚させてくれます。

 

ピアノに限らず、お好きな楽器で音楽をもっと

一生涯の友として、楽しんでいただきたいです。

 

ではまた。