皆さん、こんにちは。
いよいよ春本番! でも荒れた天気の日もあります。
まさに「春の嵐」ですね。 まるで「女の人生」のようです。
「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」。
しかし、この言葉は、もう過去のもの。
現代に生きる女性は、「長く美しく、そして強く生きる」!
これが良いですね。
さて今日は私の大好きな、ドビュッシーの作品です。
特にこの「アラベスク 」はピアノを習っている方でしたら、
一度は弾いたことがあると思います。きれいに引くのが難しいんですよね。
聴くと弾くのでは大違い。でも響きの美しさを感じることが練習中から
できるので、練習するのが楽しかった思い出があります。
アラベスク 第1番
大変美しい女流ピアニストが奏でる「アラベスク 」。目にも耳にも良いですね。
「アラベスク 」の意味は、「アラビア風の」という意味です。
当時アラビアとは東洋を感じさせるところだったようで、曲も、めくるめく音の連続
が、唐草模様のように連なっています。
ドビュッシーとカフェ
1890年前後のドビュッシーは、カフェなどにに出入りして、多くの音楽家たちや
芸術家・作家と交流していた。
「アール・ヌーボー」という唐草模様・曲線美を特徴とする美学は当時
人々を魅了していたそうで、彼もまたそれに強く惹かれていたらしく
そのデザイン性を音楽作品「アラベスク 」に見出すことができるでしょう。
ピアノを弾くドビュッシーご本人です。
白黒写真ですが、このように写真が残っているのはありがたいですね。
でもよくみると、なんかカフェの椅子でピアノを弾いていますね。
ピアノの椅子がなかったのでしょうか。皆さん近づいて聞いています。
日本でも今やカフェは素敵な雰囲気のお店も多いですね。
スタバはアメリカ生まれですが、「カフェ」と聴くとやはりフランス風の
お洒落なイメージがあります。
アール・ヌーボー
この絵はミュシャというチェコ出身のグラフィックデザイナーが、当時流行していた
アール・ヌーボー(花や植物をモチーフとした装飾が特徴の芸術運動)を用いた
作品の一部です。大変にロマンチックで女性らしい柔らかさが出ていますね。
このように当時はアール・ヌーボーが大変な人気であったことがうかがえます。
まとめ
「花の命は短くて」と言ったったり、「女性は強い」と言ったり
「花と女性」のモチーフが可愛かったり、私的には、その全てが女性である。
と言いたいです。
そしてフランスのカフェで音楽家や、作家、芸術家らが、芸術について語り合う、
なんて、さすがカフェ文化の国ですね。
私もカフェは好きですが、カフェが芸術家たちの溜まり場では今はないような気がします。
現在は、語り合うことが難しいですからね。
ではまた。