皆さんこんにちは、お元気ですか。
いつもこのブログ記事をご覧下さり、ありがとうございます。
春の、新しい生活がスタートしました。ご家族の皆様も新たな気持ちで、新生活のサポートをなさっていることでしょう。まだ少し慣れない部分もあると思いますが、それもまた新鮮ですよね。
人は何歳になっても「初めて」のことがたくさんあります。例えはあまり良くないですが、「親の葬儀」など、絶対に「慣れてる」などという方はいないですよね。
反対に「子供の結婚式」は慣れている親御さんもいらっしゃいます。それはお子さんが多い場合です。子供が8人とかいると、末っ子の時の「結婚式」は普段通りに、余裕の表情です。実際私の友人は七番目の子供で、親は8回子供の結婚式に出たそうです。少しお話をしましたら、お父様は「やっと、片付きました。」と、にこやかでした。
この春から何かを始めよう、と考えている方も多いことでしょう。私はピアノ教室をやっていますので、「ピアノでもいかがですか?」ぐらいしか言えませんが、今から始めても生涯の趣味として、100歳までも続けられるのがピアノです。
シニアピアノの真実
日本シニアピアノ教育研究会 代表の(元吉ひろみ氏)さんは、シニアのピアノ学習者本人にアンケートをとり、調査を実施されました。これに私は大変な関心があります。
それはピアノ講師はシニアの生徒さんに、指導者の立場から「このようにすると良いですよ」と常に良いと思ってお話ししますが、それは「学習者」にとってどうなのか?という点が気になるからです。
ピアノを楽しむシニアの方は増えています。これは私がピアノ講師になって30年になりますが、現場で感じることです。もはやピアノは子供の習うものだけではなく、シニアの多くの方が「ピアノを弾きたい」と思っていらっしゃいます。なぜでしょうか。
この件については私も、地元の自治会のアンケートで拝見しました。自治会でどのような活動を希望しますか?というアンケートで、「ピアノを習いたい」や「合唱などをしたい」という方がかなりいらっしゃいたのです。これにはびっくりです。
なぜなら私も自治会活動は参加していましたが、ピアノ教室をしている私に「習いたい」と言ってこられたかたは、いらっしゃいませんでしたから。直接や近所はやはり、やりづらいでしょうね。
ですから潜在的に多くのシニア世代の方が、実はピアノを習いたがっているのではないか、と私は思います。
リタイア後の時間の使い方
特に男性の方は長い会社勤めを終えて、定年になると急に自由時間が増えて、さらに平均寿命も伸びて、膨大な時間が残っています。これは「嬉しい」のと同時に、どうやって過ごすか、悩むところかもしれません。
現役中からずっと趣味があって、退職したら思いっきり趣味に没頭したい、というはっきりとした目標がある方は、それはもう楽しい毎日で、生きていることが毎日嬉しい連続でしょうね。
もしそうではなかった場合、「何をしようかな」「どうな風に老後を送ろうか」と考える方もいるかもしれません。今では70代や80代の方は本当に若々しいです。何かに没頭しているからお若いのかもしれません。時間も体力も十分です。
まとめ
現在では「60歳からのピアノ」や「シニア向けレッスン」など大人対象のピアノレッスンを多くの楽器店さんなどで、全国展開しています。それに合わせて私たちピアノ教師も、いつまでも、子供さん用のテキストを使って同じようにレッスンをしていては、いけません。
前例のない「初めてのこと」は幾つになっても、訪れるのです。それに向けてそれぞれのピアノ教室の先生たちも、教材研究や指導法を考えて日々努力しています。まだまだ新入生の気分ですよ。
では続きはまた。