シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 ピアノは難しいか、そうでもないか?

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログを、ご覧くださりありがとうございます。

 

明日は春分の日で「春のお彼岸」です。「暑さ寒さも彼岸まで」のようにこれから毎日暖かくなってくれる

ことでしょう。

 

今日のテーマは「ピアノは難しいか、それともそうではないか」という内容でまいります。

ピアノは難しい?

 

ピアノという楽器は「楽器の王様」と言われるくらいの人気のある楽器です。(鍵盤楽器を含む)。サイズもありますし、とにかく音が並んでいますから、音が目に見えるようで、つい触ってみたくなりませんか?。

 

ですが、上手な人の演奏を聴いたり見たりすると、「あ〜、難しそう」と感じてしまいます。テレビなどで

拝見する方は、プロのピアニストや、ミュージシャンですから、ある程度キャリアがありプロ意識がありますから、うまくて当たり前なのです。

 

最近、わたしがか思うのは例えば「駅ピアノ」ありますよね。いろいろな方が自分のピアノ演奏をユーチューブなどに出しています。皆さんかなり達者な方ばかりです。あの方達は、相当年月かけてピアノを弾いてきた方達ですから、そのようなかたを見てしまうと、「駅ピアノ」弾いてみたいけど「自分が駅ピアノ」なんてできっこない、と感じてしまいますね。

 

あの方達は自信があるからユーチューブに出ているのです。楽しみで弾いている方たちは「駅ピアノ」を弾くかもしれないけれども、ユーチューブにアップしません。わたしもそうすると思います。

そしてたまに他の方に言われるのは、「駅ピアノ」の動画をわたしみ見せて、「これくらい弾けますか?」と聞いてくる時、本当に勘違いしているなと思います。ピアノの先生は指導者であってプロのピアニストではありません。彼らだって相当練習して「駅ピアノ」していると思います。何気に弾いているわけではありません。

人前で弾くこと

 

自分で楽しんで弾くことと、人前で演奏を披露することは目的が違うので、間違えないでくださいね。人前で演奏を披露するのは「聞いていただく」ことで、自分で楽しむのは「自分のため」です。

 

この数年に時代は「土の時代」から「風の時代」に入ったと言われます。わたしも初めは何のことかと思っていましたが、世の中の仕組みがピラミッド型からフラット型に変わりつつあることは、感じています。例えば会社が会社員を終身雇用しなくなってきていることや、会社側が社員の副業を認めるなど、「画一性」から「個性」へとシフトしていっています。

 

ですから一部のトップレベルのみがピアノ弾きとして演奏するのではなく、個性やフィーリングでピアノを弾く時代になってゆくことでしょう。これからは横のつながりが進んでゆきますから、自分を生かすことが大切になってきます。ですから指1本からピアノを弾いても良いですし、それを楽しむ心が大切になってきます。

まとめ

 

この「風の時代」は200年くらい続くそうですから、私たちはその風に乗らなくてはなりません。順応してゆきましょう。ふわふわと流れるように生きてゆくのです。何か楽しそうですね。もちろん依存せずに自立することが必要になりますので、自分らしく生きてまいりましょう。

 

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ではまた。

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 クラシック音楽の楽しみ方とは。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

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わたしの地元の中学校の卒業式が、昨日無事に開催されたそうです。今年は昨年とは違い、両親の参列が許可された様子で、お父さん、お母さんの姿が中学校の近くで見られました。やはり両親に参列していただくと、華やかな雰囲気になるのではないでしょうか。

 

このような行事の時にも、音楽は欠かせません。学校の校歌や、入場するときに、おそらく中学生の吹奏楽部の演奏などで式場に入っていったのではないでしょうか。そして、別れの歌などを歌い、涙する、、、、。

あ、ちょっと自分の娘の卒業式の時のことを思い出してしまいました。

 

さあ、今日のテーマは「クラシック音楽の楽しみ方」についてです。

クラシック音楽の楽しみ

 

皆さんはクラシック音楽はお好きでしょうか。わたしは好きですが、毎日聞くわけではありません。なぜならオーケストラ曲などは「音楽として重厚なので」聞き流すことができず、重く感じてしまうことがあるから

です。一方、軽音楽、特にジャズなどは聞き流すには最適な音楽でしょうか。そう思ってきましたが、実際

ジャズを習うようになってからは、どのようなイントロかとか、アドリブはどう弾いているかなどをよく聞く必要もあるので、いつも聞き流してはいられなくなりました。

 

ですが「作業用」のジャズなどもあり、聞きながら作業をする方にとってはちょうど良い音楽なのかもしれません。ですが聞き流しのためのクラシック音楽などとは、聞いたことがありません。ベートーベンの「運命」を聞き流すことなど、ちょっとできそうもないです。

 

それはどうしてなのでしょうか?。わたしなりに考えますと、バロック時代、古典派時代、そしてロマン派と続いてきたクラシック音楽は、「形式」があったからです。型式に則って作曲された名作たちは、テーマを必ず伴い、そしてそれを変化、発展していくものです。

 

初めのテーマが少し曲が進むと、曲の型式に則って、再び出てきた時の「あっ、出てきた!」、という瞬間を逃したくはないのです。ただ聞いているのでもないのです。お分かりいただけたでしょうか。

ジャズの楽しみ

 

一方ジャズの楽しみも考えてみましょう。コード(和音)を使用するジャズはまず、テーマを演奏いたします。その曲は古い歌や民謡なども含まれます。そのテーマが一度終わりますと、各楽器がテーマのコードに沿ってアドリブを繰り出します。もう元の曲がどんなメロディーであったかわからなくなるような場合も多いです。これは単なる繰り返しではありませんから。

 

そのアドリブは好きなだけ演奏して良いのです。2回でも3回でもOKです。そしてやっとテーマに戻ってきます。そしてそこで「拍手!」、やっと戻ってきたね。 という流れです。ぜひこのような流れになっていますから、次回から少し気にして聞いてみると面白いと思います。

まとめ

 

昔から音楽の形式はある意味、ほとんど変化していないのかもしれません。人間が心地よく感じる形式がそこには自然と生まれてきます。ピアノ演奏や歌などを通して、曲の成り立ちを自然に感じられるようになっていますから、なおさらですね。

 

聞き流しの曲でも何回も聞いていると、覚えてしまうことがあります。反復による効果ですね。自分は作業などをしていても脳はしっかりと聞いているのでしょうね。

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 自分なりに楽しむ音楽を目指して。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

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さあ、ついにマスクが解禁か?と思いきや、各商店などではそれぞれのやり方を示して、結局マスクは

自己判断以上に、周りに合わせて着用するか否かを決めなくてはなりません。まあそれでも、かなり気分的には解放感も感じますが、マスクをつける派とつけない派の間で、何事もなければ良いですが。

 

今まで音楽は脳に効果がある、ということは何度もお話ししましたが、最終的には「楽しんだ人が勝つ」に落ち着くと思います。 「人は楽しいことしか続けられない」のです。ですから楽しくできる工夫も大切ですね。

楽器の習得

 

どの楽器でも「ある程度」弾けるようになるには、時間や工夫そしてお金も必要になってきます。

ですが忙しい方や金銭的に厳しい方でも、楽器なしでも楽しめるのが音楽ではないでしょうか。楽器演奏は

頭の中のさまざまなフィールドを使いますから、例えばスポーツの独特の「リズム感」なども感じやすく、

楽器とスポーツの共通点も見えてきます。

 

フィギュアスケートなども音楽なしでは滑れませんし、いかに音楽に合う動きをするかも重要になってきますよね。その音楽と動きが一致した時、私たちは本当に感動するのです。ですからダンスなども良いと思います。中学校の体育の授業に取り入れられていますが、楽しいしリズムに合わせて踊るのはストレス発散にもなりますね。

 

ブレークダンスは高齢者には無理ですが、社交ダンスなども素敵ですよね。姿勢も良くなりますし、音楽に合わせてステップを踏む、そして男女のペアで踊るのは実生活ではなかなかあり得ないことになります。

耳の記憶

 

以前より胎教や教育にはモーツアルトが望ましい。と言われます。クラシック音楽は言い換えれば「純粋音楽」になりますから、「音」の繋がりを聴いてゆくことになります。クラッシック音楽は一般的に長い曲が多く、オペラなどは数時間という単位になります。

 

わたしがジャズピアノを始めてから気がついたのは、長い曲をおさらいしていた時より、少し集中する時間が短くなってきた、と感じたことです。これは1曲が短いと当然そう感じますし、段々と長いクラシックの曲を練習することが億劫に感じてしまいます。

 

長い曲は集中する時間も長く、そして何より忍耐力がつきます。長い間座って演奏することは「精神的」なことで、脳が頼りなのです。ですから最近はクラシック音楽も演奏するように心がけています。

 

クラッシック音楽を聞く時には、その曲のテーマなどを覚えておき、それが組み合わさったり、繰り返されたり、発展させたりして曲が出来上がっていることを聞けると、これがなかなか面白くなってきます。

 

まとめ

 

音楽は勝手気ままに作られているのではなく、一定の約束事があります。その中でメロディーを奏で、和音で支えています。そしてこの和音進行にも一定の決まり事があり、意外にも型があるものなのです。

 

そのかたを破ろうと多くの作曲家が新しい形(現代音楽)を作ってきましたが、その現代音楽にも「ソナタ形式」が出てきたりします。この「ソナタ形式」は大変に優れた形式で、おそらくこれ以上の形式はないだろうと言われています。

それにはさまざまな説がありますが、一つには大変に自然な流れを人が感じるからではないでしょうか。

不自然や不自由は人が嫌うことで、やっぱり「好きなことしか続けられない」のが人間です。

 

ではまた。

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 マンネリを回避しましょう。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

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このところ朝晩も暖かくて本当に助かります。そしてストーブなどをつける回数や時間も減ってきましたね。こいう季節がわたしは好きです。暑くもないし、寒くもない。ですがこの暑くなく、寒くない季節って意外と短いように思います。

すぐにこれから、暑い暑いと冷たいコーヒーの美味しい季節が来ますし、(アイスコーヒー好きだから嬉しいけど)クーラーなしでいられる季節を待つようになるのです。

 

さて、皆さんは「マンネリ」という言葉を使いますか? いつも同じ、という意味ですが、いつも同じ時間に起きることは良いのではないかと思いますが、その「いつもと同じ」に嫌気が刺したときに「マンネリ」を

感じるのでしょう。 お母さんのお弁当の中身がいつも同じだったら、「またか、」となりますよね。そんなイメージです。

 

マンネリは一見楽そうですが、実は脳がサボっています。あまり脳を使わずにできてしまうことは、脳が退屈になってくるのでしょう。脳も「もっと使ってほしい!」と感じているのかもしれませんね。

 

少し難しいことに挑戦する

 

ピアノでも歌でも同じ曲だけ弾いていたら、例えその曲が好きであっても飽きがきます。それが良いのですね。さらに少しずつハードルを上げると、もっと脳を鍛えることになります。少しスマホなどの、ゲームにも似ていますね。

 

ですからピアノが弾ける方も、いつまで簡単な曲や知っている曲ばかり弾くのは、脳には良くはありません。ということを聞きまして、わたしも常に自分の力以上の曲を自宅ではおさらいするように、考えて実行しています。

 

音楽は「時間芸術」ですから、瞬時に消えてしまいます。その時間を感知するのが「前頭葉」です。

「前頭葉」は「人間らしさ」を司る部位で、現状の把握や未来の予測などが行われています。この前頭葉の

中にある「前頭前野」は大脳の30%の容積で、他の動物でも10%以下程度になります。

 

つまりこの「前頭葉」のおかげで、音楽を感じるわけです。猫や犬は「おと」として音楽を聴いていますが、ショパンやベートーベンの音楽をただ「おと」として聴いているだけなのだそうです。

前頭前野の働き

 

前頭前夜の働きは以下のようです。

 

  • 考える
  • 行動や感情をコントロールする
  • コミュニケーションをする
  • 記憶する
  • 応用する
  • 集中する
  • やる気を出す

 

これらは人間にとってもっとも重要な役割ですね。これが逆になりますと、記憶力の低下や思考力の低下などの知的活動に支障が出たり、やる気を失う、切れやすくなるなどの障害が生じてくるわけです。

 

まとめ

 

動物には「音楽」を感じられない、ということは人間だけが音楽を楽しんでいるのですね。「人らしく」

生きることは「音楽」を通して感情を昇華させていることになります。これは人間の特権ですね。

 

ここ数年コロナの関係で「音楽の授業」が減らされたり、歌が歌えなかったりしました。このことが

こどもさんなどに与えた影響も大きかったことでしょう。カラオケも使用できない時もありましたからね。

 

今月の13日からは「マスクは個人の選択」になります。花粉が飛んでますから、逆に外では外せないですが、友人との集まりなどが増えるのは、楽しみですね。

 

本日3月11日は、東北地方での多くの犠牲者を出した地震がありました。

地域の方、遺族のかた、関係者の方々に哀悼の意を表します。

 

ではまた。

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 手拍子をしながら歌を歌う。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧いただきありがとうございます。

 

毎日暖かくなってきましたね。お彼岸まではまだ少しありますが、「暑さ寒さも彼岸まで」という昔からの

言葉は、本当に的を得ていると思います。ですが気がつけばもう3月。時は矢のように早く過ぎてゆきます。

 

さて本日は、楽器の演奏が認知症の1次予防に効果がある、のはお分かりいただけたと思いますが、では楽器が弾けない方は、どうすれば良いのでしょうか。それについてのお話です。

 

歌いながら手拍子実験

 

前回のテレビ番組出の実験では、楽器(キーボード)演奏での効果を確かめましたが、同時に別の実験も

行ったそうです。それは、キーボード演奏をした方に、歌っていただき脳の血流量を測定する実験です。

 

まずは伴奏なしのアカペラで自由に歌ってもらいます。すると言語を司る脳の部位を中心とした部分が活性化していることを示す「赤色」になりました。ですが動作を制御する部分などは活性化せずに「青色」の部分はまだ多く残っていたそうです。

 

次に「歌いながら手拍子」をしてもらいました、すると今度は脳全体がみるみる「赤色」に変わり、血流が

増大していることが判明しました。このことから、ただ歌うだけではなく手拍子することで、言語中枢

だけではなく、同時に運動を司る脳の部位も活性化され、脳全体の血流が増幅されたようです。

 

「歌いながら手拍子」は脳のさまざまな部位を同時に刺激し、総合的に脳を活性化させることが判明しました。

 

 

物忘れの改善にもなる

 

 

大体の楽器は手や足を使用しますので、運動野も刺激されますが、手拍子などの運動を加えることで楽器演奏と同じような状態を脳全体に作り出すことが可能になります。これは楽器の演奏が苦手な方や、楽譜の

読めない方には、大変大きな朗報ではないでしょうか。

 

では実践する上でのポイントを見ましょう。ポイントは2つだけです。

 

  • 音楽に合わせた「動作」
  • 新しい曲や少し難しい曲に挑戦

 

まずはじめの音楽に合わせた動作、とありますがこれは簡単な振り付けなども効果的だということです。全身の運動を行うことで、手拍子の時に比べて、より大きく脳の部位を活性化できる可能性があるからです。

振り付けと言ってもダンサーのようなリズムに乗って踊る必要はなく、あくまで音楽に合わせて「動作」を

加えることが大切です。もちろん好きな方は、どうぞ積極的に踊りも取り入れて良いですね。

 

ピアノなどの楽器演奏時には、自分で出した音や周囲の音を耳で聞きながら、同時にフィードバックさせて動きに反映させ、瞬時に修正を行わなければなりません。これは脳のかなりの部分を同時に賦活(活性化させること)する状況で、脳全体を同時に刺激することに繋がると考えられます。

それと同じ状況を脳の中に作ってあげれば良いわけです。歌いながら動作を加えることは、まさに、楽器演奏時の脳のような状態を作り出す効果が期待できます。

 

二番目の「新しい曲や少し難しい曲に挑戦」

ジャンルは問いません。それより気をつけなくてはいけないのは、マンネリ化です。何度も同じ曲では、小脳が勝手に動作を処理して、の上の刺激につながりません。ですから例えプロであってもすでに簡単に弾ける曲をただ弾いているだけでは、脳の刺激や予防にはなりにくいことがわかっています。

 

まとめ

 

ここまでいかがですか。いつも同じ歌を歌ったり、弾ける曲ばかり弾くのは脳の刺激にはならないのですね。

これは体験として、なんとなくわかります。ピアノ曲を仕上げるのには結構な時間がかかります。ですから

仕上がる時にはもうすでに、あきが来ていることも多いのです。新鮮な気持ちがありません。よくないこと

ですが、初めて譜面を見て冒頭の部分を弾いてみた瞬間の、新鮮な気持ちがなくなるのです。

 

ですから常に向上しなくてはならないということですね。

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ではまた。

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアん教室。 鍵盤楽器の演奏効果を実証した。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

花粉症ではないわたしも、なんとなく花粉が飛散しているのを感じる今日この頃です。卒業式でマスクを

するか、しないかは学校単位で決めているようです。花粉症の方は絶対に着けたいですよね。

 

そして外では、次々と春の花が咲き始めて、色づいてゆくのは本当に気分が良いです。まさに

「春爛漫」ですね。

 

 

さて今日は楽器の中でも10本の指を使う、鍵盤楽器の良さをご紹介いたします。

 

キーボード実験

医学博士、医師、阿部康二先生の実験です。

以前、あるテレビ番組で行った実験でも大変興味深い結果がありました。

楽器の弾ける方にキーボードで簡単な曲を弾いてもらい、演奏前と後での脳の血流量の変化を測定する、という実験でしたが、予想通り演奏の前と後では、明らかに大きな違いが現れました。

キーボードを演奏する前の安静時には、血流量が多くないことを示す「青色」が脳全体を覆って

いる様子が、「光トポグラフィ」には映し出されていました。ところが、キーボードを演奏

し出すと、みるみるうちに血流量が増大し血いることを示す「赤色」に「光トポグラフィ」は変化していました。

 

 

左の写真は海外での検査の様子ですが、真ん中の写真のように頭に器具を取り付けて、可視化できる機材と繋ぎ検査する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若々しく保たれている脳

 

同じテレビ番組内では、ギネス世界記録認定されている、世界最高齢のジャズ・バンド

「ゴールデン・シニア・トリオ」の皆さんにご協力いただき、注意分割機能などを調べる認知機能

テストも行いました。メンバーの皆さんは当時81歳から92歳の現役ジャズバンドで60年以上も日本のジャズ界を牽引してきた方々です。そして世界中の伝説的ジャズメンとも共演してきた重鎮たち

です。 そのトリオの皆さんの認知機能テストの結果は、なんと全員が10〜21歳も若いとの

結果に。皆さん物忘れもなく、ハキハキと話されるお姿は若々しい青年のようで、スタッフさんからバンドを結成した日付を尋ねられるとすぐに、「2008年9月18日です」と即答されるほど。

 

 

右の写真は暗くてよく見えないですが、わたしがたまにゆく

ジャズのライブハウスです。平均年齢は多分70歳前後だと思います。

 

 

 

 

 

まとめ

 

人間は知性と感情があります。音楽にはその両方が安定的にあり、「情動」を豊かにしてくれるという効果が

あるそうです。そしてこれは心理学的なことだけではなく、脳医学的にも当てはまるそうです。脳医学的には、楽器で音楽を演奏するということは、「知性」「情動」両面への効果が期待できることなのです。

いかがですか、こんなに言われたらもう、やるしかないです。わたしもこれからずっと続けて行ける理由が

はっきりとして、むしろ嬉しいです。昔は「何、ピアノなんか弾いてんだよ! そんな暇があったら勉強

しなさい。」なんて言われたこともあったものですから。

 

そしてこのピアノ演奏についてのわたしの意見としては、「内容やレベルは、関係ない」という事です。

うまい下手も関係ありません。とにかくひいて楽しむ、自分の演奏に酔うとか、感動するとかの方が大切です。

 

ではまた。

無料動画は前回のブログからいつでもご覧いただけます。

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 科学的根拠に基づく進展。

みなさま、こんにちは。お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

今日は「お雛祭り」の日ですね。そして公立高校の発表もあり、わたしの税金の申告も終わり、嬉しい日になりました。(!) 

 

桜の花も種類によっては咲き始めましたね。やはり周りが色づくのは非常に良いですね。春を感じますし、

なんとなく希望も感じます。特に若い高校生やフレッシュな新卒の方などは、期待と不安で胸がいっぱいでしょうね。羨ましいです。そしてこのわたしにも、そんな時代がありました。 遠い昔ですけど。

 

卒業や入学などを繰り返して大人になってゆきますが、大人になると、あまりイベントがないですよね。

冠婚葬祭ぐらいでしょうか? これは少し寂しい感じがします。 それで最近わたしが思いついたのは、ピアノの生徒さんたち(大人だけ)のお誕生会を開く。というものです。

誰にでもある誕生日ですが、大人になると、あまり祝ってもらえません。「また歳をとるのか」と思ってしまいがちですが、もう人生100年時代に突入しているのですから、まだまだ、これからもみんなでお祝いしましょう!。そしてピアノの生徒さん同士の繋がりや「音楽談義」などを楽しめたら良いと思います。

 

さあ本日も「楽器演奏がどのように脳に良いか」をお話しいたします。

楽器演奏は脳全体を使う

 

ピアノに限らず、楽器を演奏するには、まず楽譜を見て音符を理解し、楽器のどの部分を弾くか、などを

瞬時に探します。そしてそれが正しいかを判断して次に進んでゆく、というかなり様々なことを一瞬にして

行動しなくてはなりません。自分でもすごいな、と思いますが、すごいのは自分ではなく脳内の細胞たちです。

 

一般的に「音楽を聴く時」には右脳がより活性化されるそうです。ところが楽器の「認知症予防学会 グレード判定概要演奏」の場合には、右脳に加えて「運動領域」も活性化し血流も増加します。そして音楽の進行に合わせてプログラムを立てて実行するために、さらに「前頭葉」も賦活されます。つまり脳の左右共に「前頭葉」と「側頭葉」がかなり活性化されると思われるのです。これに歌や言葉が加わると、左脳や「言語野」も活性化しますので、さらに広範囲な賦活作用があるのではないかと思います。

 

部分的ではない、ということですね。

脳の血流が増える

 

実際に「光トポグラフ」というおもに前頭葉の血流を計測する機器で調べると、楽器の演奏を行うと、前頭葉の血流が大幅に増えることが証明されています。つまり脳が活性化したことがわかるのです。

 

過去の研究でも、楽器を演奏しているグループは、何も演奏していないグループに比べ64%も発症リスクが低かった、という結果が報告されています。

 

まとめ

 

わたしなどが「ピアノ演奏は脳に良いです」というよりは、このような科学的根拠がありますと、心強いです。

なんとなく言われてきていた「ピアノは頭に良いらしい」などとは説得力が違います。独学でも良いですから、ぜひ楽器演奏を楽しんでいただきたいものです。

 

そこでわたしからの無料プレゼントです。

わたしはudemy講座からいくつかコースを出していますが、いつもこのブログをご覧くださっている方に期間限定で、

講座の中から講義の一部分をご覧いただけます。

 

音名について」の講義です。どうぞご覧ください。コード奏法には欠かせない英語表記の音名などについてです。

画面収録 2023-01-12 15.32.11

 

そしてもう一つの動画は音符の長さについての部分です。

画面収録 2023-01-15 16.18.23

 

2つともクリックしてからご覧ください。

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 楽器演奏は「認知症」予防に効果がある。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

昨日の風のお陰で今日はすっきりと晴れました。今週は大変に暖かくなるようです。来月からマスクも外せる

場所が増えるようで、少し嬉しいです。 それは、これから暖かくなってゆくにつれ、やっぱりマスクは

暑苦しいですからね。

 

このブログでは「認知症とピアノ」について何度もお話ししていますが、わたしがピアノ教師ですから、

宣伝目的のように感じる方もいらっしゃるかもしれません。ですが今回は「日本認知症予防学会」による

エビデンス認定について知っていただけたらと思います。

 

予防効果のエビデンス(証拠)

 

もし楽器演奏の予防効果について、本当にエビデンスがあるのならば、「日本認知症予防学会」としてはっきりと公表し、世の中の方々に知っていただこう、、、。

こうした気運の高まりから、学会内で「エビデンス創出委員会」を組織して、総合的に「音楽療法には認知症予防の効果があるか」について審議されたそうです。

 

2017年「音楽療法・エビデンス創出委員会」を設立。検証を重ねた結果、2018年「日本認知症予防学会」は「楽器の演奏は認知症の予防効果あり」との認定を与えました。「グレードA」判定と認定したのです。

 

今から5年前の発表ですが、皆さんはご存知でしたか? 実はわたしは、はっきりとは知りませんでした。

もちろんピアノ演奏などが、脳活に良いとは知っていましたが、このような形で公表されているとは本当に

驚きました。そしてこれからもピアノ演奏の良さを広めてゆきたいと決心しました。

 

楽器演奏は認知症を予防する最高の方法

 

この「グレードA判定」は音楽療法チームではなく別のチーム、つまり他人が行うことで信頼性をより高めました。「日本認知症予防学会」では、その評価基準を6段階に分けて設けています。効果の高いものから順に、以下の6段階になっています。

  • グレード特A = 確かな効果あり
  • グレードA  = 効果あり
  • グレードB  = 効果の可能性がある
  • グレードC  = 効果の可能性がありうる
  • グレードD  = 効果資料提出が必要
  • グレードE  = 効果は認められない

 

音楽療法の中でも1次予防効果がトップの」楽器演奏

 

音楽療法の中で一番成績が良かったのが楽器演奏だったそうです。音楽療法にも様々な取り組みがあります。例えば「音楽を聴くだけ」の方法など。こちらの場合も、それなりの効果は認められましたが、グレードはC判定であったそうです。

 

やはり自ら能動的に参加し楽器をえんそうすることが最も好成績を収めました。

まとめ

 

現在では認知症予防における1次予防、リハビリテーション的施策の中では、楽器演奏が最も効果的であると、言っても問題ないと思いますと、医師の方が言っておられます。

 

ここまではっきりと医学会の方々が公表してくださると、私たちピアノ教師は大変に嬉しいです。長年

やってきて本当に良かったと思います。 これからももっと大人の方々が積極的に楽器演奏に参加されることを切に願います。

 

本日は皆さんにプレゼントがあります。

 

「音名についての動画を無料でプレゼント」

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音名は何種類もあります。一般的には「ドレミファソラシド」ですが、他の読み方を知ることで調や、コードが理解しやすくなります。

 

プレゼント希望の方はこちらからどうぞ。

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感想などありましたら、お問合せ欄などからお願いいたします。

 

ではまた。

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 認知症の予防を積極的にしましょう。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

来週には、もう3月になるのですね。年が明けてから今日まで、今年の目標は少しづつでも実行

されましたか? わたしは本当に少しづつですが実行はしています。問題はこれがどこまで

続けられるかです。

 

こんな風に実行できるのも健全な心身(やや太め)があるからで、認知症が忍び寄ってきたら、もう今年の計画も楽しい思い出も作れません。これが一番、わたしとしては悲しいと思います。そうならないためにも認知症の

予防についてしっかり知っておきましょう。

認知症予防の3つ

 

認知症の予防の3段階についてお話しいたします。

 

第一番目  病気に罹る前に未然に防ぐこと

正常な脳を保つために習慣にする予防策が有効です。

 

第二番目  早期発見することで進行を止め、回復を試みる

積極的に健診で早期発見し、速やかに治療を開始する。

 

第三番目  症状の進行を遅らせ、重症化を防ぐこと

認知症と診断されたら、症状の進行をできる限り遅らせるための施策です。

 

残念なことですが、現在での根治治療はありませんから、なんと言っても未然に防ぐことが大切です。

そして生活習慣病にならないようにすること、これは、アルツハイマー型認知症患者の7割近くが、

生活習慣病にかかっているそうです。

 

生活習慣病とは、高血圧、高脂血症、糖尿病などのことです。高齢になってくるとこのうちどれかに

かかりやすくなっていませんか?。まずはそれから予防、改善をいたしましょう。ではどのような方法が

あるのでしょうか。

地域連携ネットワーク

 

これはお住まいの地域によって様々な、形態が取られていると思います。わたしが住んでいる地域では、

行方不明者の捜索願の放送が流されます。お子さんから高齢者まで家族や警察だけでは、探し出せませんから

ご本人の特徴などを放送で流して、見かけたからが警察に届け出る、というシステムです。

 

それ以前に、運動、食事、食品、サプリメント、ヨガ、美容法、睡眠障害などの知識などを得ることも大切

です。

 

さらに色々な療法ですね。認知刺激法、園芸療法、アロマセラピー、アートセラピー、筆記療法、ダンス療法、音楽療法、など「認知リハビリテーション」に関与したアプローチなどがあります。

 

この中でも楽器演奏や歌には大きな効果が期待されています。お住まいの地域でもこのような活動をされているかたがいらっしゃると思いますので、お好きなグループに、ご参加を積極的にしてみましょう。とにかく

大切なのは行動を起こすことです。その理由は次の3つです。

 

  1. 何もしないと進行する(予防を心がける)
  2. 薬で止まる可能性もある(早期発見を心がける)
  3. リハビリの併用で、機能が上がる可能性がある(積極的に向き合う)

 

以上の3つです。2と3は発症してからですから、やはり1の段階で頑張りたいですね。

まとめ

 

高齢になってくると、活動量が減り、行動半径が狭くなりがちですが、そこを積極的に行動することが

良いようですね。何もしないと「脳機能は衰える」という自覚を持つことを、お医者さんたちは、

おっしゃいます。

 

生活の中に「好きなこと」を組み込んで定期的に、仲間に会ったりして外出をするのも楽しいですね。

ここ数年外出が憚れましたが、もうそろそろ少しづつ解禁しましょう。長い時間外出するのは疲れますから、

なるべく短めでもいいですよね。楽しい時間はすぐに過ぎますけどね。

 

ではまた。

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 寝たきりにならないために今から出来る事。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さりありがとうございます。

 

本日は祭日の春めいた良いお天気です。昨日は埼玉県立高校の入学試験があり、無事終わったようですね。

ご本人にとってもご家族にとってもホッとしている事でしょう。

 

さて今日もアルツハイマーについてのお話ですが、これは予防ができて、さらに早く始めないとならない

理由などをお話しさせていただきます。

アルツハイマー型認知症

 

認知症にも何種類もありますが、その多くは「アルツハイマー型認知症」です。」 

脳が萎縮してしまい認知機能の低下や記憶障害が起きてきます。そして日本人に多く男性より女性の方が罹患しやすいと言われています。

現在では「根治治療」の方法はなく、初期の認知症はある程度進行を止める薬は開発されてきているそうです。ですがその効果はまだ十分なものではないそうです。さらに進行している場合には残念ですが効果はないそうです。

 

アルツハイマー型認知症の遺伝的要素は約1%程度と少なく、そのほとんどが個人の生活や環境が

原因である、孤発性の病気です。特に中年期の生活習慣病が与える影響は大きく特に糖尿病の場合は

発症リスクが2倍になるそうです。

 

中年期からの糖尿病は一般的ですから、気をつけ始める時期がかなり前になりますね。そして

アルツハイマー型認知症は「35年の病気」と言われているそうです。この病気は穏やかに進行するために罹患し始めてから25年くらいで初めて診断がつくのが特徴だそうです。

 

例えば75歳で認知症と診断されたなら、実は25年前の50歳の時からすでに始まっていた、という事です。

わたしも少し心配になってきます。25年間は結構長いです。

 

穏やかに進行するために発見が難しいのですが、「25年間の予防期間」があります。

診断をされてしまったなら、根治はできませんが、前段階の MCI までは発症を遅らせることができます。さらに病理学的には初期認知症であっても、実際に大きな症状が出ないこともあるそうです。

 

この25年間の予備軍時代に何をするかが最大のポイントになります。

予防できる認知症

 

これから認知症予防に関する有名な検証例をご紹介いたします。先ほども言いましたが、発病しても

症状が現れない人が存在します。それはなぜなのか、その研究です。

「ザ・ナン・スタディ」(米国修道女試験)と呼ばれています。

 

75歳から106歳までの678人の修道女たち「ナン」(Nun) の人生と脳を対象にした研究で、

1986年からケンタッキー大学のデヴィッド・スノウドン博士(1952~)が初めて現在も

継続されています。

 

修道女たちのほとんどは未婚で妊娠経験もなく、喫煙もしません。食事や生活様式が一定であるなど、

調査対象として条件が統一されています。閉ざされた環境で外部からの要因も少なく、

さらに死亡するまで追跡調査が可能です。

 

そして全ての修道女が研究のために死亡後は脳を献体することを認めています。

日本でも書籍化されているそうです。タイトルは「100歳の美しい脳  アルツハイマー病解明に

手を差し伸べた修道女たち」です。このタイトルだけでなんとなくわかりますけれども。

 

なんと明らかに認知症と診断できる脳の修道女たちでも、人生の最後まで支障なく生活しているケースが大半だった、ということです。修道女たちの規則正しい生活や信仰による心の使い方などが、はっきりと結果として出ているようです。

 

 

まとめ

 

現代に生きる私たちと隔離された修道女たちの生活を、横並べにはできませんが、高齢になるまで

修道院で生活する方が、認知症になっても最後まで支障なく生活されているのは大変に興味深いですね。

まずは暴飲暴食をせずに慎ましく食事をいただくことから、わたしは始めたいと思います。

 

皆さんの心には何が残ったでしょうか。修道院の女性たちは生活の中で讃美歌を歌ったり、

畑を耕す方たちもいるようです。ある意味では生活行動はあまり変わらないと思いますが、

問題は「心の持ち方」ではないでしょうか。

 

ではまた。