シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 ポピュラー音楽のための音楽理論。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

 

今日は予想通りに寒くなりました。私は朝に軽く暖房もつけましたよ!。皆さんはいかがお過ごしですか?本日はスポーツの日、になっていますが、室内スポーツでしたらちょうど良いかもしれませんね。

 

さあ今までポピュラー音楽のための音楽理論を、何回かに分けてお話ししてきましたが、これ以上は「ジャズ理論」に入りますので、これまでにいたします。

 

ポピュラー音楽の理論とクラシック音楽の理論は共通の部分もありますが、一番異なる部分が「テンションノート」の部分です。ポピュラー音楽はセブンスコードは重要です、そしてそれ以上のナインスコードになりますと、ジャズの定義、すなわちジャズコードになっていくのです。

 

ですからここまでにいたしましょう。今までの説明はご理解いただけたでしょうか。

私たちは、ただ楽しく弾きたいだけですが、理屈がわかると、さらに深く曲などを感じられて表現が広がります。それが大切で、そしてご自身がオリジナルを作るときには、必ず理論を知らなくては作ることはできません。

 

なぜ音楽理論があるのか

 

どのような学問にも理論があります。音楽も例外ではありません。ピアノを弾きたいのに音楽理論を勉強するのはなぜでしょうか。

 

音楽学校へ入学する方は、試験があるから勉強するのですが、これは後から「理論を知っていて良かった」と思うはずです。

 

なぜなら音楽の話になりますと必ず「理論」を知っている前提で話が進むのです。例えば「この曲の伴奏はルートだけで弾きましょう。」と誰かが言ったときに、理論を知っていれば、なるほどそれで良いですよね〜。

 

などとコードのことやルートのことは「理論」に含まれることですから、この曲のこの部分はルートだけで行った方が良い、ということがすんなり理解できます。

 

そして曲の一部分にルートが抜けていたりしても「右のメロディーの方にルートが含まれる」だからこれで良いのだ、と納得できます。安心して曲が弾けるというものです。

 

歌や曲の構成

 

歌や曲は、なんとなくできているわけではありません。雰囲気や鼻歌で作曲はできないのです。鼻歌がきっかけで歌を作曲するこはあるでしょうが、それこそ理論的になっていなければ、歌として成立しません。

 

皆さんの中にはピアノの曲や歌を作曲してみたいと、思う方もいらっしゃるでしょう。そのときにはまず簡単にできている好きな歌の、コード分析をすることがまず必要です。

 

まとめ

 

コード分析となると、またまた理屈っぽくなりますが、要するに同じコード進行で違うメロディーを作ってみると良いのです。これはまだ学習段階ですが、おそらく全ての作曲家はこの方法で学習し、和音分析をして自分の曲や歌を作曲していったのです。

 

そして最近の歌のコード理論はかなり複雑になっていています。

 

 

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ではまた。

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 テンションノートについて。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

めっきり朝晩が涼しいを通り越して、寒く感じるようになりました。あまりにも夏が長かったので、なかなか体がなれない感じです。

明日から3連休の方も多いことでしょう。一番良い気候で、お出かけ日和ですね。紅葉も少しづつ始まっていて季節が移っていくのを感じます。

 

さて本日はテンションノートについて、お話しします。このテンションノートとは基本の3和音、4和音にさらに音を加えて、より緊張感を増すことになります。

テンションとは

テンション・ノート

 

上記のように緑で囲った音がテンションノートになります。ですからセブンスコードまでは、テンションコードとは言いません。

 

言い換えますとテンションノートを含むコードを、ジャズコードと言います。

ですから初歩のうちにはテンションノートを弾くことは滅多にありません。コードはどんどんと音を重ねていくことができることが合理的な部分であると私は思います。

 

ポピュラーなどでも少しおしゃれに仕上げる時には、このテンションノートがついていることがあります。響きが違いますので、ちょっと弾いてみると面白いです。

 

9th, 11th, 13th とは

 

ルートの音から数えて九番目の音が9th(ナインス)ですが、オクターブを超えていますね。とどかない方も多いと思います。体の大きな海外のピアニストは楽に届きますが、私もやっと届く程度です。

 

では11th(イレブンス)はどうでしょう。これはほとんどの方が届きません。ではどうやって弾くかと言いますと、転回形を使用します。転回形は初歩のうちから慣れていただきたいです。

 

まず九番目の音はCコードにおいては(レ)の音です。ドミソの間にもレがありますね。ですから9thを転回形で弾くときにドレミ、を弾くときもあります。

 

少し滑稽に感じます、特に音符を見たりするとお団子状に音がくっついています。

 

テンションの領域

全部の音を弾くことになる?

 

テンションノートを全部弾いたら、ドレミファソラシとなります。一度に9thと13thを弾くことはありませんが、かなりの音を足すことができますね。そして音の輪郭が少しぼやけて広がりを感じるコードとなるのです。

 

まとめ

 

 

今日の話は初心者向けではありませんでしたが、たまに出てくるおしゃれな響きは9thコードなどを使用しています。一応知っておいてください。忘れてしまっても問題ありません。

 

音楽も積み重ねですから、ひとつひとつ積み重ねでいってください。

 

 

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ではまた。

 

 

 

 

 

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 コードの役割について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

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朝晩寒くなりましたね。昨夜は暑い布団をかけて眠りについたわたしです。少し涼し過ぎて寝つけませんでしたので、皆さんも風邪をひかないようにお気をつけ下さい。

でも正直この涼しさに少し慣れていません。あまりにも夏が長かったものですから。衣替えも急に必要になりましたよね。早く長袖をださないと風邪をひきそうです。

 

さてこの数回の「音楽理論」はいかがですか?頭に残らなくても大丈夫です。何回も見直す必要が出てきたときに、見返せば良いです。理屈は後でついてくると思います。

 

本日は「コードの役割」についてお話しいたします。

 

コードの役割

 

コードに役割などあるのか、と思いますが実はあります。それがあるために歌や曲が成立するのですから。マイナーキーでもメジャーキーでもコードの役割はあります。

 

トニック(T)      安定感があり「静的」な性質を持っている。

マイナーキーでは第3音は短3度になります。

ドミソ(メジャーキーの時の音)  ド ミb ソ(マイナーキーの時の音)

ドミナント(D)    動きを感じるコード。V7などがこれに相当する。そしてトニックに行きたがる性質。

サブドミナント(SD)  トニックとドミナントの中間的な役割をする。 Ⅳmなどのコードが相当する。

 

メジャーでもマイナーでもコードの種類は3種類あります。どれかに分類されますから、性質を実際弾いてみて聴き分けてみると理解が深まると思います。

 

この3種類で歌や曲ができています。童謡などは3つ位のコードでできている歌が多いですね。お子さんにもわかりやすく耳に覚えやすいようになっているわけです。

 

そしてピアノ初心者の方にとっては弾きやすいので、しばしばテキストの初めの方には童謡などが出てきますね。

 

 

曲の初めから終わりまで

 

このコードの機能は歌や曲を構成すると言いました。ではどのようにこれらのコードが使用されるのでしょうか。歌や音楽はただ雰囲気でなんとなくできているわけではないのです。コードの機能を考えて作成されています。

 

皆さんがピアノを弾いていたり、歌を歌っていて、サビと思われる箇所で「弾きずらさ」や「うまく歌えない」ということを感じたことはないでしょうか。それこそが、その曲の山場であり歌などの中心となる部分なことが多いです。

 

曲の初めはトニックで始まることが多いです。違うものもありますが。そして曲の終わりもトニックで終わることが多いです。これはまずはⅠの和音で始まり、おしまいもⅠで終わる、安定感のある曲です。

 

まとめ

 

主要3和音というのはズバリ、和音の機能を表している3つのコードになります。この3つのコードでできている曲をたくさん弾くことは、音楽の構成を知りコードの響きの違いを知る良いテキストになります。

 

ですからこの3つのコード「T D SD」 ハ長調の時にはコードが C G F となります。このコードをよーく何度も弾いてください。その後からさまざまなキーの曲やいろいろなコードにチャレンジすると良いと思います。

 

ではまた。

 

 

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シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 短調(マイナー)のコードについて。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださりありがとうございます。

 

今日から10月ですね。今月末にはハロウィンがあり、少しおいてからクリスマス、そして年末、お正月と、一年で一番イベントの多い季節になりました。

もう一年が過ぎていくのだよ、と色々詰め込んだような秋からの多忙な雰囲気が、今から想像できます。 家庭の主婦も大掃除との戦いがありますからね。

 

さて今日は短調(マイナー)のコードについてお話しします。

マイナーな曲は全体からするとメジャーの曲よりも少ないですが、大変に趣のある名曲が多いように感じます。そしてマイナーな曲は臨時記号が必ずあることや、短調のスケールが3種類あることなどが特徴です。

 

 

短調(マイナー)のコード

 

マイナースケール(短調の音階)が3種類あることは、コードの種類も少し長調より増えます。

 

 

 

マイナースケールの説明資料

 

まずはAmのナチュラルマイナーのスケールを見ますと、ラからソまで何も調号もつきません。

マイナースケールの種類。ナチュラルマイナー、メロディックマイナー、ハーモニックマイナーの音階と度数を一覧化した表

臨時記号1つつくのがハーモニックマイナー(和声的短音階)で、臨時記号2つつくのがメロディックマイナースケール(旋律的短音階)と言います。

 

実際に弾いてみますと、やはりメロディックマイナースケールは歌に適していると思います。

 

 

同じ調でも短調と長調がある。

 

調号なしの短調はラから始まる、Aマイナーでしたが、今度はハ長調とハ短調を比較してみましょう。

 

 

 

 

 

 

Cナチュラルマイナースケールのダイアトニックコード(3和音)

上記はハ短調(Cマイナー)のダイアトニックコードです。

Cマイナーはフラットが3つつきます。シb、ミb、ラb の3つです。その音の上にできた3和音です。それぞれ重ねた音にもbがついています。

コードネームは Cm  Dmb5  Eb  Fm  Gm  Ab  Bb  となります。

 

次はハーモニックマイナーのスケール上にできるコードです。

Cハーモニック・マイナースケールのダイアトニックコード(3和音)

 

先ほどのナチュラルマイナーと比べますと、異なるコードがありますね。

Gが Gm になり、Bbが Bbm-5 になります。

 

次はメロディックマイナースケール上にできるコードです。

Cメロディック・マイナースケールのダイアトニックコード(3和音)

 

このメロデックマイナースケールのコードが比べてみると、スッキリしていますね。よくご存知のFとかG、Dmも出ています。

 

 

まとめ

 

 

いかがでしょうか。説明は以上ですが、コードの数が1つの短調には色々使えることになります。それが趣のある名曲を生み出すのかもしれませんね。

 

初心者のうちはとにかくマイナーには3種類あること、そしてコードの種類がメジャーよりも増える、ということを知っておいていただければ良いと思います。

 

そしてマイナーの曲もどんどん弾いてみると、理解が深まります。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 長調のダイアトニックコード(和音)。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

本日は「中秋の名月」です。中秋の名月は必ず満月とは限らないそうですが、今日は100%「満月」だそうです。

満月を迎える時刻は、18時58分で、東の空の低いところで見えるそうです。もしチャンスがあったらみてみましょう。

 

わたしは地方に住んでいますから、空の低いところの月も見ることができます。遮るような高い建物などがないですからね。実際に先日のブルームーンなどもみたら、なんか感動しましたよ。もうおつきさまが落ちてしまうんじゃないかとおもうくらい、空の低い場所にありました。

 

さあ今日は長調の和音についてお話しいたします。

 

メジャースケールのダイアトニックコード

 

一言で言ってしまうと、上記のコードたちです。ですがこれはよく見るハ長調( メジャースケール)のダイアトニックコードです。他にも調はありますので、他も見てみましょう。

 

まずCメジャースケールの3和音と4和音の一覧表です。

和音の下に書いてある、T SD D とは和音の機能を表したものです。

3和音も4和音もかわりませんね。

 

ダイアトニックコード C

 

次にFメジャースケールのダイアトニックコードと4和音を見ましょう。

 

ダイアトニックコード F

 

こちらも並べたコードの機能はCメジャースケールの時と同じです。Fメジャースケールでは「ファから始まり、シbになる」ことが特徴です。

 

次はGメジャースケールのダイアトニックコードと4和音です。機能は全く同じです。

 

ダイアトニックコードG

 

和音の機能とは

 

和音にはそれぞれ役割があり、それによって歌や曲を構成していきます。それを全く考えない「現代音楽」も存在いたします。それは今までの概念を打ち破るという点では画期的ですね。

 

機能は3種類あります。初めにTからです。

 

T は トニック と呼びます。曲の初めや終わりに多く使用され、安定した響きを持っています。

Dは ドミナント と呼びます。 トニックとは対照的で「躍動感」や「緊張」を感じられる和音です。

SD  は サブドミナントと呼びます。 ドミナントの手前でよく使用されます。

 

まとめ

 

 

この3種類はまるで人間の個性を表しているようですね。また人の感情も常に一定ではなく、ときに優しく、ときに激しくなどまるで和音の響きのようです。

 

個性の違う3種類があるからこそ、音楽ができるわけです。皆さんは好きな和音とかありますか?

わたしはDm7が好きなんです。なぜかわかりませんが、何か曖昧なフワッとした感じが好きです。多分自分と似ているのかもしれませんね。

 

大人になってからのコード奏法には、このテキストが参考になります。

参考動画をQRコードで見ることができます。

全8きょく解説付きです。独学におすすめです。

 

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 色々な楽器のキーについて。

みなさんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

今日は少し暑めな日ですが、朝夕の涼しさはやはりもう秋ですね。

今月の29日は満月ですが、100%の満月とか、一体どのような満月なのでしょう。楽しみです。

 

さて本日は色々な楽器のキー(調)についてお話しいたします。

ピアノや鍵盤楽器というのは、様々な調に対応できます。もちろん楽器は色々なキーで演奏できますが、元々 Bb FEbなどで調整されている楽器もあります。

 

ですからピアノ演奏者にとってはハ長調は弾きやすくても、元がBbのキーの楽器の方にとってはC メジャースケールは、少しややこしくなります。

 

移調楽器

 

楽器 調名
E♭クラリネット E♭管
B♭クラリネット B♭管
アルトクラリネット E♭管
バスクラリネット B♭管
コントラアルトクラリネット E♭管
ソプラノサックス B♭管
アルトサックス E♭管
テナーサックス B♭管
バリトンサックス E♭管
トランペット B♭管
ホルン F管

 

上記は移調楽器の一覧ですが、これ以外にもたくさんあります。みなさんにお馴染みの吹奏楽などで使用される楽器が出ています。

 

リコーダーなどは小学生の頃使用するの以外にも、アルト、テナー、バスなどとありどんどんサイズが大きくなります。

 

上の表の見方は、Ebの楽器の人に「楽器のスケールを吹いて下さい。」というと、

bミ ファ ソbbシ ド レbミ」と音を出します。これだとピアノの「ドレミファソラシド」とは合いませんね。

 

そこで共通のキーを探します。これはピアノが Ebの調にするか、移調楽器の方がCメジャーキーに統一するかどちらかです。

 

このような楽器を「移調楽器」と言います。思ったよりも割と多くの楽器が移調楽器であることが多いですね。

 

楽譜はどうなるか

 

ピアノと一緒に演奏する場合、楽譜はどうなるのでしょう。これが問題です。まずEbの曲の場合は、移調楽器のアルトサックスなどは楽に吹くことができます。彼らにとっては#もbもつかないからです。

 

ピアノをそれに合わせるにはEb(ホ長調)の楽譜を用意しなくてはなりません。逆にハ長調の曲を一緒に演奏するときにはCより短3度下の、イ長調の楽譜を移調楽器の方に用意しなくてはなりません。

 

これは少し面倒な部分です。聞き流して下さい。

まとめ

 

 

なぜ移調楽器があるのか。これはその個体それぞれ良い音が出せる音域が違うからなのです。ピアノのように隈なく全ての音をよく響かせることが難しいためです。

 

もちろんピアノもすごく高い音やすごく低い音は、よくわからない音域になります。人の声も同じですよね。声の高い方もいれば低い方もいらっしゃいます。

 

「みんな違ってみんな良い」ということです。ただ合奏するときに注意が必要だということです。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 調(キー)が変わるということは。

みなさんこんにちはお元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

 

最近やっとマイナンバーカードの手続きが終わったわたしです。役場の若い方に色々やって頂きましたが、細かい数字を入力する時に、やっとのことで数字を読みました。

 

ですから細かい字の取説は苦手になりました。みなさんはいかがですか?

 

さて本日は「調」キーについてお話しいたします。前回も短調について書きましたが、調はたくさんあります。全部知る必要もありませんが、曲の途中でキーが変わることがあるのです。

最近の歌や楽曲には結構自然にあるように感じます。

 

移調とは

 

調が移ると書いて移調ですから、この場合は調が移動することです。例えば女性ボーカルの歌を男性が歌おうとしたらキーが高くて歌えず、調を移動して歌うと楽に歌えたりします。これが移調です。

 

カラオケにはこのような機能があると思います。同じ女性同士でも声の高さが違ったり、年齢により声が低くなりますから、どうしてもキーを下げなくてはなりません。これは良いですね。

 

生の伴奏でしたら、歌手の方は常に自分のキーに合う楽譜を持っていて、それを伴奏者に提出して伴奏をしていただきます。人それぞれ音域が違いますから必要なことですね。

 

そしてわたしは初心者のピアニストの方々には、初めのうちはハ長調(Cメジャー)の曲をたくさん弾いてから、他の調にチャレンジしてほしいと思います。

 

例としてまず#1つのト長調のスケールがあります。これをハ長調にしたい、または5度下に下げたい場合には次のようになります。

 

移調

 

調号の変化

調がかわりますから、調号も変化します。このようにして移調をします。

 

 

転調とは

 

移調と間違えやすいのは転調です。これも調が引っ越しするのですが、曲の途中で出てくる場合のことです。移調は曲全体のことで、転調は曲の一部分のことと覚えて下さい。

 

歌などで、サビの部分が転調することもあります。そしてまたもとの調に戻って終わったり、そのまま終わったり色々です。

まとめ

 

 

曲や歌などで途中でキーが変わると、ガラッと雰囲気が変化しますし、楽しい反面ピアノの場合は#記号が増えたりb記号に注意する必要があります。

 

歌の場合は伴奏をよく聞いていないと、音を外しやすいですね。お気をつけ下さい。

 

わたしの新刊「大人の初めてのコード奏法」はkindle unlimitedで無料で読めます。

 

 

ではまた。

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 短調(マイナースケール)について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

先日のテレビの中で「秋の紅葉が北の方からいよいよ始まる」というニュースを見て、やっぱり季節は移っていくのだという事を感じて何かホッといたしました。

 

 

さて本日は短調(マイナースケール)についてです。このマイナースケールはなぜか少し厄介な点もありますが、一応知っておいた方が良い事なのでお話ししていきます。

 

短調(マイナースケール)とは

 

マイナースケールは3種類あります。これが少し混乱を招くのですが、なぜ3種類あるのかについてはわたし自身詳しい説明を聞いたことはありません。

 

ではまずその3種類とは

ナチュラルマイナースケール     自然的短音階

ハーモニックマイナースケール    和声的短音階

メロディックマイナースケール    旋律的短音階

の3種類です。

日本語の方がイメージしやすいでしょうか。 自然なままの短音階は調号通りに始まって終わります。和声的短音階は、和音の響きを考慮すると理想的なスケールとなります。そして旋律的短音階は文字通り歌にするときによく使用される音階、ということになります。

 

上の音階はラから始まる自然的短音階です。調号はつきませんから白鍵だけのスケールになります。

「赤い靴」のような歌に使用されています。

 

次に和声的短音階です。

 

 

イ短調の音階

 

和声的短音階は第七番目が半音あがります。

そして旋律的短音階では、第六番目と第七番目の音が#となり、メロディー感がありますね。

 

ハ長調とイ短調

 

ハ長調(Cメジャースケール)とイ短調(Am)には調号がありません。わかりやすいのでよく出てきますが、これだけではありません。

 

以下に各調が持つ雰囲気をまとめたものを載せておきます。参考になりましたら良いです。

 

 

【 長調の雰囲気の一覧 】

●ハ長調
「無垢に喜ばしい」(Innocently happy)

●ニ長調
「意気揚々とした、勝利の、喊声」(Triumphant, Victorious, War-Cries)

●ホ長調
「けんかっ早い、荒々しい、不十分な満足」(Quarrelsome, Boisterous, Imcomplete Pleasure)

●へ長調
「怒り狂った、気性の荒い、一時的な悲嘆」(Furious, Quick-Tempered, Passing Regret)

●ト長調
「厳粛な、崇高な、幻想」(Serious, Magnificent, Fantasy)

●イ長調
「うれしい、牧歌的な、愛の告白」(Joyful, Pastoral, Declaration of Love)

●ロ長調
「どぎつい、強烈な、荒っぽい、猛烈」(Harsh, Strong, Wild, Rage)

●嬰ハ長調
「悲しみ、憂鬱な」(Grief, Depressive)

●嬰へ長調
「困難の打破、安堵のため息」(Conquering Difficulties, Sighs of Relief)

●変ハ長調 ※ロ長調と異名同音
「どぎつい、強烈な、荒っぽい、猛烈」(Harsh, Strong, Wild, Rage)

●変ニ長調 ※嬰ハ長調と異名同音
「悲しみ、憂鬱な」(Grief, Depressive)

●変ホ長調
「厳しい、きつい、それでいて愛に満ちた」(Cruel, Hard, Yet Full of Devotion)

●変ト長調 ※嬰へ長調と異名同音
「困難の打破、安堵のため息」(Conquering Difficulties, Sighs of Relief)

●変イ長調
「死、永遠、裁き」(Death, Eternity, Judgement)

●変ロ長調
「喜ばしい、風変わりな、陽気な」(Joyful, Quaint, Cheerful)

【 短調の雰囲気の一覧 】

●ハ短調
「純粋に悲しげな、恋わずらいの」(Innocently Sad, Love-Sick)

●ニ短調
「厳粛な、敬虔な、思索的な」(Serious, Pious, Ruminating)

●ホ短調
「弱々しい、なまめかしい、落ち着きのない」(Effeminate, Amorous, Restless)

●ヘ短調
「ぼんやりした、物悲しい、しめやかな」(Obscure, Plaintive, Funereal)

●ト短調
「不満、不安」(Discontent, Uneasiness)

●イ短調
「柔らかな、物悲しい、敬虔な」(Tender, Plaintive, Pious)

●ロ短調
「孤独な、憂鬱な、忍耐」(Solitary, Melancholic, Patience)

●嬰ハ短調
「落胆、泣き叫んだ、悲涙の」(Despair, Wailing, Weeping)

●嬰二短調
「深い苦悩、実存的な不安」(Deep Distress, Existential Angst)

●嬰へ短調
「陰気な、激しい憤り」(Gloomy, Passionate Resentment)

●嬰ト短調
「不服な、嘆きの、泣き叫んだ」(Grumbling, Moaning, Wailing)

●嬰イ短調
「恐ろしい、暗闇、嘲るような」(Terrible, the Night, Mocking)

●変ホ短調 ※嬰二短調と異名同音
「深い苦悩、実存的な不安」(Deep Distress, Existential Angst)

 

まとめ

 

一般的に長調は明るい雰囲気、短調は寂しい感じ、などと表現されますが、上のようにさまざまな雰囲気を各調は持っているようです。ただしこれはある一つの感じ方を表したものです。

 

皆さんがオリジナルの曲や歌を書くときの参考になるかもしれません。

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 音階(スケール)について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

もうすぐ秋のお彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、かなり暑さが弱くなりました。本当に昔の人はすごいですね。だから天気予報よりも正確かもしれないですよね。何しろ、季節の変わり目をズバリ言い当てるのですから。

 

季節の変わり目は体調を崩しやすくなりがちです。わたしはこの時期の体調の崩れを、あまり深刻に考えないようにしています。時間の経過とともに体が慣れていくの静かに待つのみです。

 

ですが持病のある方は要注意ですね。

 

さあ本日は音階(スケール)についてお話しいたします。

音階(スケール)

 

スケールというと、物差し(定規)や台所で使用する測り(キッチンスケール)を思い出したりもいたしますが、音楽では音階を意味します。そしてこの音階は実はたくさんあります。

 

今回は最も一般的な「メジャースケール」と「マイナースケール」について説明いたします。

(メジャー)(マイナー)という言葉は様々な意味を持ちますが、音楽では「長調」と「短調」に相当します。

 

スケールは1オクターブにまとめた「全音と半音」を規則性をもって並べたものです。

 

長調(メジャースケール)

 

 

まずは全音と半音を知りましょう。

 

 

鍵盤上には黒鍵もあります。その全てを順番に弾いていきますと、ドからシまでは12の音があります。これは半音を「1」として数えたからです。

 

よく1オクターブは8個の音でできている、という場合もありますが、これはスケールとしての時に言えることです。「実際は7つの音でできている」となります。

 

鍵盤上で黒鍵が無い場所に注目して下さい。それは「ミファ」「シド」のところです。ここがもうすでに半音になっているために黒鍵がありません。

 

ですからメジャースケールにおいては、第3音と4音の間と、第7音と主音の間は半音にする規則があります。これはハ長調だけではありませんよ。他のメジャースケールでも同じです。

 

導音(リーディング ノート)

 

メジャースケール上にできる、半音関係の場所はおわかりいただけましたか。この第4音(ファ)と第7音(シ)のことをリーディング ノートと言います。

 

ファの音は半音下のミの音に導かれ、シの音は半音上のド(主音)の音に行きたがる性質を持っています。これをリーディング ノート と呼びます。

 

ですからメロディーなどを作るときなどには、導音を意識して作曲すると自然なメロディーができます。

 

まとめ

 

このスケールとコードは一番大切な関係ですから、知っておいて下さい。後からもこのスケールのことは知らないと説明がわからなくなりますので、よろしくお願いいたします。

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 調号について説明いたします。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さい、ありがとうございます。

 

3連休の最後になりましたが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

わたしは内臓を冷やしてしまい、なぜが背中に激痛がはしり、痛み止めを飲み、腹部にカイロを当てて一日じっとしていました。その間水分を取らずいたので少し熱中症になりかけました。

 

暑い日があまりにも長く続くと色々なことが起きます。皆さんもお気をつけくださいませ。

 

さあ本日は「調号」について解説いたします。

 

調号とは

 

音楽には色々な調(キー)があります。例えばハ長調とかト長調とかのことです。そして調号にはb(フラット)と#(シャープ)があります。そしてその調号のつき方にも一定の法則があります。

 

まず、フラット(b)一つの「へ長調」(Fメジャー)。これがフラット系の調の初めです。

そして#系はまずト長調から始まります。それと同時に短調も存在します。

 

調号 調 一覧

 

このように一覧表にしますと、調号がつく調の方が圧倒的に多いですね。初めのうちは調号なしのハ長調から始めますが、慣れてきたら少しずつ様々なキーの曲を弾くと、しまいにどのようなキーの曲にも挑戦できるようになります。

 

短調には臨時記号がついてきますので、注意が必要です。

 

 

シャープ系

 

まず#系から見ていきましょう。#一つでト長調、#2つでニ長調、#3つでイ長調、・・・と続きますが、この#の数を気にするよりも大切なのは、それぞれのスケールの最初の音(ルート)に注目してみてください。

 

#1個はソから、#2個はレから、#3個はラから、を覚える方が大切と思います。そしてその開始音から「ドレミファソラシド」と感じられるスケールを弾いてみましょう。すると自然とシャープをつける場所がわかってきます。

 

特に長調(メジャースケール)はわかりやすいと思います。

まとめ

 

どのようなキーもハ長調にすることはできます。昔はそのような仕組みがあるピアノもあったそうです。もう残ってはいません。やはりかなり無理があったのだと思います。

 

調にはそれぞれの個性があって、好きな調がはっきりしている方もいるくらいです。作曲家もはじめからなんの調で曲を書こうか、決めているはずです。

 

あなたも色々な町の曲を弾いて、お気に入りの調を見つけて下さい。

 

わたしの新刊です。初めの部分は理論もついています。

 

 

ではまた。