シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 音階(スケール)について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

もうすぐ秋のお彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、かなり暑さが弱くなりました。本当に昔の人はすごいですね。だから天気予報よりも正確かもしれないですよね。何しろ、季節の変わり目をズバリ言い当てるのですから。

 

季節の変わり目は体調を崩しやすくなりがちです。わたしはこの時期の体調の崩れを、あまり深刻に考えないようにしています。時間の経過とともに体が慣れていくの静かに待つのみです。

 

ですが持病のある方は要注意ですね。

 

さあ本日は音階(スケール)についてお話しいたします。

音階(スケール)

 

スケールというと、物差し(定規)や台所で使用する測り(キッチンスケール)を思い出したりもいたしますが、音楽では音階を意味します。そしてこの音階は実はたくさんあります。

 

今回は最も一般的な「メジャースケール」と「マイナースケール」について説明いたします。

(メジャー)(マイナー)という言葉は様々な意味を持ちますが、音楽では「長調」と「短調」に相当します。

 

スケールは1オクターブにまとめた「全音と半音」を規則性をもって並べたものです。

 

長調(メジャースケール)

 

 

まずは全音と半音を知りましょう。

 

 

鍵盤上には黒鍵もあります。その全てを順番に弾いていきますと、ドからシまでは12の音があります。これは半音を「1」として数えたからです。

 

よく1オクターブは8個の音でできている、という場合もありますが、これはスケールとしての時に言えることです。「実際は7つの音でできている」となります。

 

鍵盤上で黒鍵が無い場所に注目して下さい。それは「ミファ」「シド」のところです。ここがもうすでに半音になっているために黒鍵がありません。

 

ですからメジャースケールにおいては、第3音と4音の間と、第7音と主音の間は半音にする規則があります。これはハ長調だけではありませんよ。他のメジャースケールでも同じです。

 

導音(リーディング ノート)

 

メジャースケール上にできる、半音関係の場所はおわかりいただけましたか。この第4音(ファ)と第7音(シ)のことをリーディング ノートと言います。

 

ファの音は半音下のミの音に導かれ、シの音は半音上のド(主音)の音に行きたがる性質を持っています。これをリーディング ノート と呼びます。

 

ですからメロディーなどを作るときなどには、導音を意識して作曲すると自然なメロディーができます。

 

まとめ

 

このスケールとコードは一番大切な関係ですから、知っておいて下さい。後からもこのスケールのことは知らないと説明がわからなくなりますので、よろしくお願いいたします。

 

 

ではまた。

 

 

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 調号について説明いたします。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さい、ありがとうございます。

 

3連休の最後になりましたが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。

わたしは内臓を冷やしてしまい、なぜが背中に激痛がはしり、痛み止めを飲み、腹部にカイロを当てて一日じっとしていました。その間水分を取らずいたので少し熱中症になりかけました。

 

暑い日があまりにも長く続くと色々なことが起きます。皆さんもお気をつけくださいませ。

 

さあ本日は「調号」について解説いたします。

 

調号とは

 

音楽には色々な調(キー)があります。例えばハ長調とかト長調とかのことです。そして調号にはb(フラット)と#(シャープ)があります。そしてその調号のつき方にも一定の法則があります。

 

まず、フラット(b)一つの「へ長調」(Fメジャー)。これがフラット系の調の初めです。

そして#系はまずト長調から始まります。それと同時に短調も存在します。

 

調号 調 一覧

 

このように一覧表にしますと、調号がつく調の方が圧倒的に多いですね。初めのうちは調号なしのハ長調から始めますが、慣れてきたら少しずつ様々なキーの曲を弾くと、しまいにどのようなキーの曲にも挑戦できるようになります。

 

短調には臨時記号がついてきますので、注意が必要です。

 

 

シャープ系

 

まず#系から見ていきましょう。#一つでト長調、#2つでニ長調、#3つでイ長調、・・・と続きますが、この#の数を気にするよりも大切なのは、それぞれのスケールの最初の音(ルート)に注目してみてください。

 

#1個はソから、#2個はレから、#3個はラから、を覚える方が大切と思います。そしてその開始音から「ドレミファソラシド」と感じられるスケールを弾いてみましょう。すると自然とシャープをつける場所がわかってきます。

 

特に長調(メジャースケール)はわかりやすいと思います。

まとめ

 

どのようなキーもハ長調にすることはできます。昔はそのような仕組みがあるピアノもあったそうです。もう残ってはいません。やはりかなり無理があったのだと思います。

 

調にはそれぞれの個性があって、好きな調がはっきりしている方もいるくらいです。作曲家もはじめからなんの調で曲を書こうか、決めているはずです。

 

あなたも色々な町の曲を弾いて、お気に入りの調を見つけて下さい。

 

わたしの新刊です。初めの部分は理論もついています。

 

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 調性とスケール(音階)について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さりありがとうございます。

 

9月も半分過ぎて、どうやら来週の後半には、やっと涼しくなるようです。

本当に暑さ疲れを感じているわたしですが、皆さんはいかがでしょうか。

 

さて、今日から3連休の方もいらしゃることでしょう。この3連休が暑い日としては最後の方になるようですから、思う存分に暑さを満喫したい方はどうぞ楽しんでください。

 

今日のテーマは調性とスケールについてです。

 

調性

 

今まで音を重ねてコードを作る、いわば「縦」に音を捉えて、お話ししてきました。これからの話は音を横に並べて考えることになります。

 

 

ピアノの鍵盤は横に並べてありますから、音を縦に積み重ねるというのは少しイメージしずらいかもしれません。

 

 

初めの図と二番目の図では開始音が違いますね。ドから始まる音階と、ラから始まる音階と2つ書いてあります。ここがポイントです。

 

この調性は、短調と長調が現在使用されていますが、比較的新しいものです。それ以前には教会などで使用された、教会旋法が使用されていました。

 

初めの音がドからのCメジャースケール(ハ長調)は、弾きやすくて初心者にとっては理解しやすいスケールです。開始の音をラにしてAマイナースケール(イ短調)になっているのが二番目のスケールです。

 

メジャースケールを使用して書かれた曲は、明るい、楽しい、嬉しいなどの表現に向いています。一方マイナースケールで書かれた曲は、寂しい、悲しい、不思議な表現にぴったりです。

 

ここで注意が必要なのは、マイナースケールの時には臨時記号が必ず出てくることです。それは主音とその前の音との関係を半音関係にしなくてはならにために、起きてきます。Aマイナースケールの場合には、ラが主音ですから、その手前の音であるソのおとをソ#にします。

 

これで曲を弾いたり、書いたりしますとメランコリーな感じが出せます。一方メジャースケールの方には臨時記号は必要ありません。ですから余計にハ長調の曲は弾きやすいですね。

 

スケール(音階)

 

音の階段を意味する「音階」はピアノの下から上にまさに階段のように、音が上がっていきます。これには規則性があります。

 

Cメジャースケールの時には、「第3音と第4音の間は半音関係、そして第7音と第8音も半音関係」という規則性があります。このように言葉にすると難しいですが、ただ白い鍵盤だけをドから順番に弾いていくと、その規則性が自然と感じれれます。

 

黒鍵がないところが半音関係になっています。ハ長調ばかり弾いていると、これが感じられないので少しずつ違う調性の曲も弾いていいくとこのことが理解できるようになっていきます。

 

まとめ

 

 

 

理屈は後からでも良いですが、全く知らないのは良くありません。何度も音楽理論に目を触れているとなんとなく理解できるようになりますから、一応目を通しておきましょう。

 

わたしの新刊の「大人の初めてのコード奏法」はこの理論についてもより詳しく解説してあります。

大人になってから始めるピアノには不安も多いかもしれませんが、気軽に始めてみて下さい。

後からでも理屈は良いのです。

 

 

ではまた。

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 4和音の種類と表記について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

小中学校では少しずつコロナとなぜかこの時期にインフルエンザが出てきたようです。父兄の方や周りの方はご注意くださいませ。

 

もう夏休みのワクワク感はすっかり無くなりましたね。これからは秋に向かい食欲の秋がやってまいりますが、秋の作物やお魚など、季節感が少しずれているような感じがします。

 

海水温が高かったり、気温が高すぎたりで、やっぱり季節のものはうまく循環しないようです。異常気象はさまざまな場所に影響していますね。

 

今日のテーマは少し踏み込んだ内容ですが、大切なことですので一応目を通していただけると嬉しいです。

 

4和音とは

 

和音といえば3つの音から始まりますが、4つの音の和音もあります。ちょうど売っているくし団子と同じ数ですね。

 

和音(コード)の最大の特徴は音を、飛び飛びに重ねていくことです。隣同士の音を重ねるのではありません。

 

実際に鍵盤上の音を一つおきに重ねていくと、和音ができます。それが4つ重なれば、4和音になるのです。例えば「ラドミソ」とか「シレファラ」とかです。

 

そして「ラドミソ」はAm7 で、「シレファラ」はBm7-5 というコードネームになります。

読み方は「エーマイナー セブン」「ビーマイナーセブン フラットファイブ」になります。

5をフラットファイブと読みます。b5と書いてあるものもあります。

 

セブンスコード

 

まず初めにルートから七番目の音を足す、「セブンスコード」についてお話しします。

ポピュラーでは大変によく出てきます。一番よくハ長調で出てくるのはG7「ジー セブン」でしょうか。

 

まずはマイナーのコードの上に七番目の音を重ねますと、Cm7(シーマイナー セブン)というコードになります。そしてメジャーコードの上に七番目の音を重ねますとC7(シー セブン)になります。

 

この場合の七番目の音は、シb す。もしこれがただのシでしたら、Cm△7(シーマイナー メジャーセブン)になります。少しややこしいですが、Cmまでは同じです。違いは七番目の音が、ルートから短7度か長7度の違いだけなのです。そしてCm△7は、CmM7と表記されることもあります。

 

C7C3和音+7(7)

CM7C3和音+7(7)

という感じです。なのでC7Cメジャースケールの、

「ド ファ シ」 の中には無い、スケール外の音「シ♭」の音が入ります。

まとめ

 

 

このセブンスコードは、とても良い響きでぜひ弾いてみて下さい。もう一度まとめますと。

 

C7     ドミソb

C△7 またはCM7   ドミソ

 

Cm7   ドミbb

CmM7 またはCm△7ドミb

 

以上です。まだまだコードの種類はありますが大切な7thコードの間違えやすい部分についてお話しいたしました。ご理解いただけたら嬉しいです。そして何度もご説明いたしますので、ご安心ください。

 

ではまた。

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 コードの転回形について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、有難うございます。

 

朝晩の涼しさは快適ですが、日中はまだまだ暑いですね。

このように段々と秋になってなっていきます。あの眩しい夏はもう終わりです。そう思うと少し寂しいですが、毎年の暑すぎる夏は問題があると思います。

 

それは学校の体育の授業のことですが、「アラート」が出ますと、屋外での体育の授業はなくなるそうです。もちろん危険な暑さですから、するべきではないでしょうが、プールも禁止というのはお子さんにとってはつまらないですよね。

 

代わりの授業を体育館でおこなったりするのでしょうが、体育館もかなり暑いはずです。お子さんの成長や体力維持が健全に進むのか心配です。だって今は公園の遊具で遊ぶことも止められていると、聞きましたから。

 

さて前回のコードのお話はご理解いただけたでしょうか。このコード奏法は、まず自分が弾いてみないと理解が進みません。かといってひたすらコードだけを弾いていても、楽しくないですし手が馴染みませんので、ぜひ実際に曲を弾いてみると理解が深まります。

 

コードの転回形

 

今流行りの歌などによく出てくる分数コード。C/G など、ご覧になったことあるでしょうか。これはG分のCといい、Cコードをドミソではなく、ソドミで弾く、という指示です。

そしてこれこそが、転回形になります。コードは構成音が同じであるならば、ドミソの順番はミから始まってもソから始まっても良いのです。ここもコード奏法の良い点でしょう。

 

転回形の種類は

 

トライアドでは第2転回形までです。
第1転回形を分数コードにすると、C/Eになります。
分数コードになっていなくても転回形は使用できます。
もう一つ「オンコード」があります。
第1転回形をC on E」と表現します。第2転回形は、C on G
ただし、分数でE/Cと表記するのは、上下ともコードの「アッパー ストラクチャートライアド」がポリコードの場合ですのでオンコードと区別して下さい。

転回形の必要性

 

転回形を是非覚えて使っていただきたい理由は、楽に移動できるからでもあります。1曲にいくつものコードが使用されますが、その都度基本形を弾いていますと移動する距離が長く、ミスもしやすいです。なにより弾いている本人のためであり、聞いている方としても凸凹感がなくてスムースに聞こえます。

 

もちろんバキバキ感を出すべき曲の場合は基本形をガシガシ使うのも良いです。例えばすごく勇ましい曲とか、おどろおどろしい曲とか、あまりないかもですが、たまにありますから。

 

まとめ

 

トライアドにおける転回形でしたが、これが4和音になりますと転回形も増えていきますので、この3和音の転回形をしっかり実際に弾いてみて下さい。

 

馴染みのない英語が出てきますが、少しずつ慣れて下さい。大切なことは実際に弾いてみることです。弾けるようになると、難しいことは忘れますから。

 

ではまた。

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード奏法ピアノ教室。 一番の基礎であるトライアドについて。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧下さり、ありがとうございます。

 

台風が過ぎ去って蒸し暑さを感じる今日です。地域によっては大変な被害が出たようです。お見舞い申し上げます。

 

9月は一番台風が多くくる月ですから、これからも注意が必要ですね。

 

さあ本日も大切なコードのお話です。「トライアド」について解説しますが、これは日本語にすると3和音という意味になります。音が3つ同時に弾くことです。セブンスコードは4和音になります。

トライアド

 

トライアドと言わずに3和音でも良いのですが、アメリカ発祥のコードですので一応覚えておきましょう。

 

トライアドは代表的なものとしては、「メジャー トライアド と マイナー トライアド」があります。そのほかには「ディミニッシュ トライアド と オーギュメント トライアド」があります。

 

基本のメジャーとマイナーのトライアドでは異なる音は、サードのみです。「ドミソ」がメジャートライアドで「ド ミ♭ ソ」がマイナートライアドになります。

 

 

ルートと5thは変化しません。ですからメジャーとマイナートライアドでは大切な音は第3の音、サードに注意して下さい。

 

そして弾いてみるとその音色の違いが、はっきりとわかると思います。

 

ディミニッシュとオーギュメント

 

ディミニッシュ コードは減3和音のことで、オーギュメント コードは増3和音のことです。

以前に音程のところでお話しいたしましたが、音程には「長短増減」と「完全」がつきます。

 

先ほどのメジャーコードは、長3和音のことで、マイナーコードは、短3和音になります。そしてこの和音のルートから五番目の音は完全5度になっています。ドからソを「完全5度」離れていると言います。

 

そのソの音にシャープ#をつけたら、完全5度が広がって増5度になります。これがオーギュメントコードと呼ばれるものです。

 

逆にソのおとに♭をつけたら、完全5度から減5度になります。コードネームで言いますと、Cdim「シーディミニッシュ」となります。

augコードの構成音

ディミニッシュコードは4和音が基本ですので、ルートから3rdの間も短3度、3rdから5thの間も短3度、そして5thから7thの間も短3度になります。

少し注意が必要ですね。

 

・ルート音(根音)
・短3度
・減5度
・減7度

dimコードの構成音

 

まとめ

 

今回のトライアドは重要なのでよく理解しておいて下さい。これが分かれば、今後色々なテンションノートがついても理解できるようになります。

 

〜  お知らせ 〜

わたしの新刊「大人の初めてのコード奏法」が発売されました。

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ではまた。

 

 

 

 

 

 

シニアの初心者のためのコード弾きピアノ教室。 いよいよコードに迫って行きます。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

残暑厳しい毎日ですね。夏がずっと続いているような気持ちです。夏が好きな方は嬉しいのでしょうか。私は秋が恋しいです。

 

さて今まで音楽理論をわかりやすく解説してまいりました。なぜこれが必要かと言いますと、コードを理解するために必要なことなのです。

 

たまに理論抜き、楽譜なしでピアノを弾く、などという本などもありますが、内容を見ますと楽譜が出ていますし、仮に楽譜や理論がないと必ず限界が早くきます。

 

その時に理論や譜面を学んでも良いですが、かなり遠回りになってしまいそうです。理論や譜面は一生物ですから、何度も読んで少しずつでも覚えてくださいね。

 

コードを構成する音

 

コードは3つ以上の音を同時に弾くことです。そしてその構成音のことをこれからお話しいたします。

 

ここにCG、2つのコードがあります。どちらも基本形です。

Cは、下からドミソですね。この基本形の時の「ド」をルートと呼びます。そして「ミ」をサードといい、「ソ」をフィフスと言います。

 

全て英語読みですが、これはコードがアメリカで開発されたものなので慣れて下さいね。

どれも日本語にすると、「根音」「三番目の音」「五番目の音」という意味です。

 

この上にさらに音を重ねて行きますと、「セブンス」「ナインス」「イレブンス」となり

七番目の音、九番目音、十一番目の音、とどんどん積み重ねて行きます。

 

ではその音に#や♭がついたらどう呼ぶのでしょうか。

Cコードの時には、♭ミ、♭ソなどを、フラットサード、フラットフィフスなどと言います。

 

メジャーセブンスとフラットセブン

 

一番よく出てくるのは、セブンスコードの時の、メジャーセブンスまたはフラットセブンスでしょうか。

セブンスコードは、トライアドコード(構成音は「Root / 3rd / 5th」)に、セブンスの音を追加した、四和音のコードです。

これはCメジャーセブンのコードの構成音です。全て白鍵のコードです。この七番目の音をフラットセブンにすると、

Cセブンになります。書き方は「C7」になります。構成音はドミソシ♭になります。どちらもよく出てきますが、C7の方がよく出てきます。

このようにセブンスコードは七番目の音がルートから数えて、長7度、短7度によって大きく音色が異なってきます。実際に弾いてみるとよくわかると思います。そしてこの場合七番目の音以外は全く同じなのが特徴です。

まとめ

 

 

 

色々なセブンスコードや11thコードなども、基本のトライアドに音を積み重ねていくものです。とにかく基本が理解できれば13thコードも理解できます。

 

ですから繰り返し基本のコードを弾いて行きましょう。そして1つコード表があると便利ですね。今はネット上に優れたコードの一覧表なども見受けられます。それらを活用するのも良いですね。

 

〜 おしらせ 〜

私の新刊「大人の初めてのコード奏法」が発売されました。

全く初めての方でもコード奏法が楽しめるように、基礎から理論も含めて全8曲解説つきです。

8曲全てQRコードにて動画を見て練習できるようになっています。

 

ではまた。

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 いよいよコードについて解説です。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

 

 

今日は少し涼しくて、もう夏は終わったみたいな感じです。明日少し暑そうですが、だんだんと暑さが和らいで、秋に向かっていくのですね。

 

暑さが苦手な私にとっては、これからが活動期に入ります。伸び放題になってしまった庭の草の手入れや、もはや木のようになってしまった草を伐採いたします。

 

そして芸術の秋もやってきます。様々なジャンルのアーティストがコンサートを開くことでしょう。できたら見に行きたいと思っています。

 

みなさんの秋の計画などありますか。意外と夏の計画は立てるけど、それ以外の季節の計画って立てなくないですか? 私は計画を立てるのが好きです、そして実行できることはよくて6割ぐらいでしょうか。 それでも計画を立てないよりはベターに感じます。

 

コードとは

 

コードは「ジェリー ロール モートン」が発明したと言われています。おそらく1900年代以降に誕生したと思われます。その後ジャズの流行により瞬く間に世界に広がって行きました。

 

和声はヨーロッパの「ドイツ和声学」が最も有名ですが、その後フランス近代和声へと変化して行きました。このフランス近代和声の代表的な作曲家としては、クロード アシル ドビュッシーが挙げられます。

 

彼はフランスのパリで開催された「万国博覧会」にて生まれて初めて、黒人音楽(JAZZのこと)を聴き衝撃を受け、のちの彼の作品の中にかなり、テーマや作風にジャズを取り入れています。

 

コード(和音)は音階上の音を、一つおきに3つ以上同時に弾くことです。

 

 

コードはアメリカで開発されたために、英語で表現されます。たとえば音階はスケール、3つの音を同時に弾く和音を「トライアド」などと言いますので、それに少しなれた方が混乱しないとおっもいます。

 

3和音と4和音

 

音が3つの3和音はクラシック音楽で大半を占める和音でしたが、「コード」として使用される場合は4和音がかなり多くなります。それがセブンスコードですね。

 

「CM7(シーメジャーセブンス)」のようなコードがセブンスコードにあたります(以下図)。

 

図のように一つおきに音を重ねていくことは基本的に変わりません。ドから数えて七番目の音はシになりますので、七番目を含む和音としてセブンスコードと言います。

 

そしてこの七番目の音を半音下げると、C7(シーセブン)になります。何が違うかと言いますと、七番目の音がルート(根音)、「赤い印のドの音」から短7度がC7で、長7度がCM7になります。

 

ここまで大丈夫でしょうか。

 

まとめ

 

このコードの理解は「音程」「度数」がわかっていないと、進みません。もちろんコード名と鍵盤上の和音をまる覚えするのも、良いですが理屈がわかりませんと、少し苦しいです。

 

セブンスコードは音色が豊かで感情を掻き立てることすらあります。ですから皆さんもぜひセブンスコードを実際に弾いてみてください。

 

〜お知らせ〜

 

私の新刊「大人の初めてのコード奏法」がkindlekがら出版されています。

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よろしかったらどうぞ。

 

ではまた。

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 異名同音について。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧くださり、ありがとうございます。

一昨日はスーパーブルームーンだったそうですが、私は月を当日見ませんでした。皆さんはご覧になりましたか?

 

昨夜用事で外に出てびっくり「え〜っ、デカい月!」。 かなり驚きました。 オレンジ色にひかる大きな月が少し奇妙に見えました。何かアニメの世界にいるような感覚でした。

 

ではここで名曲「ブルームーン」をどうぞ。

 

 

やっぱり幻想的な映像ですね。

 

 

異名同音とは

 

異名同音とは字の通り、異なる名前で同じ音、と言う意味です。音楽ではよくあることです。

 

 

上の鍵盤を見ますと、黒鍵に音名が2個ついています。これが異名同音です。

ドの#の音と、レの♭の音は、全く同じ音です。

 

ではどのように使い分けているのかと言いますと、一応のルールはありますが厳格ではありません。たとえば#系の曲、ト長調とか#2つのニ長調とかの曲の中で、音がどんどん半音階で上がっていく時には迷いなく#を使います。

 

そして♭系の曲の中で半音階で下がっていく時には、♭を使います。これらは大変に自然なことで、#が半音上る印、♭が半音下がる印、と覚えている私たちにとっても、なんの抵抗もありません。

 

音程を変化させるもの

 

曲中で臨時記号として#や♭がよく出てきます。この場合は臨時ですから、その小節だけが臨時に#したり、♭したりします。次の小節に入ったら、#や♭は無しになります。元に戻る印としてナチュラル

 

 

変化記号

まとめますと以下のようになります。

下記に示すシャープフラットナチュラルを変化記号と言って、これらの記号がついた音符は、次のように演奏します。

pi1_3_1

 

まとめ

 

昔ブラスバンドの曲は元気の出る#系の曲が多い、と聞いていましたが、実際はそのようなことはなく、楽器の性質上♭のついた曲が多いです。

 

#の曲が元気の出る雰囲気を出すのでしょうか。それとも♭のイメージがなんとなくおとなしい感じがするのでしょうか。

 

ピアノ曲を多く残しているショパンの曲には、#がたくさんついた曲、そしてがたくさんついた曲があります。譜面を見た瞬間に受ける印象は、人様々でしょうが私も♭が多いとメランコリックな曲を連想してしまいます。

 

〜お知らせ〜

 

私の新刊「大人の初めてのコード奏法」がAmazonより、発売されました。

現在は期間限定中になっています。(割引価格になっています。)残り5日間だそうです。

電子版とペーパーバックがあります。

 

全8曲全て解説付きで、QRコードから参考動画がご覧になれます。収録曲は、

「雪山讃歌」「故郷」「茶色の小瓶」「もみじ」「ブラームスの子守唄」「聖者の行進」「荒城の月」「アメージング グレイス」

です。音楽理論も前半にしっかりと説明していますので、安心です。

解説を読みQRコードで演奏を見ながら練習しますと、効果的だと思います。

 

よろしかったらどうぞ。

 

ではまた。

 

シニアの初心者の為のコード弾きピアノ教室。 音程の続き。 短長増減などについて。

皆さんこんにちは、お元気ですか。

いつもこのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

昨日買い物に出かけましたら、お子さんや家族の姿はもうなく、ショッピング モール内も平日のためか閑散としていました。

 

なんとなく寂しい感じもしましたが、皆さんそれぞれの持ち場に帰って、また勉強や仕事を再開する時期になったのですね。 頑張ってくださいね。

 

さあ本日は音程の続きですが、ここでつまづかないようにしてください。これは音大生でも間違えやすいところですから。

 

音程

 

音程は2つの音の度数(ディグリー)で表現します。ここでまた黒鍵のことが関わってきます。

音程の一覧

 

前回は「長短」の違いを鍵盤の発見と黒鍵を数えて説明いたしました。これ以外に「完全」とか「減」増が、音程には出てきます。これも黒鍵との関係があります。

 

まず上の表の2度と3度は前回同様、鍵盤の半音を一つずつ数えることでご理解いただけたかと思います。では4度と増4度はなぜこのような呼び方なのでしょうか。

 

 

完全4度と増4度

 

鍵盤を見て分かる通り、ドからファには黒鍵のない「ミファ」が含まれます。同様にレ〜ソ、ミ〜ラ、にも「ミファ」が含まれますが、「ファ〜シ」はありません。この音程が「増4度」になります。

 

この4度では長短は使いません。「完全」または「増減」で表現します。これは次の5度も同様です。

この4度と5度が他と違っていることを覚えておいてください。

 

後の6度と7度は「長短」で表現します。

 

臨時記号

 

音程は臨時記号により、長くなったり短くなったりします。「長短」で表した3度や6度も臨時記号でもっと音程が広くなったり、狭くなったりします。その時には短からさらに短い減になります。そして長音程から増音程になってしまいます。

 

たとえばドからレは長2度ですが「ドからレ#」になりますと、増2度になります。この辺りが少し

トリッキーな感じかします。

 

まとめ

 

 

なぜこの音程の知識が必要かと言いますと、「コード」の構成に関係してくるからです。なぜマイナーコードやメジャーコードがあるのか、それはこの音程が関係しています。

 

そしてコード奏法を実践していきますと、それぞれのコードの響きから、そのコードが長3和音(メジャーコード)だとか、減3和音(ディミニッシュ コード)であるとかが、耳から感じられてきます。

 

ですから曲を通じていろいろなコードを弾くことが大切なのです。でも楽しいですから大丈夫です。

 

〜お知らせ〜

私の新刊「大人の初めてのコード奏法」が発売になりました。これは電子書籍ですが、ペーパーバックも近日中にリリースされます。

全8曲、解説付きでQRコードで参考動画もご覧になれ、動画を見ながら練習ができます。

独学にもぴったりです。

 

ではまた。