皆さんこんにちは。お元気ですか。
お盆の季節も今日で終わりますね。暑い夏もお盆を過ぎると、朝晩が幾分楽に感じられます。
ですが、大雨が続き日本列島が雨雲に覆われて、「涼しいお盆」でした。
私は雨の中お墓参りに行きましたよ。その時は私一人がそのお寺さんの墓地にいました。
そうですね、この雨ではなかなかお参りも躊躇しますね。
一人っきりでしたから、お墓に向かって亡き父や母、祖母やあったことのない祖父に向かって
話しかけました(マスクしないで)。「ありがとう!」って以外、なんて話しかけて良いのか
わからなくなり、「なんとか頑張っているよ」などと語り、お墓を後にしました。
例えお墓にゆけなくても、故人の生前好きだった食べ物などをお供えすると、食べに来るそうです。
声に出して話しかければ、思いが伝わるそうですよ。そう聞いて私も、ふと自分の両親の好物は
何だったか思い出し、買い求めにゆきました。スーパーにありました。ぼた餅と梨は父の好物
でも母の好物を思い出せないのです。う〜ん、次の秋のお彼岸までに思い出します。
さあ本日の曲は「二人でお茶を」をお送りいたします。
今は素敵なカフェがたくさんありますね。ゆっくりお茶をするのもたまには良いものです。
二人でお茶を
この歌声は、ニック・デカロです。
素敵な声ですね。お写真を見ると、想像ができないような甘くて繊細な歌いっぷり。
ドリス・デイの歌もありますが、なぜか途中からの歌詞になっていましたので、
今回はこちらを選びました。一人コーラスも素晴らしい。
1925年のミュージカル「ノー・ノー・ナネット」のために書かれました。
同年、マリオン・ハリスが歌ったレコードが全米1位を記録しました。
ミュージカルは50年にドリス・デイ主演で「二人でお茶を」のタイトルで映画化され
日本ではお馴染みになりました。
歌詞と和訳
Tea for two
作曲 Vincent Youmans 作詞 Irving Caesar
Verse
I’m discontented with homes that I’ve rented
借りた部屋が気に入らなくて
So I have invented my own
それで想像してみたの
Darling, this place is a lover’s oasis
ねえあなた、此処は恋人のためのオアシスよ
Where life’s weary chase is unknown
うんざりした日々の追われというのは聞いたこともない
Far from the cry of the city
都市の悲鳴から遠く離れて
Where flowers pretty caress the stream
小川辺にお花がたくさん咲いてるところ
Cozy to hide in, to live side by side in
潜んで二人で一緒に過ごせて、居心地がいいところ
Don’t let it abide in my dream
そういう場所を夢にとどまらせたくないわ
Chorus
Picture me upon your knee
あなたの膝の上に座ってる私を想像してみて
Just tea for two
二人のためのお茶
And two for tea
そして二人でお茶を
Just me for you
私はあなたのもの
And you for me alone
そしてあなたは私のもので二人きり
Nobody near us to see us or hear us
近くには誰も居なく見られたり聞かれたりしない
No friends or relations
On weekend vacations
週末の休みに友達や知り合いも会わない
We won’t have it known
That we own a telephone, dear
電話なんて全然入らないのよ
Day will break and I’ll wake
夜が明け、目覚めて
And start to bake a sugar cake
シュガーケーキを焼き始めるだろう
For you to take for all the boys to see
あなたの友達に自慢できるように
We will raise a family
私達は家族を持つだろう
A boy for you
あなたに息子を
And a girl for me
私に娘を
Can’t you see how happy we would be
きっと幸せになるにちがいない
なるほど、この歌は「求愛」しているのですね。
しかも都会の喧騒から離れて静かなところに住みたい、と歌っています。
現在東京都内から近隣の県に移住希望者が多い、そうですねえ。
都心に住む意味が少し変わりましたからね。
私は田舎暮らしを満喫しています。
コード進行
このコード進行もドリス・デイの歌のように途中からになっています。
そちらの方が主流なのでしょうか。
付点のリズムが、楽しさを表現していますね。
まとめ
「お茶」と一言で言いますが、日本では「茶道」というものがあり、そこに集う人たちは
いわゆる政界、財界の方達であったわけです。そしてそれを継承して行ったのは男性たちです。
今は女性が多く嗜むようですが。その頃は、腰の刀をひとまず置いて、ゆっくりと一服のお茶を
いただくので、危険が伴ったそうです。命がけですね。
フランスでも「カフェ」に集う、音楽家や芸術家の話をよく聞きます。かつて文豪や作曲家が
集った有名なカフェに私もいつか行ってみたいです。
ではまた。