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曲の使用料
私が前回のブログ内で「ピアノ教室の先生の演奏には著作権料が加わる」
という内容のブログを書きました。そうです長いこと裁判がありました。最高裁の結果は
「子供の演奏は練習とみなし曲の使用料を払わなくても良い」というものでした。
ここでいう子供とは生徒さんのことです。
かなり曖昧な線引きで終わりましたので、私を含め多くのピアノ教室の先生たちは
「う〜ん、なんだかね〜。」という思いでしょう。
多くの日本国内の楽曲(主に歌)を取り扱っているJASRAC側としては、
(曲の使用料を払ってもらいたい)という主張ですね。確かに多くのピアノ教室で、
アニメの曲や映画音楽を取り扱っています。生徒さんたちはその曲が好きで、
弾きたいという気持ちで練習をします。 少し難しくても頑張れるのはその曲が好きだからです。
純粋な気持ちで一生懸命練習する姿は美しいですよ。ですが大人の事情が入ってきたわけです。
まあ、素晴らしい曲を演奏させていただいている、と思えば何とか私も納得はできます。が
一人で自宅でひっそりと弾くのも有料かと思うと、少し寂しい気持ちです。
音楽の未来
昔から「ピアノを習うと頭が良くなる」などと少し、都市伝説的なことを言われてきました。
生きている状態の人間の脳内を観察することができなかった昔と違い、
今ではMRI などの医療機器の進歩により、演奏中の脳内も見ることができます。
その結果、やっぱり脳は音楽が大好きであることがわかっています。
子供の頭脳開発、脳の老化防止など、「音楽することで一生頭は進化する」というのです。
人類の歴史から
私たちの祖先である、クロマニョン人とか、ネアンデルタール人の遺跡を調査しますと、
クロマニョン人の遺跡からは石器時代に、穴が開けられ加工されたマンモスの牙や、
ハゲワシの骨が出てきたそうです。その後の研究でそれは世界最古のフルートだったことが判明したそうです。
一方ほぼ同時期に同じヨーロッパに分布していたネアンデルタール人は絶滅して、
彼らの遺跡からは音楽や楽器に関する考古学的証拠は発見されていないそうです。
まとめ
音楽を楽しむことは、「余裕のある人がやること」でも何でもありません。
クロマニョン人の生活は毎日生きるか死ぬかの連続であったに違いありません。
でもその中に音を楽しむ心があったのですね。
いえむしろ無くてはならない状況だったかもしれません。気を抜いていたら大型の肉食動物に、
やられてしまいますからね。でも音を奏でているときは勇気が湧いたり、心を穏やかにできたりしたのでしょうね。
楽器を作り音楽を楽しんでいた私たちの先祖「ホモ・サピエンス」だけが生き残りました。
私たちが音楽を好むのも当然ですね。
ではまた。